半月は弦月(こげつ)とか、弓張月ともいいます。
今日の半月は上弦です。
正確な時刻は 17時31分でした。
上弦の月とは満月に向かう時の半月のことで、新月に向かう時の半月は下弦の月といいます。
月を弓にたとえ、文字通り弦が上を向いているから上弦の月と呼ぶのだと思うのですが、
実際に見える弦の向きは、月を見る時刻によって変わります。
4月7日15時30分頃 南東の空の上弦の月

4月7日18時、南の空の 上弦の月

弦が上を向くのは西の空に傾きかけた頃からですね。
4月7日20時30分、西の空の上弦の月

半月の時、地球と月の角度は90度。
上弦の月は、昼頃に東の空から上り、夕方に南の空に正中し、夜には南西から西の空に美しく輝きます。
そして、深夜12時頃には沈みます。
お月見は、平安時代に中国から日本に入ってきた風習と言われていますが、
上弦の月という呼び方も、5世紀ごろの中国の書物に書かれていたそうですよ。
今日は、木星と月も近づきました。
雲が出ていなければ、この時間の西の空が賑やかですよ。

上弦の月と星々のコラボレーションは美しいですね。
月にたくさんの呼び方があるように、きっと、この光景も、古代から人々を魅了してきたことでしょう。
実は、今日の夕方の、西の空も美しかったんです。

午後6時10分、この時間、いつも夕日に輝く飛行機雲が見えるのですが、
今日は、その姿をカメラにおさめることができました。
こうして空をゆっくり眺められるのは、心に余裕が出来たからですね。