トップアスリートの影に、名コーチあり① | みそさざいのブログ

みそさざいのブログ

このブログは素人の日記です(*v.v)
羽生選手の大ファンで選手として人として尊敬しています
大好きです
満月新月にも記事を書いておりましたが、そちらは今は休んでおります。
プロ転向以降、ブログの更新は少なくなりましたが現在も継続応援中です。


 
トップアスリートの影には、必ず名コーチがいます。

これは、フィギアスケートに限ったことではありません。
どんなスポーツにおいても、その道の天才がみんな、自動的にトップアスリートになるわけではありませんよね。
名コーチと巡り合えて初めて選手は開花するものだと思います。

例えば、元マラソン選手の高橋尚子さんと小出義雄監督、競泳の北島康介選手と平井伯昌監督・・・・・・

(小出監督、平井監督については後日ふれられれば記事にする予定です。)

そして、SB食品陸上部の黄金期を支えた故中村清監督。
お若い方は、御存じないかもしれませんが、マラソンの佐々木七重選手、瀬古利彦選手を育てた方ですね。
えっ?
こちらも御存じない?

私は瀬古選手の大ファンでした。
瀬古選手といえば、ラストスパートが印象的でカッコとっても良­かったんですよ。
この辺でスパートするかなぁ?そろそろかなって・・・・
当時、中学生か高校生?だった私は、いつもテレビの前に釘付けでドキドキしながら見ていました。
wikipedia瀬古利彦へリンクします。

参照SB食品陸上部のあゆみ 

実はSB食品陸上部が2013年3月31日をもって廃部となります。
それを知ってから、残念で残念で仕方なく、何かの形でブログで紹介したいとず~っと思っていましたが、なかなか記事にできずに今頃となってしまいました。
それも、こんな付け足しの記事でSB食品様、誠に申し訳ありません。
私、駅伝やマラソンを見るの大好きなんです。
選手の皆さん今まで、本当にありがとうございました。

そして、晩年の中村監督のエピソードです。
年老いてからも練習に必ず顔を出し、練習開始から終了の挨拶まで、ずっとグラウンドを離れることはなかったそうです。
長い間、糖尿病を病み、がん宣告を受けても尚、その日課は変わらなかったといいます。
ある雨の日の練習の時、よろけて尻餅をつき、そのまま立ち上がれずに選手達の走る姿を見ていたこともあったそうです。
その指導スタイルから、旧時代の代表と言われることもあったそうですが、間違いなく選手たちの信頼を得ていたことでしょう。
天才は有限、努力は無限」、「若くして流さぬ汗は、年老いて涙となる」は名言ですね。



ところで、羽生結弦選手のコーチの、ブライアン・オーサー氏。

1984年のサラエボ、1988年のカルガリーオリンピックの銀メダリストで、現役時代はジャンプ、のみならず表現力の両方を持ち合わせた選手として知られていました。
彼が「ミスター・トリプルアクセル」と呼ばれていたのは有名な話ですね。

必ずしもコーチ経験が豊富ではなかった2007年からキムヨナの指導を始め、わわずか3年、2010年のバンクーバーで金メダルを獲得できた強運のコーチといえます。
キムヨナとは後味の悪い形でのコンビ解消となっていますし、ゆづもキムヨナを引き合いに出されるのは嫌でしょうから、これ以上は触れません。

私が、今回書きたかったのは、ブライアン・オーサー氏のこの度の世界選手権での名言。

ゆづにかけた言葉です。
皆さんも既によくご存じのあの言葉です。
 
『直前の1カ月間、練習が出来ていなくても、積み重ねてきた1年間の練習は消えない』


「『ショートとは別の試合だ』と思うことで気持ちが落ち着いて、それに相反するけれど、ショートの悔しさをぶつける気持ちを糧にして闘いました。
ブライアン(オーサーコーチ)は、
『この1カ月は練習出来ていなくても、1年間の練習は消えない』
と言って励ましてくれました。
色んな人からの心のケアのおかげで今日は闘えたんです。
本当にみんなに感謝しています」
ゆづの言葉です。

canonスポーツライター野口美恵のプレスルーム開催地レポート参照
怪我に耐えた羽生「悔しさを糧に戦った」へリンク


それにしても、ブライアンオーサー氏は、さすがです。
羽生結弦という船の舵取りを立派にやってのけました。
羽生結弦号は2か所も故障していて傷だらけの船でしたから、いつ遭難してもおかしくない状況・・・・
今だから書きますが、素人の私は船が沈没するんじゃないかと、最悪の状況まで勝手に想像して、うろたえていましたよ。

私がここでいうまでもなく、彼は名コーチです。

先のあの言葉。
まささんの3月17日のブログでも次のように紹介されていました。

腱(けん)を痛めた左膝」は、大会直前になっても1日10分程度しかジャンプの練習ができないほどの重症。SPは明らかに本来の切れを欠いた滑りで9位に終わった。
1日空いて迎えたフリー。
ブライアン・オーサーコーチは、朝の練習と本番前の2度、羽生に同じ言葉をかけた。
 
 「シーズン全体を見なさい。直前の2週間で練習できなくても、その前に何カ月も重ねてきた練習はなくならない」
 

ゆづは、この言葉で、心を落ち着かせて、プレッシャーや不安に勝てたのでしょうね。 

まさに、トップアスリートの陰に名コーチありです。