連続テレビ小説 オードリー 再放送 ③
撮影所で美月は迷子になったけれど、無事君ちゃんと一緒に「椿屋」へ帰る
ことが出来た。「椿屋」では、パパ、ママ、お母ちゃまが心配して大騒ぎの
真っ最中だった。
クリキンのキリンさん、(付き人としてついている大部屋俳優の)クマさん
、おウマさん、、、撮影所が動物園みたいにあまりに楽しかったので、美月
は ” 明日から幼稚園行くわって君ちゃんと約束してん ” とママ達に告げた。
↑ ↑
キリンさん おウマさん
それにしても楽しかったと、、、
「椿屋」へ帰ってからも、思い出すのは撮影所のことばかり。
強くてとってもカッコいいキリンさん
たとえば、キリンさんがクマさんを
こんな風にやっつけて、、
カッコよかったなぁ~~!
翌日の美月は元気に登園していったが、相変わらず美月の気持ち
にも気付かず思い通りに行動するパパとは口を利かなくなり、次
第にパパとの間に違和感を感じながら成長していった。
映画界では
昭和37年1月に公開された黒沢 明の「椿 三十郎」によって時代
劇は一変した。舞うような美しい殺陣は姿を消し、リアルな殺陣が
主流となっていく。
テレビでも、黒沢時代劇に影響を受けた「3匹の侍」が大ヒット。
(ナレーションより)
大河ドラマ第2弾「赤穂浪士」には、ついに映画スター・長谷川
一夫が登場。テレビの時代がやって来た。一方、映画の観客動員
数は、33年のピークからわずか5年で一気に半減。 (同)
陸奥(みちのく)に 流れ流れて一の関
五月雨兵馬の必殺殺法 見事受けてみよ
”21世紀までテレビの時代はけえへん” と豪語していた黒田社長
の読みは大きく外れた。
そしてその頃、
美月は、京西女子大付属小学校の5年生になり、毎日お母ちゃまの
自家用車で送り迎えされていた。
大京映画黒田社長の苦悩は続く。