舟木さんゆかりの江戸巡り~芝~ | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

                 舟木さんゆかりの江戸巡り
 
                      ~ 芝 ~
 
 
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         「火消し若衆」
                    昭和40年1月発売
         作詞:阿部幸子
         作曲:遠藤 実
 
   ♪  火事とけんかと 一番まとい  
       そいつはおいらに 
       まかせておきな まかせておきな
              白に黒文字 め組のとび衆
       いきでいなせで 男っぷりなら
       エー日本一 
       エンヤラヤレコノ 日本一     
            
 
       ♪  江戸の自慢は とび衆の木やり
       火の見やぐらの
       上から聞かそ 上から聞かそ
         ~  ~  ~
               ~ ~ ~     
                                                                                                                                                         (芝増上寺一帯は、江戸城のかなり南に位置する)
 
   「火事と喧嘩は江戸の華」・・・だったらしい。
 
   火事の多発する江戸の町を、火災から守った町火消し。
   燃え盛る炎の迫り来る屋根の上で、降りかかる火の粉をものともせず、組の威信をかけて一番纏いを
   振り続ける纏い持ち。もちろん他の組との先陣争いもあったことだろう。
   その組のシンボルである纏いをいち早く屋根に掲げて、火消しに命をかけている組の存在を示すわけ
   だから、纏い持ちこそは、その組ナンバーワンが選ばれるのだ。
   大抵、高所での仕事はお手のもののイケメンの鳶の若い衆が選ばれて、みんなの憧れの的だったそうな。
   威勢のいい憧れの的は選ばれた者、花形スター、アイドルである。
 
   め組の火消し若衆も、もちろん♪ 粋でいなせで 男っぷりなら 日本一 だったはず。
   
 
   江戸の町火消しの制度は、大岡越前守忠相が考案したということだが、墨田川以西は「いろは48組」
   として組織された。
   め組の担当地域は、芝増上寺中門前辺り、浜松町などで人足は約240人。
   後の「め組の喧嘩」が歌舞伎に仕立てられ、その威勢のよさで ”火消しといえばめ組” ということに
   なっていったらしい。
 
   そこで、め組が活躍した芝一帯を、♪ 粋でいなせな 男っぷりなら日本一  の舟木さんのよう
   にはいかないが、せめて木遣りくずしのお囃子でも口ずさみながら歩いてみよう。
 
                ♪ エンヤラヤレコノ ~ 日本一 ~♪
 
 
 
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   浄土宗大本山 増上寺 
   三解脱門(さんげだつもん 重要文化財)
 
   車の行き来は激しいが、道行く人々に
   威風堂々とした姿を見せている。
 
   増上寺は徳川家の菩提寺。
   さすが立派なお寺である。
 
 
 
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                      大殿(だいでん)
                      ご本尊の阿弥陀如来が
                      祀られている。
 
                                                    
 
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   増上寺近くの芝大神宮
 
  鳶頭と力士とのトラブルである
  「め組の喧嘩」は、自然に半鐘
    が鳴ったのが発端らしい。
 
  その半鐘は、普段は展示され
     ていなかったので見られなか
     ったが、例年2月の節分に行
     われる 「 め組の半鐘祭り 」
     には展示されるということだ。
 
 
 
 
 
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   芝大神宮の境内には、相撲、芝居小屋、見世物
   がかかり、庶民の憩いの場として親しまれたとい
   うことだ。  (パンフレットより)                                                               
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         階段上にある「め組」 の阿吽  
 
 
 
  「芝大神宮」の案内、説明文
  大門や増上寺を正面に見る大通りの歩道には、浮世絵のこんな粋な案内版がある。

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                   芝「大門」 の案内版               
 
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                                                                        この奥が増上寺三解脱門となる                                      
 
   「大門」への信号を渡る手前の広場には・・・

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  「ペルリ提督」がこちらを・・・
 
  サングラスをかけているわけではない
  が、こんなお顔に写ってしまった。
 
  「開国後、日本はどうなったかね。」と厳
    しい視線を向けているような気が、、、。
 
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     向かいには、ペリーさんの黒船来航から7年後のことを
     記念する、こんな碑が建てられていた。   
  
 
       火事の多かった江戸の人々の憧れの的
      カッコいいヒーロー 、花形のイケメンアイドル  纏い持ち
 
      め組の火消し若衆、纏い持ちならそれこそナンバーワンだ!
      しかし、江戸の子どもたちの一番人気は最大人足数を誇る「よ組」(約720人)だったとか。
      「よ組」の担当地域は神田明神下界隈、平次親分とお静さんの住んでいる町内だ。
         銭形の親分も火消しも、神田明神下界隈にはお江戸の人気者がいたってこと、何となく嬉しいね。
 
      「に組」の火消し若衆なら野狐三次ということになる。
 
      「め組」の火消し若衆を訪ねたなら、「に組」の火消し若衆だってお訪ねしなきゃなるまい。
      それにぺりーさんの視線がちょっと怖いので、もう少し太平の江戸時代にとどまっていたい思いもある。
       舟木さんも声を低くして歌われているが(「喧嘩鳶」)、「に組の火消し若衆 野狐三次」を訪ねたなら
      一体どうなっていくことか、不安半分だが、ともかくこれから出かけてみることとしよう。