舟木さんゆかりの江戸巡り~雑司が谷~ | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

                 舟木さんゆかりの江戸巡り
 
                     ~ 雑司が谷 ~ 
 
    お江戸巡りは一心太助のごとく、
    深川の八幡様から湯島の天神様、次は入谷の鬼子母神・・・のはずだった。
 
    ところが、鬼子母神といえば雑司が谷の”すすきみみずく”が有名なところ、ここしかないと            すっかり思い込んでいて、見事に間違えてしまった!
    太助さんが行くのは入谷の鬼子母神であって、雑司が谷の鬼子母神ではなかったのだ!!
 
    江戸で有名な鬼子母神が二つあったなんて、知りませんでしたぁ~~。
 
     
 
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簡単に言うと、上野(入谷)に行くべきところ、池袋(雑司が谷)に行ってしまった、ということになる。
 
 
     東京のことを大して知らないままに住み続けているから、”都電荒川線にある鬼子母神前”が「恐
     れ入谷の鬼子母神」と同じだと思い込んでしまった。湯島の天神様からも雑司が谷の方が行き易
          い ルートだったこともあるが、台東区も豊島区も一緒にしてしまった。 これはとんだ失敗だ!!                        
          しかし、入谷の鬼子母神は又の機会にお参りするとして、せっかく雑司が谷付近を訪ねたのだか
          ら気を取り直して、こちらの鬼子母神も少しご紹介させていただこう。                               
いつの世も親(特に母)の子に寄せる情愛の深さを思えば、太助さんからも ”鬼子母神なら入谷
     も雑司が谷も構やしねえよ”と、きっとお許しがあるように思えるから。                                                                                                            
 
                           
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      都電荒川線「鬼子母神前」を下車
   雑司が谷の鬼子母神(法明寺)入り口
 
 
 

                                                                           ここから境内へ
 
 
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  雑司が谷の鬼子母神の「鬼」の字には、角(ノ・・つの)が無い。
 
  ご本尊が菩薩形の美しいお姿だから、ということらしいが、
  安産、子育ての神様に、怖い「鬼」の字はやはり相応しく無い
  のかも。    
 
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  魔除けの「すすきみみずく」は、やはり季節ものだからなのか
  見当たらなかったが、境内には幸せを運ぶ「みみずく」の母子
  が可愛い目をしてとまっていた。
  
 
 
 
   雑司が谷鬼子母神から十数分のところに、著名人も眠ることで知られる「都立雑司が谷霊園」がある。
   せっかく近くまで来たのだからと、こちらへも足を伸ばしてみたら・・・
 
 
   管理事務所に地図を戴きに向かっている途中、「うわあぁ~何という巡り合わせ!」というようなことが・・・
 
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                       舟木さんが敬愛する大先輩、大川橋蔵さんがここに眠っておられたなんて・・・。
 
 
  テレビ版「銭形平次」の主題歌を歌わせていただき、888回舟木さんの歌が流れたご縁。
  30周年で全国を歌とお芝居で回ったときの演目である「銭形平次」
  今やコンサートでのスタンディング曲の定番「銭形平次」
  その他数々、橋蔵平次親分に言葉では言えないくらいお世話になっている舟木平次親分。
 
  そんな橋蔵さんが、もし寂しくここに眠っておられるとしたら、(橋蔵さんのためにも舟木さんのためにも)
  ちょっとかなわないな、、と少し不安も覚えながら探し宛てると、墓前にはつい数日前お参りされたような
  お花がお供えされていた。
 
  お身内の方か、古くからの橋蔵さんファンの方か。
  あるいはどなたかゆかりの方が定期的にお参りされているものなのか?
  何にせよ、橋蔵さんは本名で眠っておられたし、決して仰々しい墓碑ではなかったけれど、どなたかの
  お参りとお世話を受けておられる感じがした。寂しく一人という感じではなかった。
  芸能界での大恩人であり、舟木さんによくしてくださった、そして今でも恩恵に与っている橋蔵さんのことは、
  何だか”昔時代劇で活躍した俳優さん”だけでは済まされない気持ちになってくる。
  ” あ~よかった。安心しました。この静かな地でどうぞ安らかに御休み下さい。そして舟木一夫さんのこと、
  ずっとずっと最後まで見守って下さいね。「銭形平次」は今も生きていますからね。”
                         
 
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      大川橋蔵さんの墓地入り口の案内があったすぐ横に
      少し古びた泉鏡花の墓地入り口の案内が・・。
 
      さっき、湯島天神で「筆塚」を知って驚いてきたばかり
      なのに、今度は墓碑にまで出会えるなんて、何という
      巡り合わせだろう。  
 
      しかも、橋蔵さんとちょうど背中合わせになった位置で
      ある。 日本文学史に必ず出てくる明治の作家のお墓
      は、それなりの歳月も経ているが、かなり大きな墓碑で
      あった。 墓前にはやはりお花が供えられていた。
      4~5日前かと思われたが、鏡花文学のファンがお供え
      されたのかも知れない。   
   
                             
      
   墓前にお供えがなく、長らくお参りの方も訪ねてはいないのかしら、と思われる墓石もたくさんある中で、
   共にお花がお供えしてあったことに、何だかほっと安堵した。  
 
   広大な都立雑司が谷霊園には、作家、文学者など歴史上著名な方がたくさん眠っている。
   戴いたMAPの中に、夏目漱石、永井荷風、竹久夢二、サトウハチロー、島村抱月、ジョン万次郎の名前。
   今回の出会い、、泉鏡花、、、それに、川口松太郎さんもここに御休みであるらしい。
 
 
   舟木さんの一心太助の歌につられてお江戸を巡ってみたら、こんなにも沢山のことに出遭ってしまった。 
   知らないことの連続で、その度に” あれ~ そうだったの~? ” と驚く小さな旅は、多少間違うくらいが
   丁度良いのかも知れない。
   いや、この思いがけない発見と楽しさは、間違えたからこそ出会えたようなものである。
   終わりよければ全てよし、としてこれからもどんどんお江戸巡りに出かけていこう。