舟木一夫新春特別公演千秋楽
「銭形平次~春を呼ぶ絆~」 シアターコンサート
2012.1.26 中日劇場
とうとうこの日がやってきた。 1月3日の初日から延べ35公演、
無事に千秋楽までこぎつけた。
さて、舟木平次親分は今日はどんな お遊びで私たちを楽しませてくれるか? 通常の舞台を2回観劇しているので、 予習はそこそこ充分にしてあるつもり。
雪で関が原を通過する新幹線は多少 混乱の様子だったが、 東京~名古屋
間は影響なし。
予定通り、開場時間丁度に劇場に入る。 お目当ての50周年記念のお湯のみは
さっさと購入する。
このようなときだけは行動が早い。
お待ちかねの舞台は、いたるところで舟木平次親分が
共演者に笑いの種を仕掛けるので、
お静さんなどは笑いをこらえるためにお芝居どころでは
なさそう。
長谷川稀世さんは仕掛けに応えて達者なもの。
お鍋ごと見事な食べっぷりだった!
舟木さんと林与一さんの最後の決闘場面は大サービス
といったところ、
みんな親分さんの餌食になっていた。
お陰で、神田明神での厄払いの最後の場面まで、あ~
楽しませてもらえた。
これが舟木さんのよく言われる”1グラムでも気持ちを
軽くしてお帰りください”の、さしずめ究極ということか。
舟木平次親分、尾張の地でのお勤めご苦労様!
次はお江戸に帰り、正真正命神田明神下の本宅でも見事難問解決してもらいたい!!
シアターコンサートは小豆色というか海老茶色というのか、千秋楽用の和服で♪浜の若い衆♪
からスタート。
相変わらず着物姿が決まってる。
”めったに登場しない歌を並べてみました”ということで、和ものの歌も珍しい選曲がある。
初めての曲もあったので、こういうときは舟木復活ファンの新参者は悲哀を感ずる。
舟木さんが芸者姿の稀世さん葉子さんとともにセリから上がって、華やかな舞につなげた後、
レモン色のジャケットにお着替え。
ポップス系ということで、♪風信子だより ♪忘れものの街 ♪麦笛
♪遥かなる草原 など 「風信子だより」収録
♪立ち話 も聴けて良かった~。
「立ち話」
「麦笛」
これがとてもステージ栄えのする曲となっていて、CDで聴いていたよりもスケールの大きな、
素敵な曲に生まれ変わっていた。舟木さんらしい歌い方だった。
歌は不思議ないきもの・・アレンジにより、歌い手により、 歌う時により、どんなふうにも
変わっていく。
舟木さんも、長いファン暦の方も、こんな体験を一杯してこられたに違いない。
悲しいかな復活ファン新参者は、そんなことを今さらのように味わっている。
アンコールは共演者の皆様もまじえて♪君よ振り向くな♪をスタンディングと手ぬぐい投げで。
みんなみんなリラックスして楽しそう!
中でも悪役の親分原口剛さんの”君振り”の弾け方が、舞台のこちら側にまで楽しさを倍増して
伝えてくれた。舟木さん座組みの暖かさがよく伝わってきた。
新曲「明日咲くつぼみに」はしみじみと、もうすっかり舟木さんの歌になっていたように思う。
最後の”~いのちを~”が綺麗に決まり、余韻を残して新春公演は全て終わった~。
この余韻が曲者である。
瞬時に次のコンサートの日時を思いめぐらせる。
次は3月8日、国際フォーラムか、、。
2月、新歌舞伎座でのコンサートはあるものの、
舟木さんにもお休みが必要なのだから、充分休養はとっていただきたい。
それまでCDと新曲を聴いて、何とかコンサートなしの2月を乗りきらねば、と会場を後にする人たち
の中にまぎれて考える。
2月の新歌舞伎座には行けないから、長いなあ~。 待ち遠しいな~。