書経 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)
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★★★★☆
まずは昨夕の石川での地震。
元旦というに、、被災された方々にはお見舞い申し上げる。
本書は
で安岡正篤先生から薦められていたもの。
四書五経の中でも「書経」はまったく触れたことが無かったので、
お正月の時間がある時に挑戦。
コラム 年号への願い
「昭和」という年号は堯典の「百姓昭明、協和万邦」から取られました。
六十四年と十四日という「昭和」は、
我が国の歴代年号の中で最も長く続いた元号です。
森鷗外の元号研究を引き継いだ漢学者・吉田増蔵が考案したものです。
江戸時代中期にあった「明和」の元号も同じ文句から取られました。
国民の平和そして世界各国が協力して
共存繁栄を願うということを意味します。
中国・最古の帝、堯の願いが込められた言葉です。
そうか。元号の「昭和」は「書経」が原典であったか。
コラム 「平成」
「平成」という年号は、大禹謨の
「地平天成(地平かに天成る)」から採られました。
「国の内外、天地にわたって平和が行われる」という意味です。
これに似た言葉は、『史記』五帝本紀にも「内平外成」と書かれています。
これを提案したのは、東京大学名誉教授、東洋史学者の山本達郎です。
この時、他の新元号の候補は中国哲学者の宇野精一、
そして中国文学者の目加田誠から提案されていました。
おお、平成も「書経」か。
書経の内容は一読では何とも言い難いものだったが、
安岡正篤先生がおっしゃる通り、何度も繰り返し親しもう。