こちらの記事の続きのようなお話しを。
利用者さんの生活歴を知ると、普段の様子と繋がります。
特に、どんな職業だったかは入所後の生活に大きく影響します。
定年まで銀行でお勤めだった利用者さん。
金融機関にお勤めだった方は、きっちりされている方が多い。
お約束や予定をメモされたり。
そして流石、言葉遣いが丁寧
寝たきりから怒涛の回復力で、スタスタ歩けるようになった利用者さん。
元漁師さんです
普段は寡黙。
魚や漁の質問をすると、沢山お話ししてくださいます。
不穏になったら、一緒に海の生き物のYouTubeを観ると落ち着きます。
学校の先生は口調が先生
人に指導するのが習慣になっているので、生徒のつもりでお話しすると色々と教えてくださいます。
退屈になると計算問題をずーっと解いている方も。
大学の教授も数名いらっしゃいましたが、たまたまかな?
個性的な方が多かったです
主婦の方は、タオルやエプロンを畳んでいると手伝いに来られます。
きっとご自宅では常に家事をしながら動いておられたのでしょう。
私たちが動いているのを見ながら、じっと座っているのは苦痛だとおっしゃいます。
ただ、あまりお手伝いいただくと、問題になるからと上からお叱りが
ご本人にとって良いことでも、ご家族の思いもありますし、仕事を手伝うとなってしまうと難しいところです。
入所者さんの中には、今も働いているという認識の方もいらっしゃいます。
大体はテレビを観て過ごされていますが、疲れると退職届を出しに来られます笑
認知症になっても仕事をしているつもりなんて辛いかも…と思われるかもしれません。
私は嫌々入所しているよりも、仕事をして寮にいるような感覚の方が幸せなようにも見えます
仕事に縛られて生活している日本人ならではなのかな?
海外の施設ってどうなんでしょうね。
見てみたいなあ
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