原宿のh.NAOTO+原宿店(渋谷区神宮前3-18-23)に異形構造物を構築しました。 | マンタムのブログ

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この世にタダ一つしかないカタチを作ろうとしているのですが出来てしまえば異形なものになってしまうようです。 人の顔と名前が覚えられないという奇病に冒されています。一度会ったくらいでは覚えられないので名札推奨なのでございます。




10月4日から31日までh.NAOTO+原宿店(渋谷区神宮前3-18-23)でSTEAM BLOODという展示が開催されます。

h.NAOTO デザイナーである廣岡直人さんのプロデュースによる展示で二階研さんからの招聘で参加する事になりました。

二階さんとは去年のマルイワンでのハロウィンイベントに続いて今年もまた一緒にハロウィンをやることになったわけです。


私の子供のころにはそんなものカゲもカタチもありませんでしたので二階さんと関わる迄は砂漠の彼方の蜃気楼のような存在でしたがおかげさまでようやくなんたるかが理解出来つつある今日このごろなのです。



今回の為に書き下ろされた 二階健さんのSTEAM BLOODという物語をベースに錬金術師が古代から連綿と伝わるキメラ ホムンクルス等 人工生命を造り出すという秘術と蒸気機関を極度に発達させた工学技術を融合させた人造人間を造りだす空間と言う設定になっています。

とはいえお任せということでしたのでやりたいことをやりたいように思う存分やらせて頂きました。



階段を上がると先ず正面にこの物語を写真にした二階健さんの展示空間があるので物語を読みながら1枚1枚観て頂き それから右手に在るカーテンの奥にその人造人間を武器として作り出し世界の経済と軍事を掌握しようとした秘密結社のロッジが現れます。


ロッジの奥には2階建ての研究施設があり勿論中に入って階段を登り物語の世界が現実に立ち現れる様を観て頂ければと思います。



私の作品には物語があり 小冊子がぶら下がっていたり 鳥の王という本が置いてあったりしますが読んでもらえると嬉しいです。


今回は今回の物語に合わせて造った新作 電磁波銃 R.I.P(静かに眠れ)、人工心臓「Steamy Heart Beat」他7点が展示されていて全て販売されていますのでよろしくお願いします。
更に村崎百郎館の構築にも協力して頂いている太田翔さんの怪物20体強がいたるところに存在しているのです。


31日には同会場でハロウィンパーティが開催されます。
私のほうからは特別ゲストとして


Hieros Phoenix
1989年、衝撃的な神秘体験と共に実践的西洋魔術と邂逅。以後「黄金の夜明け」団の儀式魔術体系、並びにアレイスター・クロウリーが提唱したセレマ主義を中心に四半世紀にわたり実践を積む。I∴O∴S∴、B.O.T.A. (神殿建設団)、F.L.O. (隠れたる光の兄弟団) 等、幾つかの魔術団体を経て、現在は世紀末の獣、アレイスター・クロウリーが三代目の首領を務めたO.T.O. (東方聖堂騎士団) の日本代表として活動中。またアレイスター・クロウリーが前世期初頭に設立した魔術結社A∴A∴(銀の星団) を主軸とした修行生活を送りながら、西洋と東洋の秘教体系の研究に従事している。



神木ミサ(魔術師・作家)

魔術の学院「I∴O∴S∴」正式メンバー。天秤座のA型。好きな魔術は召喚魔術。
贔屓の天使はツァドキエル。

2012年、自身のプロベイショナー(参入修練者)時代の魔術日記に基づいた小説「天使由来」上梓。

作品のモットーは「リアルな magical fairy tale」。現在、ぼちぼち次回作を執筆中。

複数の魔術結社に在籍して平行しながら学習する魔術師達が多い中で、今時珍しい、ただ一つの魔術団体で「薔薇の伝統の径」を探究し続けている魔術師。
I∴O∴S∴主宰者であり師匠の秋端勉の三代前がW・E・バトラー、バトラーの師はD・フォーチュン、フォーチュンはM・マサースが創設した「A∴O∴」の参入者ということで、源流を辿れば、魔術系統は「The Hermetic Order of the Golden Dawn(黄金の夜明け団)」。

のお二方の魔術修行者をお迎えし現在の魔法とはどういうものでどういう活動をされているのかなどをお話していただこうと考えています。

更にゲストライブとして
『20141031』
Script / Lyric : 天城凛太郎
Vocal : 甘束まお
Violin : Jumpei
Guitar : 金子"レフティ"裕亮
Bass : 翼
Keyboard : 難波 研
Electronics : 谷地村啓

これは 悪魔のバイオリンをテーマにした朗読劇になるとのことです。
まだ時間等詳しいことは決まっていませんが宜しくお願いします。
http://www.kincs.jp/info/ai1ec_event/22180?

まぁ でも 4日にトークショーに参加させて頂いたときにもつくづくと感じたのですがまさかこの年になって裏原宿の有名なこんなオシャレなお店でこいういうことをするようになるとはユメにも思いませんでした。

10年程前の私の人生設計としてはこの時期には骨董屋として優雅に暮らしているはずだったしそれより更に40年程前の人生設計では孫を連れて動物園に行ったり公園に犬を連れて散歩していたりしていたハズなのですが日々作品製作と空間設営に追われています。

11日から13日までは大阪の自然史博物館で開催されるホネホネサミットに参加して20日から26日までは愛知県立美術館で開催されるアートセッションに参加します。

11月には渋谷 ノトリア 新宿 A STORY 銀座スパンアートギャラリーで展示があります。

確かに一番やりたかった事なので有り難いことではあるのですがちょっと過酷すぎますね。

人生と言うのは時に実に不可解なものであることを実感させられているのです。