通常なら長くても20日くらいの会期なのですが去年辺りから長くなり今年はとうとう一ヶ月に及ぶ会期であり本当に疲れ果てました。
7月12日から8月11日までという会期で朝11時から夜8時迄。
唯一の役員である立場上一日たりとも休む事は叶わずしかも公園内での車の留め置きが出来なくなったので毎日通わざるを得ません。
片道2時間往復で4時間という貴重な時間が無為に消えて行くわけで時間的にも体力的にも金銭的にも実にしんどい日々だったのです。
しかも暑いし ゲリラ豪雨だしと自然の猛威にやられながらもなんとか作品を作り続けてました。
結局ほぼ毎日作品をつくってましたっけ。。
新宿 原宿 A Storyでの海底2万里展の為に ノーチラス号の破片2個 と アンチノーチラス号を作製
タコシェ ジオラマ展の為に 「時間の為のdiorama」を作製。
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このdioramaは時間のdioramaなのです。
解体され機械が剥き出しになった時計は本来在るべき風景の中に固着され時を刻む事でのみその存在を意味在るものに出来るのです。
時間は人間が作り出した観念そのものであり 本来ある世界 そこにある生態系や自然にとってなんの価値も意味もありません。
時間は作り出した人間以外には全く無意味な観念であるが人類が此処迄の文明を作り得たのもその時間と言う概念によるものなのです。
時間と言うものが内包する観念は他の全ての生命には理解する事も叶いませんが人類はその為に時計と言う機械迄をも作り上げますがこの時計と言う機械程時間と言う観念を此れ程明確にするものはありません。
つまりこのdioramaは人による時間という観念を現出させるためのdioramaなのです。
時計が止まった瞬間それは只のオブジェとなりますが一度振り子が触れ始めるとこれは時間と言うものを広げた傘のような肋骨に内包する観念の為のdioramaとなるのです。
タコシェにはこの作品以外にも2つの作品を作り出品しています。
これはそれぞれ時間を金属の木として作製し瓶に封じたものを水晶の光で照らし出したものです。
「封じ込められた時間の木」

「時間の木を瓶に封じ込める」

17日のサイン会には更に新作を出品する予定です。
17日のサイン会は 鳥の王を今回のブックフェアでタコシェからお買い上げ頂いた方にサインと同時に表紙特製プレートへのイニシャル等の打刻をさせて頂きます。
特別ゲストとして森園みるく先生をお招きし現在総合プロデュースとして関わらせて頂いているまぼろし博覧会 村崎百郎記念館(仮名)のお話をして頂きます。
それ以外にも馬頭骨のギターLayla初号器の試奏等も試みたいと思っておりますのでお時間のある方は是非いらしてくださいませ!