まず公園管理人のおじさんが、
自転車で見廻りにきた。
私の垂れ幕をジロジロ見て、
「珍しいですね、今どきこんな芸やってる人がいるんですね、頑張ってやって下さい」と
同情してくれた声だった。
そして若いパフォーマーが
「万年さんのバナナを聞きたくて来ました」と。
ビックリして訳を聞くと
彼は西武園でバナナの叩き売りやってる本職だった。
西武園遊園地は、3年前に昭和レトロの街並みに改修し、バナナの叩き売りやゴジラの乗り物等を売り物に活性化を図ってる。
バナナは3人の人が交代でやってると言う。
あまりにも若い方なので
どうしてやってんの❓️
どうやって覚えたの❓️
と聞くと
「バナナは、間六口さんの動画を見て覚えました。
もちろん万年さんの動画も見ましたよ」と。
これを聞いて、私は目から鱗が
出るくらいビックリした。
間さんは現代のバナナ業界の中では最高峰の人、
動画再生回数69万回、
プロの芸人さんも兜を脱いだ、
天下一品の話術の達人だ。
因みに私のバナナ口上は殆ど
彼の口上から作り替えている。
この話を、聞いただけでも
上野へ来た価値はあった!
そしてこの若いパフォーマーも
ただもんではないな、と
感じた。
なんでも五歳の頃から大道芸に
触れてきてる。
次はおばさん2人連れ、
私を見て
「吉川でバナナやってるおじさんでしょう」とニヤニヤして
立ち止まった。
ふでまるくんも有名になったもんだ、上野公園で地元吉川市の
ファンに会うなんて❗️
これを見て本日のサクラのT氏も
ビックリしてた。
次も1人のおじさん、
昔話から始まってバナナの叩き売り、紙芝居、ガマの油売り、
ヘブンアーティスト、江東街角アーティストといっぱい話をし
て去っていった。
私は気持ちだけでもと、投げ銭を催促しようかと思ったが、
ここはグッと封印した。
今日はこれでいいのだ。
しっかりと茶飲み友達として
話しを聞いてあげたんだから、
帰りはサクラのT氏と久々にアメ横を徘徊し、旨い酒を飲んだ。
次回の谷中の旧吉田屋酒店は
5/19日13時から15時
よろしくお願いいたします。