毎日毎日腰痛に悩まされ、週末になると重い荷物を抱え、谷中へ大道芸をやりに行く。
今朝も座薬を入れてるとカミサンからこう言われた。
「お父さん、こんな体なのによく大道芸なんて行ってるよねえ-」と。
女房はもう呆れ返っているのだ。
しかたないというか、これしかないのだよ私の人生は。
現地に着いて一時間、全く音無しの構え。
肌寒い曇り空の中、猫の子一匹寄り付かない。
私も悪あがきは止め、ただひたすらベンチに座って漫談を発声練習がわりに反芻しているだけ。
2時に知り合いが三名来てくれる。
じっと待ってると1時30分に、やっと到着!
さあ、いよいよ戦闘開始だ。
ガンガンと突っ走るぜ。
三人もサクラがしっかり座ってくれれば心強い、他の客もグングンと集まり始めた(添付写真は後半熱心に聴いてくれたお嬢さん)。
大道芸とは所詮こんなものだ。
サクラ次第でどうにでもなる。
自分の腕だけではたかが知れている。
あらゆるネットワークを使うのだ。
とにかく一人のサクラを探す、これに尽きると思った。
結局後半は続けて二回やり、投げ銭もそこそこに入れて頂いた。
終わってからサクラ三名と根津駅そばの広東酒家楽翠荘で一杯やる。
このサクラ三名は実は私の会社の同期の「桜達」。
今では皆さんリタイアしているが、40年ぶりに再会した人もいる。
私の大道芸がとりもった不思議な縁だ。
次回活動予定は
12.19土曜13時から15時
12.23水曜11時から14時
12.26土曜11時から14時
下町風俗資料館付設展示場旧吉田屋酒店
師走の慌ただしい時です、もしお時間があればお越し下さい。