日本では春巻きの皮はスーパーのお肉売り場に餃子の皮と並んで売ってるけど、台湾では売ってません。
市場で餃子やワンタンの皮が売ってるお店にもありません。
どーーーーしても春巻きが食べたくなって皮を探したけど見つからず、
「無いものは自分で作っちゃえ


あきらめていた頃お友達のIちゃんが「南屯路で春巻きの皮ののぼりを見た」と教えてくれたので、ある日の夕方、南屯路を歩いて探していると・・・
ありました

しかも家から歩いて5分で発見

夕方だったのでお店はしまっていましたが「春捲皮」と確かに書かれてました。
南屯市場は今まで何度か行ったことがあっても全然気づかなかったぁ
これぞまさしく「灯台下暗し」

でも、この南屯市場・・・かなりのローカルな市場です。
場所は南屯老街と言ってかなり古いところにあって、ここで使われてる言語は9割り方台湾語
野菜の値段を聞いても台湾語で返ってくるので「台語、我聽不懂」と言うと驚かれ、
「我是日本人」と言うと更に驚かれ・・・何とか北京語で値段は教えてくれても気づけはいつの間にか台湾語でずっと話しかけられる・・・
そして、市場は私の知る限りで一番無秩序な市場です。
野菜が売られてる隣で靴が売られてたり、下着がずらーんと並んでるその横では上半身裸のおじさんが魚を売ってるし、バイクや自転車が縦横無尽に通ったり、犬を抱いたおばちゃんが買い物に来てたり、通路にビニールシートを敷いて野菜を売ってたり、かえるを売ってる魚屋さんもあるし、おばちゃんがちまきやだんごをリアカーを引きながら売り歩いたり、はさみや包丁などの実演販売があったり、翡翠や化粧品、傘などの雑貨もあり、生活必需品はなんでも手に入りそうです。
とにかく、日本人遭遇率ゼロと言っても過言じゃないほどザ・台湾

市場慣れしてない私にとって驚きが多く、心拍数が上がりまくります。
なので、一番近い市場であってもほとんど行きません。
お店を見つけて3ヶ月・・・ようやく買いに行って見ました。
お店の場所は、南屯路二段と黎明路一段の交差点にある警察署の裏



春巻きの皮が欲しいと言うと、お店のおばちゃんから「もうこれで最後よ」と一袋になったものを見せられ、ちょっと量が多そうだったので「ちょっと多いなぁ」と言うと、
「じゃあどれだけ欲しい?」と聞かれたので「100元分」と言うと、
「これ一袋が125元だから、これでどう?20枚くらいよ」と。
二人暮らしで20枚は多いし、悩んでると「120元にしておくからどう?」と押しに押されてお買い上げ
まぁ、5元安くしてもらったしいいか・・・
最後の一袋が売れたのでそそくさとのぼりを片付けるおばちゃん

こちらが戦利品?の春巻きの皮です。
枚数を数えたらちゃんと20枚ありました。

この皮にたっぷりの野菜(もやしやキャベツ、ニラなど)肉髭(肉そぼろ)や玉子、ピーナッツの粉などを入れて巻いたものが「潤餅」(ㄖㄨㄣ4ㄅㄧㄥ3)です。
「潤餅」も好きだけど、でも私が食べたいのは「揚げ春巻き」

この皮を使って今晩は揚げ春巻きを作りたいと思います

ちなみに、学校の老師お勧めの美味しい潤餅のお店が東興路にあります。
