最近 あまり見なくなっちゃいましたが、昔ユーミンの曲に
「5cmの向こう側」という曲があって、
それは背の高い女の子とその子より5cm背が低い男の子の恋愛についての曲でしたが・・・
(まんまる堂も背が高い方だったので、しみじみと聴いておりました)
今日は、トイレの「10cmの向こう側」の話です![]()

去年の4月から 月に1回 車で三重県の鈴鹿市まで通うようになったまんまる堂。
北関東道~東北道~圏央道~新東名(もしくは東名)~伊勢湾道
高速だけでも片道470kmの距離。
そりゃもう、毎回あちこちのパーキングエリアやサービスエリアで休憩するわけです。
今どきのPAやSAは、どこも汚いような場所はありません。
(たまにめっちゃきれいなとこもありますけど)
でも微妙に違うのが、「トイレの座面の高さ」
これ。
若かったり、身体を痛めたことがない人にはナンノコッチャ ? って感じだと思います。
あのですね。
低いと、立ち上がりづらいんですよ。
膝や腰が悪い人は、自分の膝の高さと同じか、ちょっと高いくらいがちょうどいいんです。
それより低いと、立ち上がる時痛みが出る!
まんまる堂は、3年前に左膝半月板損傷してから普段は気にならないけど、たまに動きに伴って
痛みが出る。
座面が低いトイレだと、立ち上がるときに微妙に痛むんですよ。
膝!
たまたま今月立寄ったサービスエリアのトイレで、座面の低いトレイが続きまして。
帰ってきて調べたら、座面の高さはだいたい10cmの幅の中に入っているよう。
たかだか10cmですよ。
身体に問題がないときは、誤差の範囲だと思います。
でも、身体に問題があると「うわ・・・ここ、やだなあ」というレベルの差。
こんな話をリハビリを提供している患者様にお話をしたら、いわゆるバリアフリーは
「健康な人」がイメージで作るから、バリアフリーが必要な人にとって本当に必要なことをカバーできていないことがけっこうある、という話を聞かせてくださいました。
まんまる堂、いまなら膝が痛い人の気持ちがわかるけど、40代にパーキングエリアのトイレを設計しろと言われたら、コスト重視で座面の高さなんて考えもつかなかったと思います。
どんなに寄り添おうとしても、健康な人には、そうじゃない人の状態を本当の意味ではなかなかわからないんですよねぇ。
そんなことを考えさせられたトイレの10cm問題。
転じると、自分の当たり前は他の人の当たり前じゃない というこれまた当たり前の話に行き着きます。
想像力を働かせて、「人にやさしく」できるようになりたいなぁと思うまんまる堂なのです。
そして・・・これまた、背が高いまんまる堂には想像もつかなかったんですが!
座面の高いトイレに背が低い方が入るとどうなるかわかりますか?
足がつかない、ということが起きるんだそうです。
(これ、海外のトイレでは一度経験ありました)
子どもが大人用のトイレに入ったときのようなイメージ。
そうすると何が起きるか?
「踏ん張りづらい」んだそうです、足が浮いてると!
まんまる堂には、想像もつかなかった事態です![]()
トイレの座面の10cmの高さの差ですら、いろいろな状況が起きてるんですね~。
何が困るかは、人それぞれ。
他人の「困る」が自分と違うときも、それに対して「変だよ」とか思わず、理解しようとするのが大切。
トイレの高さから、ついついそんなところまでたどり着いたまんまる堂でした~![]()
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