私は祖父を愛を持って送れただろうか
宮城の祖母は少し耳が聴こえるようになっていた
何かお祭りの日だった
いつも祖父は普通なのに悪態をついていた。父や 祖母に。
祖父がどこかに歩いていった 父は追い掛けた 私も追いかけた
祖父は道端に座っていた。大丈夫?と尋ねたら 大丈夫と穏やかに答えた。
気がついたら、途中で不思議な観光バスの中みたいな空間の中にいて、
そしたら 噴水から水がきらきらと飛んできて
それが祖父の身体にかかって、祖父は気持ちいいと言っていた。
悲しかったけど。みんなに悪態をついて周りが振り回されてるのが。私も悲しかったけど。
でも最後のときに、祖父に愛は伝わったかなぁ?
むしろ私に愛を出させてくれたのかな。