2014俺ミスランキング10位→1位
10位 暗黒女子 / 秋吉理香子 3/5
割愛。
9位 さよなら神様 / 麻耶雄嵩 8/11
完全に舞城オチ。わかるな?そう「すっとこどっこいしょ。」だ。間違いなく麻耶は舞城を読んでいるッ!!!
前半3作と後半3作の出来の差は何なんだよって思ってたんだけど練習編・応用編という感想を目にしたら確かになるほどと思ってしまった。まあでもとにかく後半の凄まじさな。「バレンタイン昔語り」はもう褒められまくってるけど本当トンデモナイね。もはや「こうもり」と同等!!下手すると喰われるぞ「こうもり」!!
ラストも素晴らしい〆で久しぶりに麻耶雄嵩だ……って感動する作品でした。
8位 河原町ルヴォワール / 円居挽 3/8
割愛。
7位 背徳のぐるりよざ セーラー服と黙示録 / 古野まほろ 8/6
現在古野まほろの代表作は『天帝のみぎわなる鳳翔』『探偵小説のためのヴァリエイション 「土剋水」』そしてこの『背徳のぐるりよざ』で決定でしょう。前作で登場したフー、ハウ、ホワイの役割探偵が今回も活躍し。とは言えその役割だけではなく他のものとも関連してるのは当然で、ただ役割以外の台詞は言わないことにしている様式美。これを少し後に読んだものだから知らなかったが島津、葉月の両親の話は華館などでも出てたのでちゃんと繋がってるんだなと。
『双頭の悪魔』というより僕は『孤島パズル』だと思う。というか孤島に見せかけた双頭でもあるか。突飛なアレが出てきてはぁ!?ってなるけど確かに文句のつけようが無い論理を紡いでいるのが見事な作品。
6位 リア王密室に死す / 梶龍雄 9/20
マジでやられた!ってスレを5年前くらいから見てて(龍神池とリア王)探してたんだけど本当に見つからないのな!3,4年前に首都でようやく見つけたのがこのリア王。それから30作近く集まってやばいなと思いましてようやく読み始めたわけ。
正直この作品の評価を見るとクッソ高いので、んなわけあるかと本気で疑ってたんだけどマジでこの作品だけは傑作と言えます。持ってるやつで大体刊行順に読んでるけどこれを持ってるならいの一番に読まないと損をする。と言うのも、この時代の作家だからか知らんが今まで読んだ(現在16冊読んだ)中で『幻の蝶殺人事件』以前の作品は見せ方を変えた単なるワンパターンなのね。(何かの解説の人も同じようなこと書いてて頷いた)。
それでもこれを最初に読んだ時はとんでもなく感動したんですね……。マジで伏線半端じゃない。現代でも十分通用する作品。
5位 ◯◯◯◯◯◯◯◯殺人事件 / 早坂吝 9/10
今年の新人王はこいつ。文句無し。評判的に対抗馬となりそうだった白井と比べても明らかにこちらが上。両者の大きな違いはやはり隠し方にあると強く思います。
これ本当今年ベスト級の笑いと驚愕の真相を同時に提示してくれたので頭が上がりません。まさかのらいちシリーズ?続篇『虹の歯ブラシ』が2月に出るようですでにワクワクしています。
4位 夕陽はかえる / 霞流一 8/1
今まで霞流一のことボロカスに言ってたんだけどこれ読んで度肝抜かれました。場外ホームランです。『落日のコンドル』買ったのでそれを読むためにこんなクソ長いやつを惰性で読み始めたのだけどいや本当にクッッッソ面白い!これ以上感想いらない!
3位 蛇棺葬・百蛇堂 怪談作家の語る話 / 三津田信三 2/21
割愛。
2位 オルゴーリェンヌ / 北山猛邦 12/3
ついに出たよ!マジで出たよ!『オルゴーリェンヌ』!!!
8月だか9月だかにアナウンスされてそわそわしていたが本当に超大物が来やがった!一言で言うと大傑作。
『少年検閲官』が北山の中で一番好きだった僕にとってはそれを遥かに超えてきたこれはもはや墓場まで持っていきたいレベル。冒頭を読んで確信する傑作感ってのいうのが今までにもあったけどこれはその中で初野晴『1/2の騎士』を読んだ時と全く一緒の印象。喋れないユユがクソ可愛いわけですが喋れない=実は……みたいなのをまあ当たり前ですけど想像するもので、でもそんなクソみたいな真相だったらクソなわけでアリエナイ……と考えて心の隅の方に留めておくわけで。
オマージュですね。これはオマージュなわけですね。しかしとんでもないのは既に終わっていたというところ。ため息が出るくらい凄いし『少年検閲官』読み返したしもう本当にこれを凌ぐ作品は来年度中には出らんのでは。タイトル総ナメしてください。
1位 無貌伝 ~奪われた顔~ / 望月守宮 10/9
大傑作。昨年出なかったのでキレそうだったけれどこんなもの書かれちゃぐうの音もでませんわ。物語は探偵の証から望がアレしてからの続き……ではなく過去篇。名前だけは登場していた秋津の最初の弟子である相原がなんと語り手!今更そんなやつ登場させんやな……とやや興醒めしてる私でありましたが。
巾裂を自由に操れる大蛇との出会いやら何やら不穏な感じで読み進めていきあのシーン。単なる衝撃で言えば探偵の証のアレの方が強烈ではあるがこれもすこぶる強烈で、なかでも最も優れている点はそれが明らかにされた瞬間に今までの不明な点が一気に押し寄せてきてハッ!!!!!!!とさせられる点。しかしこれ、本当は望が最初にアレしてるんですよ。この感覚は例えば『空耳の森』で繋がりに気付いた時や『シンフォニック・ロスト』の14章前など、鮮明にイメージさせる力が素晴らしいです。
「最後の物語」についても触れておくと誰もが思ったであろう望を、望をどうにかしてくれ……は、作者はとうとう救いの手を差し伸べないこの素晴らしい選択。無貌伝の主役はやはり秋津でしたね。
常々思っていたことなのだが無貌伝とSPECは似てるというやつ。ネタバレ全開で「SPEC~警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿~」と『無貌伝』の徹底比較を今度やりたい。
雑感
むちゃくちゃ楽しみだったリェンヌがついに出てそれが大傑作で北山猛邦まじ漢だと思いました。無貌伝もまさかこんな騙されるというか凄まじい作品になるとは本気で思っていなかったししっかり完結してくれて嬉しい限り。また新人も大物が現れて80年代以降組の活躍が楽しみに。
今年の収穫は斎藤肇『思いあがりのエピローグ』ほかほぼ全ての作品、平山夢明『SINKER 沈むもの』くらいか。2015年は残り探してる2冊とミステリーランド全作コンプしたいところ。大本命不在の年っぽいので2月に出る、早坂吝『虹の歯ブラシ』市井豊『人魚と金魚鉢』あとは深緑野分の新作という2作目対決に注目。
2014俺ミスランキング20位→11位
20位 風ヶ丘五十円玉祭りの謎 / 青崎有吾 4/28
割愛。
19位 天帝のあまかける墓姫 / 古野まほろ 10/2
ようやく全作追いつきましたまほろ。講談社から幻冬舎に移行した私もやはり一番ビックリしたのが何故しおりさんの名前変えてるんやということ。もう本当これだけはわけわからんし読んでて違和感しかないのでつらいのですが。ともあれ墓姫だか華館だったかで言われてたウォーリーじゃねえぞみたいな台詞、今思い出したけど、もはやこのシリーズの読み方は俺もそれになっててどいつがゆかりちゃんなのか考えながら読んでるわよ。ハールバード嬢のあのシーンは声が止まりました。
18位 永遠の殺人者 おんぶ探偵・城沢薫の手記 / 小島正樹 7/9
これは良い小島。硝子の探偵シリーズは打ち切りでお願いします。
17位 人間の顔は食べづらい / 白井智之 12/30
評判になった作品だったのでなんとか年内ギリギリに読めた。なるほど確かに設定から面白かったのですが。半分で企みに気付き、なんだこのネタかと思った。しかしどこからだ?とペラペラ戻って確認したがこの擬態は実に巧い。『五声のリチェルカーレ』の時に似た印象。今生きてたら梶龍雄が書きそうなネタよね。でもこの著者、隠し方が上手くないんだよなあ。そりゃバレるよって書き方してる。この隠し方をこれから頑張ってほしい。推理合戦いきなり始めたりするのは凄く面白かったので期待します。
16位 硝子細工のマトリョーシカ / 黒田研二 8/28
まんまと嵌められた力作。俺はそっちしか見てなかったよ……。クロケン本当良い作品あるな!
15位 わたしのノーマジーン / 初野晴 1/9
割愛。
14位 落日のコンドル / 霞流一 8/3
これも面白かった……面白かったが今はこれだけしか感想書けねえ……。とりあえず前作になかった大ネタには吹き出しました。
13位 半導体探偵マキナの未定義な冒険 / 森川智喜 6/28
割愛。
12位 黒猫の約束あるいは遡行未来 / 森晶麿 11/15
黒猫シリーズ5作目。いや、本当このシリーズは出る毎に毎回最高傑作になっていく稀有なシリーズであることよ。付き人と黒猫の焦れったい関係性を求めて読む読者多いがミステリとして読んでこの凄さを分かってほしい。現代本格とはこのことですよ。
11位 ジークフリートの剣 / 深水黎一郎 1/13
割愛。
2014俺ミスランキング30位→21位
30位 旧校舎は茜色の迷宮 / 明利英司 12/27
福ミス優秀作。1985年生まれ。もう80年以降組が主力になってきてるねミステリ界、素晴らしい。しかしこの作品まったく新人っぽい爽やかさフレッシュさが全然ないのがすごく残念。手練れてるとかそういうのではなく、なんというかまあ、そういうこと。アイデアの核となる部分が結構な綱渡りでそれをしっかり成り立たせているのが良い。詠坂のリログラで綾辻が言ってたようなそんな危うい芸当。
29位 真夏の夜の黄金殺人 / 梶龍雄 12/18
旧制高校シリーズの後に書かれた早稲田×慶応の大学生たちの青春ミステリ。純粋に今のところ梶龍雄の中では2番目に好き。この時代の匂いがするクッセーのが読みたいならこれ。得意の伏線バリバリが大変グッド。初期の良さが出ている。
28位 満願 / 米澤穂信 9/16
どれもクオリティが高いのは事実なんだけど、全部6,7点の出来。突出したのが皆無。面白いんだけどね。
27位 ダンデライオン / 河合莞爾 10/29
3作目もめちゃくちゃ面白い。面白さだけで言えばデッドマン、ドラゴンフライよりも断然これ。ただね、今回はトリックを成り立たせる一点の描写がほぼないので残念ながらフェアではない。この勿体無さは『消失グラデーション』の時と同じだ。確かにそれ書いたら見破られる可能性が跳ね上がるのは分かるのだけれど。まあ難しいね。やっぱり次も面白いんやろうなあと期待してます。
26位 向こう側の遊園 / 初野晴 6/24
『カマラとアマラの丘』の方がタイトル良かったんだが……。
解説の円堂も言っているように今までの初野全てが詰まってる作品だった。だから面白くないわけがない。読めば納得します。ベストを上げるなら「ヴァルキューリの丘」
25位 聖女の救済 / 東野圭吾 4/13
割愛。
24位 生霊の如き重るもの / 三津田信三 11/6
密室に続きやっぱ刀城シリーズは短篇つまらんと思っていたら表題作が会心の出来!絶品!佐々木俊介にほぼ同じ話の『模像殺人事件』があるが、生霊はそれよりこの短さで遥かに上手く処理されているので興奮しました。ぜひ読み比べしてみることをお勧めします。
23位 化石少女 / 麻耶雄嵩 11/22
麻耶今年何冊出したんや……。
化石少女=そのまま古生物部の少女で予想と違ったんだけど、この部長まりあが最高だ。カタカナ出てきたらその都度しっかり検索して画像見て笑うという読み方をした。その古生物もしっかり関係してくるので調べて正解だった。真相のインパクトがほぼないのは麻耶自身分かってたんじゃないだろうか。それでもまりあの推理に笑い続け、車のとこでアレ?あってるんじゃ?いやいやねぇよな!とかなったので掌で踊らされてる感凄い。
22位 殺意の構図 / 深木章子 6/3
割愛。
21位 黒猫の刹那あるいは卒論指導 / 森晶麿 2/7
割愛。
2014上半期俺ミスランキング10位→1位
10位 聖女の救済 / 東野圭吾 4/13
映画館に行って観たいものがなにもなくて観た『真夏の方程式』が予想外に面白かったのでガリレオシリーズ読むことにして、で、順番に進めてこれ読んでみたら傑作だった。
99%犯人は読者に明らかにしてて毒殺トリックのハウダニットものなんだけどこれが激難である。それは一章が強烈に脳裏に焼き付けられてしまって見破れる可能性を排除されてしまうから。もうこれが見事。東野で容疑者Xより好き。
9位 殺意の構図 / 深木章子 6/3
カバーイラストが全てを語っている。
一人一人の話を聞いていくたびにコロコロと変わる容疑者たちがおもろい。あいつがアレしてたから怪しいぜって言われたそいつが別にアレはアレだったからねえ。てかアイツはあの時アレしてたけど?って風に順繰りに。『鬼畜の家』『衣更月家の一族』で登場した私立探偵・榊原という存在感の無い探偵にようやくスポットライトが当たった!
8位 黒猫の刹那あるいは卒論指導 / 森晶麿 2/7
前作『黒猫の薔薇あるいは時間飛行』がシリーズ最高の美しさを誇っていたわけですが。今作は遊歩より遥かに短篇のレベルが高い。特に書き下ろし作品がどれも絶品なのでとにかく読むべき作品。
7位 風ヶ丘五十円玉祭りの謎 / 青崎有吾 4/28
「もう一色選べる丼」の青崎得意?のたったこれだけでよくそこまで持ってくな展開が炸裂。このテイストが非常に好みだから読み続けているのかもしれない。表題作も納得させられたのでGOOD。
6位 わたしのノーマジーン / 初野晴 1/9
この終末感がなんとも北山っぽくて良い。ずっと静かに話が進むのも主人公「シズカ」と通じて好み。そしてノーマジーンの正体が明かされる時に文句無しの100点。この落差は久しぶりに胸をえぐられた……。
5位 半導体探偵マキナの未定義な冒険 / 森川智喜 6/28
昨年のベスト『スノーホワイト』が見事に本ミス大賞を受賞した森川の今年一発目の今作も相変わらず、相変わらずでした。マキナが可愛らしいのは勿論のこと他三体の探偵(クリク、オーガスタス、イーディ)も魅力的。クリクの脱力系、イーディのまとも系に比べてオーガスタスはベリークレイジー!ええ、ええ……。
最初の事件すらそんなんありかと笑うけど何かもう仕方ないのだ。
割とシリーズ化しやすいと思うけどそうなったらまろほのセーラー服シリーズみたいに役割探偵になるのか?と思ったけどこいつらみんなほとんど同じことできるはずだしやっぱ難しいかと思ったけど最後の事件でのアプローチなどもあるのかな。わからん。
4位 ジークフリートの剣 / 深水黎一郎 1/13
この人ほどボクシングで例えやすい作家はいないのでは。パンチが見えないのよ、ジャブは捌いてるはずなのに妙にダメージ食らってるような感じがする、しかもそれを終盤まで気づかない。で、最後のフィニッシュでハッとなるが身体はそれまでのダメージ蓄積で全く動かずドンピシャで入ってKO。
それか、まぁ頭に最初に浮かんだのは真柴vs木村のドラゴンフィシュブローですね。深水のベストミステリ。
3位 暗黒女子 / 秋吉理香子 3/5
イヤミスとして好きということを超えて正に偏愛。極上である。
2位 河原町ルヴォワール / 円居挽 3/8
ルヴォワール最終作は烏丸、今出川で置いてけぼりにされた双龍会がメイン。真相の見事さと幕引きの美しさが大変カッコイイ。円居はまじで読者を騙すのが凄く上手い。擦れてる読者を騙すのが。一回解答されてそれが却下されても真相でそれをもう一回使うかもっていうのをアタマに入れて読まねば。
1位 蛇棺葬・百蛇堂 怪談作家の語る話 / 三津田信三 2/21
傑作。もうこれ以上の作品書けないんじゃないのって心配になるくらい。これぞホラー×ミステリの真髄である。『蛇棺葬』のおいおい大丈夫かこれ……あと数頁しかないぞ……おお……!?
そっから『百蛇堂』のおいおいこれまだまだ解決する気配ないぞ……マーモウドンってまじなんなん……(あの頁)……瀕死
圧倒的面白さと怖さと驚愕の真相が詰まっている。
映画館に行って観たいものがなにもなくて観た『真夏の方程式』が予想外に面白かったのでガリレオシリーズ読むことにして、で、順番に進めてこれ読んでみたら傑作だった。
99%犯人は読者に明らかにしてて毒殺トリックのハウダニットものなんだけどこれが激難である。それは一章が強烈に脳裏に焼き付けられてしまって見破れる可能性を排除されてしまうから。もうこれが見事。東野で容疑者Xより好き。
9位 殺意の構図 / 深木章子 6/3
カバーイラストが全てを語っている。
一人一人の話を聞いていくたびにコロコロと変わる容疑者たちがおもろい。あいつがアレしてたから怪しいぜって言われたそいつが別にアレはアレだったからねえ。てかアイツはあの時アレしてたけど?って風に順繰りに。『鬼畜の家』『衣更月家の一族』で登場した私立探偵・榊原という存在感の無い探偵にようやくスポットライトが当たった!
8位 黒猫の刹那あるいは卒論指導 / 森晶麿 2/7
前作『黒猫の薔薇あるいは時間飛行』がシリーズ最高の美しさを誇っていたわけですが。今作は遊歩より遥かに短篇のレベルが高い。特に書き下ろし作品がどれも絶品なのでとにかく読むべき作品。
7位 風ヶ丘五十円玉祭りの謎 / 青崎有吾 4/28
「もう一色選べる丼」の青崎得意?のたったこれだけでよくそこまで持ってくな展開が炸裂。このテイストが非常に好みだから読み続けているのかもしれない。表題作も納得させられたのでGOOD。
6位 わたしのノーマジーン / 初野晴 1/9
この終末感がなんとも北山っぽくて良い。ずっと静かに話が進むのも主人公「シズカ」と通じて好み。そしてノーマジーンの正体が明かされる時に文句無しの100点。この落差は久しぶりに胸をえぐられた……。
5位 半導体探偵マキナの未定義な冒険 / 森川智喜 6/28
昨年のベスト『スノーホワイト』が見事に本ミス大賞を受賞した森川の今年一発目の今作も相変わらず、相変わらずでした。マキナが可愛らしいのは勿論のこと他三体の探偵(クリク、オーガスタス、イーディ)も魅力的。クリクの脱力系、イーディのまとも系に比べてオーガスタスはベリークレイジー!ええ、ええ……。
最初の事件すらそんなんありかと笑うけど何かもう仕方ないのだ。
割とシリーズ化しやすいと思うけどそうなったらまろほのセーラー服シリーズみたいに役割探偵になるのか?と思ったけどこいつらみんなほとんど同じことできるはずだしやっぱ難しいかと思ったけど最後の事件でのアプローチなどもあるのかな。わからん。
4位 ジークフリートの剣 / 深水黎一郎 1/13
この人ほどボクシングで例えやすい作家はいないのでは。パンチが見えないのよ、ジャブは捌いてるはずなのに妙にダメージ食らってるような感じがする、しかもそれを終盤まで気づかない。で、最後のフィニッシュでハッとなるが身体はそれまでのダメージ蓄積で全く動かずドンピシャで入ってKO。
それか、まぁ頭に最初に浮かんだのは真柴vs木村のドラゴンフィシュブローですね。深水のベストミステリ。
3位 暗黒女子 / 秋吉理香子 3/5
イヤミスとして好きということを超えて正に偏愛。極上である。
2位 河原町ルヴォワール / 円居挽 3/8
ルヴォワール最終作は烏丸、今出川で置いてけぼりにされた双龍会がメイン。真相の見事さと幕引きの美しさが大変カッコイイ。円居はまじで読者を騙すのが凄く上手い。擦れてる読者を騙すのが。一回解答されてそれが却下されても真相でそれをもう一回使うかもっていうのをアタマに入れて読まねば。
1位 蛇棺葬・百蛇堂 怪談作家の語る話 / 三津田信三 2/21
傑作。もうこれ以上の作品書けないんじゃないのって心配になるくらい。これぞホラー×ミステリの真髄である。『蛇棺葬』のおいおい大丈夫かこれ……あと数頁しかないぞ……おお……!?
そっから『百蛇堂』のおいおいこれまだまだ解決する気配ないぞ……マーモウドンってまじなんなん……(あの頁)……瀕死
圧倒的面白さと怖さと驚愕の真相が詰まっている。







































