2016上半期俺ミスランキング 10位→1位
10位 誰のための綾織 / 飛鳥部勝則 1/17
盗作疑惑とか抜きにして何故かあまり期待してなかったんだけどプロローグから私の好きな感じで始まってくれて落とし所もまぁ見事にやられたので嬉しい意味での誤算。作中作もなんだかんだで面白い。
9位 臨床真実士ユイカの論理 文渡家の一族 / 古野まほろ 5/19
直近では井上真偽『その可能性はすでに考えた』以来で滾った作品。ウソ・ホントのところでは『背徳のぐるりよざ』を完全に思い出したしまぁやはり読みやすくなってるのがポイント高い。タイガということで続くんでしょうね。
8位 家庭用事件 / 似鳥鶏 5/15
家庭用にはあまりまるほどの真相。正直これまで読んできても特に違和感抱いてなかったのでアレは予想外すぎて口あんぐり。しかし私は思う。いつになったら話が進んで翠ちゃん出てくるやと。
7位 念力密室! 神麻嗣子の超能力事件簿 / 西澤保彦 2/14
タックタカチに魅せられたのでちゃんと集めたチョーモンインも読み始めたわけだけれど2作目『実況中死』から本領発揮しててこの3作目は本当に見事な高短編集になってる。なぜ密室にしたかというWHYモノの代表作と言ってもいいんじゃなかろうか。とにかく「乳児の告発」というキレキレの短編が好み。
6位 シャーロック・ノートⅡ 試験と古典と探偵殺し / 円居挽 3/14
いつも裁判 it's 円居挽
お前2作目ねえな変わりがな おい
などと言われているみたいだがやっぱりbattleは最高なんだよな。
5位 ワスレロモノ 名探偵三途川理vs思い出泥棒 / 森川智喜 3/27
BOXの小洒落た感じが好きだったのにタイガに鞍替えされて流石にキレそうになったが内容、クオリティには影響がないしとにかく面白い。森川先生は途中でPass da Mic みたいな攻守交代の切り替え方が非常に上手いってか得意にしてるんだろうな。流石に最後の三途川は犯罪級。ヒキの強さがまたええんや……。
4位 図書館の殺人 / 青崎有吾 2/8
誰もがやったはず、死人の真似。WHOOOってならずにはいられないしまぁ本当に平成のクイーンには楽しみさしかない。
3位 ノッキンオン・ロックドドア / 青崎有吾 4/19
連続での青崎先生、凄い!ていうかこの全体の短さで1編30頁ほどなのにこの無駄なく面白くて更には驚かせるしかもハズレなしってのは半端じゃねえ。私としては設定が大好きなW探偵ということでまだまだ続いてほしいと思います。「ダイヤルWを廻せ!」はいいぞ!
2位 雨の日も神様と相撲を / 城平京 2/2
虚構推理の続編はまだかっつってんだよ!!!
久しぶりの城平は全く錆びついてないしああ城平だ……となる絶品であり大変満足いたしました。
タイガだけれどこれはこの作品で終わらせて続編はなしの方が素敵。
1位 誰も僕を裁けない / 早坂吝 3/9
らいちは短編が出ると聞いてたはずだが?長編の方がいいから結果オーライであった。なんかもう言うことないくらい早坂吝凄かね。殺し方最高だね。らいちまたね。
2015俺ミスランキング10位→1位
10位 アンデッドガール・マーダーファルス1 / 青崎有吾 12/23
裏染から離れた新しいシリーズ、これは面白い。異形×論理は書きやすいのかな。絶妙にマッチしててよろしい。好きなのは吸血鬼の方のロジック。講談社タイガ、これからの他の作家も楽しみになってきた。
9位 幽女の如き怨むもの / 三津田信三 9/26
刀城シリーズの中で聞いてた通りの異色作。読み物として非常に面白いし一体何を解くのかどうなってんのかっていうwho why what が解決編読むまで分からなかったので結構不安定だったが上手いもんだ。やはり刀城シリーズの長篇はハズレなし。
8位 死と砂時計 / 鳥飼否宇 11/7
実際楽しみだったのはもちろん1話目の死刑囚パズルのそれ。でもこれはあまりピンとこず。これは段々尻すぼみになるのかと思ったが最後の破壊力は結構凄い。アッハハハハハと笑わせてくるぞ!
7位 ダイナマイト円舞曲 / 小泉喜美子 5/26
割愛。
6位 こめぐら / 倉知淳 3/23
割愛。
5位 その可能性はすでに考えた / 井上真偽 9/14
間違いなく今年の収穫でしょう。あのシーンは久しぶりに滾りまくって声が出てしまうほど。でもこれを思いつくのは斎藤肇か依井貴裕の可能性はあったと思う。2人とも今書いてないから仕方ないけど。10年前くらいにこれやってた世界を考えてしまう。
述語論理の方は珍しくメフィストでノベルスなのに買う気がしなくてこっちから読んだので遡って読んでみたが実はそっちもナカナカ良かったのには驚き。井上真偽今後追いかけて行く作家になった。
4位 依存 / 西澤保彦 7/4
心に刺さり過ぎてしばらく放心してしまった傑作。まさに記憶に残るラストシーン。これはみんなタックタカチ読まんとあかんでぇ!!!
3位 ミステリー・アリーナ / 深水黎一郎 11/1
いやこれはもうね本当凄いよね。実際今年は各種ランキングでは『オルゴーリェンヌ』が総ナメしなければならないと思ったんだけど負けるならこれかなという読後感はあってやっぱそうなったかという。許す!現代本格の最先端。
2位 戦場のコックたち / 深緑野分 9/9
年末に今年の楽しみは早坂吝の2作目、深緑野分の2作目、市井豊の2作目という新人の2作目対決と書いたのですが深緑野分、素晴らしい作品を書き上げてきました……。これは各種ランキングに食い込むと思ってたらやはりどのランキングにも2位とか3位とかむちゃくちゃ健闘してるし本ミスでも12位に入れてるし〆は直木賞候補にまでなったので大変驚いた。経歴とか作品とか梓崎優との共通点が多いことにも注目したい。2015年を代表する作品。
1位 虹の歯ブラシ / 早坂吝 2/7
早坂吝の勝ちィ!!!
雑感
というわけで2作目対決は早坂吝の勝ち!この超絶技巧はとても私を興奮させてくれました。それでだ、市井豊、お前はダメだ。聴き屋めっちゃ期待したんやけどなあ。本当日常の方にはいかんでくれ頼む。
今年は西澤をよく読みそして嵌った。タックタカチの続き読みたいですね。それにしても150冊も読めてないことに私は震えている。買った冊数が倍だから余計に悔しい。
収穫面でいうとやはり探してた本というのは1冊手に入るとすぐにまた見つかるというよくわからん法則があるなと感じる。『ダイナマイト円舞曲』2冊『SINKER』3冊『リア王密室に死す』3冊などなど。あとは『誰のための綾織』も手に入ったので探してた本は全て手元に。もうこれと言って探してる本はなくなったので古書店巡りの数も減るかなと思う。……いや、ないか。
さぁ2016年、楽しみは1月の『図書館の殺人』、まほろの天帝新作、らいち短篇、井上真偽の新作は出るのかな?コレ!ってのはアナウンスされてないので2015年の読みながら気長に待ちましょう。
2015俺ミスランキング20位→11位
20位 夕暮れ密室 / 村崎友 11/11
実はこの作品のトリックは知人にタイトルも作者も伏せられてだけどそれらしいことを匂わせられてたからなんとなく分かってて、やっぱりその通りだったんだけど何と!それ分かってたのに!犯人間違えた!いやあ少しびっくりしたわな。
ちょっとその場面の叙述の仕方がズルくねえかな
と。そこでハッキリ間違えてた。それでも水を出しっぱなしにした理由など細かい部分はナカナカ上手いわけであります。進んで読もうとは思わない作家かもしらんが話題になったら次のも読むかもしれない。
19位 星読島に星は流れた / 久住四季 7/8
えらい文書が読みやすいというのがまずある。これもラノベレーベルから移籍してくる昨今の流れのひとつになるけど友桐もミスフロのは凄く良かったしこっちで出たやつは読もうとさせられた。
意外なのはトリックメイカーなのかなと思ってたらロジックの人だったこと。しかも端正。いいんじゃないでしょうか。
18位 RPGスクール / 早坂吝 8/9
1作目から心を掴まれた早坂の3作目は懐かしいノベルスな感じ。斎藤肇でこういうの読んだよ。
ふざけたようであって最後にロジックに持ってかれるからほんと好き。らいちの短篇集が待ち遠しい。
17位 シャーロック・ノート 学園裁判と密室の謎 / 円居挽 3/30
割愛。
16位 王とサーカス / 米澤穂信 8/26
最近の米澤にはどうもピンとこんのよな。これもそう。ストーリーは面白かったんだけどミステリ部分が弱すぎる。それで買うのためらってしまって続篇まだ買ってないのでよねぽ離れが起こってしまいそう。
15位 身代わり / 西澤保彦 8/4
2015年は西澤を結構読んでいた。溜めてたタックタカチを消化して西澤とても好きになってしまったっちゅーこっちゃ。180頁あたりの先輩とウサコの会話最高だよな!?
14位 キングレオの冒険 / 円居挽 6/24
割愛。
13位 人狼城の恐怖 / 二階堂黎人 10/19
エウウ~ファッキンナッツ!ようやく、ようやく倒したぞこの大作。噂に違わぬ傑作であり第3部のいらなさを実感!いやしかしトリックは凄まじくシンプルなのに考える方向性を間違えて見事に参りました。人狼城の何がキツかったかってのは第1部と第2部が起こることは違えど正直ほとんど一緒なんよな!ま、その長さに見合った第4部完結編のカタルシスを味わうためだと思って読みましょう。
12位 赤い博物館 / 大山誠一郎 9/22
『密室蒐集家』私は好きでしたしこれも楽しみにしてたけどやっぱり好きよ。「復習日記」でええやん……ってなってずば抜けて良かった「炎」な。これはお見事やで。別に警察小説ではないので間違えてはならない。
11位 東京結合人間 / 白井智之 10/10
昨年の人間の顔デビューで評価されてたけど隠し方が上手くないということで私の中では早坂とは比べられない差があるという評価でした。で、この2作目、特徴であるいきなりの推理合戦やロジックは更に進化しててとても良かった。でもまた大事な一点が隠しきれてないから分かりやすくなっている。でも面白いからまた次も買うに決まってるじゃろう!
2015俺ミスランキング前章
ここ6年で1番本読めてなかったバカタレがぁ!
2009年:108冊
2010年:208冊
2011年:249冊
2012年:206冊
2013年:184冊
2014年:192冊
2015年:137冊
150冊切ってるの話にならないので今年はベスト30じゃなくてベスト20までとする。オラァ!!!
2015上半期俺ミスランキング10位→1位
10位 謎亭論処 / 西澤保彦 6/30
期限ギリギリの滑り込み。四人が大学卒業してからの世界が描かれている。これを読んで改めて思ったことだが西澤と石持は本当に考え方が似ていますわ。両者20作以上読んでるんだけど、長篇よりも短篇の方がより石持だ……石持だ……石持だ!ってなる。「新・麦秋の家の問題」が特に気持ち良い。
9位 都知事探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ / 天祢涼 3/8
本ミスランキングにも常連になって安定してきたが安定はあまり求めてないんだよな~ってことで。
8位 首なし男と踊る生首 / 門前典之
久しぶりの門前新刊。案の定今回も笑わせてきたんだけど(あんな図出てきたら笑うやろ!)う~~~~ん何か違う。ストーリーとタイトルと笑いとトリックと全てがフィットしてない居心地の悪さを読んでて感じた。確かに個々はまずまず良いんだけど勿体無い。
7位 浜中刑事の妄想と檄運 / 小島正樹 6/2
中篇2篇。1篇目はちょっとがっかりしたけど2篇目は文字通り吹っ飛んだ。
ところでこの「本格ミステリー・ワールド・スペシャル」というレーベルのウリ「奇想」と「不可能」についてというか奇想についてだけれども。このレーベルで書くだろう作家はなんとなく予想がつくんだが奇想=空中から飛ばす・飛んでくるみたいな発想陣だけで固めるのは怖い。どうかもっと幅広く捉えられる人選を。まぁ予想だけど天祢涼、柄刀一、河合莞爾あたりは今後出してくるとは思いますね。
6位 ゴーレムの檻 三月宇佐見のお茶の会 / 柄刀一 1/6
↑で言ってしまったけどこれこれこういうの。奇想ですね。短篇ベスト6位の表題作よりも「太陽殿のイシス」がとにかくGOOD。現代、太陽、ラー、ゴーレムと見事に全てが絡み合った傑作でありますぞ。
5位 シャーロック・ノート 学園裁判と密室の謎 / 円居挽 3/30
ルヴォワールシリーズは終わってしまったがやはり円居挽、形は変えてもやはり双龍会を導入してきた。やっぱ好きなんだよねこの形式。でも続巻ありきの内容なので1巻目でそういうのをやられるとちょっと残念。
4位 キングレオの冒険 / 円居挽 6/24
連続の円居挽。これもどうせ続巻が出るのだろうがまあともあれやはり面白いのだな。シャーロックと違ってこちらはもろにルヴォワールと関係があって論語も普通に出てくるのでとても嬉しい。「悩虚堂の偏屈家」がこれまたルヴォワール。この形式……この形式だけで私は満足なのだ……。
3位 ダイナマイト円舞曲 / 小泉喜美子 5/26
年末に書いた探してた残り2冊のうちの1冊を手に入れた。文句無しに面白い。これで『弁護側の証人』『血の季節』『ダイナマイト円舞曲』を読んだわけだけどこの3作マジで全部面白いがな。
非常に大掛かりなことしてるしありえねえなんて思ったとしてもこのファンタジックな世界観ではそれが可能だ……と思わされるわね。
2位 こめぐら / 倉知淳 3/23
傑作短篇集である。ちょっと騙されたと思って読んでみてほしい。
評判が良くて楽しみにしていた「Aカップの男たち」は期待を裏切らない面白さで他のもハイレベル。そしてベストが「毒と饗宴の殺人」で猫丸先輩が出てくる作品。これは泡坂妻夫ですわ。思わず拍手してしまった。
1位 虹の歯ブラシ 上木らいち発散 / 早坂吝 2/7
昨年⚪︎8で私の新人賞だった彼。2作目もとんでもないの出してきおったよ!エロの方に目を向けられるけどやっぱロジシコですよこいつは。顕著なのが青の賞で教祖の正体はまあこういうの読み慣れてたら分かるんだけどその後のマニキュアの指紋のくだりがとってもええんよ……。そして赤の章。マジで凄い。ここまで逆算してたんかという凄まじい驚き。







































