西武ライオンズvs村田兆治 名場面⑧ 1990年10月13日 村田兆治引退登板 西武を完封締め | はっきりいってライオンズびいきでした。~西武ライオンズの記憶~

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【1990年10月13日(土):●西武0-4ロッテ○】

村田万感83球 雄姿惜しむ雨

 

雨の降りしきる川崎球場。
まるで村田兆治という男の引退を惜しむかのように雨は降り続いた。
スタンドでは家族がファンが最後の雄姿を見守った。
そして村田も力の限りの投球で期待に応えてみせた。
だが、雨は降り止むことはなく、村田兆治最後のマウンドは5回終了降雨コールドゲームという形で幕を閉じた。
それでもペナントレースを独走する強力西武打線相手に最後まで得点を与えなかった。
5回コールドゲームとなったが完封勝利という最高の結果でラスト登板を終えた。
最後は、村田自身の座右の銘「人生先発完投」の上を行く「完封」で有終の美を飾った。

 


新聞スクラップより(1990年10月14日付・報知新聞)
 

【試合ハイライト】
ロッテ対西武26回戦
両チームの先発は西武・松沼博久、ロッテ・村田。
試合は3回裏にロッテが、この回からマウンドへあがった西武・郭から無死1、3塁のチャンスを作り愛甲の右前タイムリーで先制。
続くディアスの30号3ラン本塁打でこの回一挙4得点。
その後、試合は雨のため5回終了時でコールドゲームとなりロッテが4-0で勝利した。
ロッテ・村田は西武打線を5回まで散発4安打に抑え完封勝利で10勝目をあげた。

この試合はロッテ・村田の引退登板試合であったが、女房役の捕手・袴田もこの試合を最後に13年間の現役生活を引退。
一方の西武・松沼博久も引退登板として先発し2回を無失点に抑えてラスト登板を終えた。
(川﨑球場:観衆2万2千人)

 

今回で「西武ライオンズvs村田兆治 名場面」は終了です。
全8回でしたが、皆さんも一緒に偲んでいただけたでしょうか。


先日東京ドーム内にある野球殿堂博物館へ行きましたが、村田兆治氏のレリーフに花飾りがされておりました。

これを見たらまた寂しさがこみ上げてきました。

さようならマサカリ兆治。