(1980年西武ファンブックより)
大きく胸を張って投げるフォームはほぼ完成したといっていい。
重い速球を武器としているだけに、リリーフ役がぴったり。
出番の声がかかればいつでもオーケー。
【1980年の五月女豊】
西武在籍:2年目(31歳)、背番号14
投手成績:7試合 0勝 0敗 0セーブ、投球イニング13回、自責点8、防御率5.54
(イースタンリーグ成績)
投手成績:18試合 6勝 2敗 5セーブ、投球イニング70回2/3、自責点6、防御率0.76
打撃成績:18試合 21打数6安打、打率.286、0本塁打、4打点、2盗塁
1980年は、4月12日対近鉄戦でシーズン初登板。1失点し1イニングで交代した。
5月3日対日本ハム戦では、西武4番手投手として7点リードされた4回途中からから登板。
試合終了まで6イニングを無失点に抑えるロングリリーフを見せた。
この試合が五月女にとってこの年唯一の見せ場と言える活躍だった。
6月16日対阪急戦で3イニングで計4失点し、その後二軍へ降格。
そのままシーズン終了まで一軍再昇格はならなかった。
イースタン・リーグでは、6勝5セーブの好成績に加えて防御率0.76で防御率1位を獲得した。
【1980年当時の記事写真とコメント】
胸を張って投げおろす速球でロングリリーフ、抑えに活躍
長いペナントレースの中で、五月女のようにいつでも投げられる投手がいることは心強い。
負けてる試合でも、ピシャリと中継ぎが抑えれば勝つチャンスが生まれてくる。
貴重な戦力だ。
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