(1980年西武ファンブックより)
どんな場面でも全力を出し切るプレーは見ていて気持ちがいい。
攻走守ともそろっているが、ファンとしてはもう一歩前進してほしいとの声が多い。
リードオフマンになるには、デッドボールでも喜んで一塁へ向かう意欲が必要。
【1980年の立花義家】
西武在籍:2年目(22歳)、背番号34
打撃成績:130試合、478打数144安打、打率.301(リーグ13位)、18本塁打、60打点、8盗塁
1980年は、日本ハムとの開幕戦に2番・中堅手として先発出場。
二塁打と三塁打を放ち好スタートを切った。
5月28日対日本ハム戦で2打席連続となる3号、4号本塁打を放ち勝利に貢献。
5月30日対阪急戦では4打席4安打の固め打ちで、5月終了時には打率は.337まで上昇した。
後期に入ると7月27日対南海とのダブルヘッダー第1試合で2本塁打、第2試合でも1本塁打を放ち1日に計3本塁打を放った。
8月には、19日対近鉄戦の7回表、31日対ロッテ戦の2回裏にそれぞれ満塁本塁打を放ち月間2満塁本塁打を記録した。
最終的に1980年は130試合フル出場を果たした。
打撃でもシーズン通して打率3割台をキープし続け、猛打賞は11回を数えた。
プロ入り4年目にして初めて打率は3割を超えた。
打率.301は、リーグ13位ながらもチームでは最高打率であった。
本塁打(18本)、打点(60打点)も立花自身プロ入り後の最高数字を残した。
1980年8月31日 ○西武11-3ロッテ●
立花選手の8月2本目の満塁本塁打で試合決定
2回裏二死満塁のチャンスに登場した立花選手は安木投手からライトスタンドに満塁の15号。
早々に試合を決定した。
立花の一発は19日対近鉄戦に続いて、月間2本目の満塁本塁打だ。
(西武球場:観衆3万3千人)
次回「1980年 立花義家 Part.2」へつづきます。
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