イラク南部侵略中の米軍戦車部隊の兵士の一部がはきわめて強い放射能をあびてふらふらとなり、嘔吐やめまいに倒れるなどの症状が出ている。当初イラク軍の化学兵器かと思われたが、調べてみると湾岸戦争当時米軍がイラク軍に対し投下した劣化ウラン弾により一帯は今なお放射能汚染されており、米軍は自分の出したうんこを食べてしまったようなものだと、村人たちの物笑いの種となっている。
外電によると、国連安全保障理事会は現地スタッフの調査に基づき、難民に対する安全指標を策定した。これは、アメリカ軍の空爆が続く中で、安全に生活できる目安として1分間にミサイル被弾5・7発以下でなおかつ死人30人以下を安全基準と定め、アメリカ軍がこの数値を遵守することにより、イラク国民の帰国を促し、少しでも安全に生活してもらおうと言うもの。今月25日以来シリアのアルカミシリーに避難している靴職人のムスタファさん(38)は「1分間に5.7発に押さえられるなんて夢のような話だ。これで国に帰ってもあと3日くらい生きられる可能性が出てきた。国連の努力に感謝している」と喜びの表情で語った。安全指標の作成にあたった国連担当官は「イラク国民の1日あたりの出生率から換算して人口の減少を招かないために死者制限1日30人としたのは、大変人道的かつ画期的な措置であると確信する。アメリカ軍にはこの数値を厳しく遵守するよう求めたい」と語った。
ハリウッドからの外電によると、ラストオブサムライのヒットに気を良くした配給会社はすでに第2作の企画を進めている。タイトルはずばりラストオブムジャヒディン。全米で26人を射殺して死刑判決を受けた元警備員のジョニーが、イラク戦争に従軍してイラク人を2600人殺せば無罪になるという司法取引によって、バグダッドにやってくるが、現地で米軍に捨て身の攻撃を続けるイスラムゲリラたちと接するうちに肥満飽食のアメリカ人がとうに失った崇高なムジャヒディン魂を見出し、いつしか彼らと行動をともにし、米軍に反旗を翻すという筋だ。すでにバクダッドの米軍基地でも上映が決まっており、米兵に浸透するイスラムの教えとともに、ホワイトハウスにとっては誠に厄介な事態となっている。(2004.2.3 アメリカン新聞)