芦刈、その後 | 能楽師 辰巳満次郎様 ファンブログ

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芦刈の舞囃子と仕舞「笠ノ段」は微妙に進捗?しております。
男舞はかなり早いのでアっという間に終わってしまい、クセなしのキリだけなので、これもアっという間に終わってしまい、あっけないです。むしろ「笠ノ段」の方が長く感じます。(いっぱい謡うし…)

前回コメントを下さったやまねこ軒様に習いまして「大和物語」を購入して早速芦刈伝説の第一四八段から読み出しました。
しかしこれが本当に胸に迫るお話で、電車の中で涙がこぼれてしまいました。恥ずかしいけど仕方ないです。お能はハッピーエンドで本当に良かった…。
しかし、この大和物語、お能に採用されているエピソードが山盛りです。
姨捨もそうだし、采女もそう…。ハマリそうです。

→やまねこ軒様、本当にありがとう!またいろいろ教えてください。

芦刈のクセからは付けたしのように思いましたが、この大和物語の安積山のお話とか解説をいろいろ読んでいると、実は、芦刈って和歌の大切さをさりげなく謡っているだなぁと思いました。和歌は鬼神の心をも和らげ夫婦の仲も修復する…。こういう和歌についての内容って、東北にも出てきたし、巻絹にも出てきた。ホントはこれが言いたかったんじゃないの?って思うようになってきました。

さて、どういう心持で舞うか…、それより型とハコビをもっとしっかり固めろ、って感じではあるんですが…。