いや~、大荒れのお天気

でも、25日は晴れ


袷じゃ暑いカモね~


さあ、いよいよ辰巳満次郎様


粗筋は、今更ここでおさらいする必要がないくらい有名ですが、
チョ~簡単に書きますと、
誘拐されたわが子を探し求めて京都から隅田川まではるばる旅してきた母…、
しかし、愛しいわが子は既に病死しており、奇しくもこの日が命日であった…。
というモノ。
うわ~っ、情緒もヘッタクレも、何もないですね~

でもお話は、ホント、これだけなんです。
しかし、このお話が能になると…、スゴいんですよ…。
どんなにスゴいのか、あまりにイロイロ盛り沢山な「隅田川」なので、
ここは、他所さまのサイトの力を借りたいと存じます。
それがコレ、予習にピッタリの、文化デジタルライブラリーです。

ここはズバリ!
独立行政法人日本芸術文化振興会が運営する、
伝統芸能を調べる・見る・学ぶためのサイトなのでございます。(Click & Go!)
ここには、粗筋のみならず、能「隅田川」の情報が、これでもか!と
盛りだくさんに紹介され、写真もイッパイ、動画もありまする!
しかも!
動画に使われているのは、国立能楽堂における 宝生流 の公演!
平成19年4月20日の宝生流の「隅田川」
アラまぁ~、これぐらい予習に最適な教材はありませんわね!
残念ながら、まり子はこの公演を見逃しております。
さらに残念ながら、辰巳満次郎様

携帯電話では閲覧できないかもしれませんので、スマホかPCで、
是非とも、事前の学習をお願いいたします!
まり子ももう一度、スミからスミまでチェックいたします!
25日の「隅田川」を一層、深~く深~く鑑賞しましょうね~。
さて、当日、まり子は「隅田川」の謡本を持参する予定です。
モチロン、お能の最中には舞台にフォーカスですけど、
新幹線の中でも、タップリと予習するのです。

しかし、コレがまた長いのよ…。謡本で33ページ!
「鉢木」も長かったけど、「隅田川」も長い。
と言うことは、セリフが沢山ある…、ということですね。
とりわけ大切なのは、渡守(ワキ)と同舟する旅人(ワキヅレ)との会話です。
このやり取りを聴いたシテが、これはもしやわが子のことでは、と気付く、
大事な場面ですから、見所の我々もシテと一緒に会話を聞いて、
シテがどうそれを受け止めるのかを、目撃しなくてはなりません!
この場面、三人が舟に乗って隅田川を渡るので、動きはほとんどありませんが、
能「隅田川」の一番のキモ、となる場面なので、
Nessun dorma!(誰も寝てはならぬ)
ですよ~、モチロン、まり子オマエもだ!です。
そして、謡のキモは、やはり1年前に病死した梅若丸を弔う大念仏の、
南無阿弥陀仏
でしょうか。
ここではとっておきの、宝生のカングリ、を堪能することができます。
堪能って言ったって、すでにこのシーンでは見所中泣いているハズ…。
母が念仏に合わせて打つ鉦鼓の音がまた物悲しくて…。
(謡はメチャクチャ難しい…)
きっと、曲見の裏側でも辰巳満次郎様


子方を舞台に登場させるさせない、は昔からその是否が問われていたようですが、
それはまた、子方の力量にもかかっている訳で…。
今回子方を務めるのは、既にプロの自覚十分の、和久凜太郎クンです。
お父さんはきっとボク以上に心配でしょうけど、まり子は期待してますよ~

おっと~、また長くなりました。
期待の配役は以下のとおり。
能 「隅田川(すみだがわ)」 辰巳 満次郎
梅若丸 和久 凜太郎
渡守 福王 和幸
旅人 福王 知登
笛 竹市 学
小鼓 大倉 源次郎
大鼓 河村 眞之介
後見 宝生 和英 和久 荘太郎 辰巳 和磨
地謡 高橋 章 渡邊 荀之助 武田 孝史 石黒 孝
山内 崇生 澤田 宏司 東川 尚史 辰巳 大二郎

梅若丸 和久 凜太郎
渡守 福王 和幸
旅人 福王 知登
笛 竹市 学
小鼓 大倉 源次郎
大鼓 河村 眞之介
後見 宝生 和英 和久 荘太郎 辰巳 和磨
地謡 高橋 章 渡邊 荀之助 武田 孝史 石黒 孝
山内 崇生 澤田 宏司 東川 尚史 辰巳 大二郎
地謡も強靭ですね!
あああ~、日曜日が待ち遠しいっ!

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