本日、GW最終日。
辰巳満次郎様は熱海にご出勤?でゴザイマシタ~。
能「邯鄲」のミニ?解説と、多分、地謡(それとも後見?)
満談サクレツだったのではないでしょうか?
さて「満次郎の会」の第一回大阪公演に向けて、
鋭意「ブログ毎日更新中!」なのでゴザイマスが、
今日はどうしよっかな~、プレイバックで「邯鄲」の記事にしよっかな~、
と思ってましたが、ココロに引っかかるモノあり…。
なので、書きかけでそのままになっていた、3月の別会能、
それも「道成寺」のことを書いてしまおうと思います。
(ずいぶん経ってるからかなり忘れているよな~)
さて、時は3月23日(日)…
まり子は、ひさしぶりにフルにお能を堪能いたしました~
春の「別会能」でゴザイマス。
そして席はナント、最前列!
いや~、着物着て、最前列で、重量級?のお能3本(と狂言1本)を観るって、
くたびれました~。(ただし狂言は撃沈して、)
やはりイチバン期待するのは「道成寺」です。
今年は、東川ヒガシカワ尚史タカシ師、でございました。
披キ記念パーティにて!
ひゅ~、ひゅ~、オメデトウ~
いよいよオトナの階段を昇り始めた訳でございますが、
「道成寺」…ね、ヨカッタんですよ!
なんて言ったらいいんでしょうかね~。
一番適切な言葉は「自然体」だったちゅう感じでしょうか?
肩の力が抜けている適度な緊張感って感じでしょうか?
(そう言えば?なで肩でね~、橙色地の雪持椿の壺折姿が、美しかったですよ~)
まり子が注目したのは、もう5年ほど前になるのか、
「大仏供養」のおシテの時でした。
歌舞伎だったら口跡が良いっちゅうのかもしれませんが、
謡も声もイイし、何よりシテの役柄に同化している集中感が良くって、
ワン・オブ・楽しみなおシテの一人、なのでございました。
この日の「道成寺」も重い披キ物とは言え、ハイテンション過ぎず、
一番の能として役柄に集中してた感が、すごくヨカッタんですね~。
どちらかと言えば、都会的なスタイリッシュな白拍子「花子」でしたが、
内側の熱いモノがドロドロの執着ではなく、
むしろ為すべきことを為す勢いみたいな、サワヤカ感がございました。
こんな風に書くと、軽そうに聞こえるかもしれませんが、
適度な重量感ちゅうか、フィギュアだったら高橋大輔?みたいな?
印象を受けたのでした。
ちなみに、この日のキャストは以下のとおり。
能 「道成寺(どうじょうじ)」 東川 尚史
ワキ 舘田 善博
ワキヅレ 則久 英志 野口 琢弘
アイ 野村 万蔵 野村 太一郎
笛 松田 弘之
小鼓 鵜澤 洋太郎
大鼓 佃 良太郎
太鼓 小寺 佐七
後見 武田 孝史 東川 光夫
地謡 小倉 敏克 今井 泰行 金井 雄資
辰巳 満次郎 高橋 憲正 佐野 玄宜
鐘後見 宝生 和英
水上 優 小倉 伸二郎 和久 荘太郎 藪 克徳
ワキ 舘田 善博
ワキヅレ 則久 英志 野口 琢弘
アイ 野村 万蔵 野村 太一郎
笛 松田 弘之
小鼓 鵜澤 洋太郎
大鼓 佃 良太郎
太鼓 小寺 佐七
後見 武田 孝史 東川 光夫
地謡 小倉 敏克 今井 泰行 金井 雄資
辰巳 満次郎 高橋 憲正 佐野 玄宜
鐘後見 宝生 和英
水上 優 小倉 伸二郎 和久 荘太郎 藪 克徳
地謡も、迫力でございましたよ~
終演後は~、ナント!披キ記念パーティに参加させていただきまして~
家元のご挨拶は、今後の活躍を期待してのキビしめなものでございましたが、
締めの近藤乾之助師のご挨拶が、まり子の意を得たり、な内容だったのです。
何が良かったかと言えば、優しさのある「道成寺」だったことで、
「道成寺」は恨みばかりではなく、シテに優しさがなくてはならない
そうそう、そうなのよ、それなのよ!
よくぞ言って下さいました、乾之助様、ラブリ~
ああ~、充実の一日でございました。
最後にお配り物の手拭いまでいただきまして、コレです!
まあ~、手拭いもスタイリッシュだわ~
東川尚史師の、今後のご活躍がマスマス楽しみでゴザイマス。
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