能楽師 満次郎のメルマガ「能にみる日本人の文化」その45 能にとっての「花」ということ その3 | 能楽師 辰巳満次郎様 ファンブログ

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こちらは、不休で普及に励む宝生流グレート能楽師の辰巳満次郎先生♥に「惚れてまったやないかぁ~!」なファン達が、辰巳満次郎先生♥と能楽の魅力をお伝えしたいな~、と休み休み、熱い思いをぶつけるブログです。

みなさま、こんにちは。西 久美子です。

辰巳満次郎先生のメルマガ・アーカイブ、第45弾をお送りします。
どうぞ、お楽しみください。


真の花の次は「秘すれば花」でしょうか?

これも結構誤解されております。


大抵の方は「説明しすぎない」能の生き方を指す、深淵な意味で捉えていらっしゃるかと思います。

しかし、本来の意味は「とっておき」の事です。

どんな素晴らしい能でも、どんな変わった演出でも、人目に晒しすぎるな、ということです。

もともと能が歌舞伎の様に、同一演目を連日行わないのは、「一期一会」の精神に加え、秘している為でしょう。

ここぞと言うときに、とっておきの演目や演出を披露して、観客を喜ばせるのがこの場合の「花」。
他より抜きん出る為の、いわば策略、経営方針とも言えると思います。

もっとも、秘するものがなければお話にならないのですが…。


辰巳満次郎




みなさま、辰巳満次郎先生のメルマガ・アーカイブの応援、まことにありがとうございます。
実は、メルマガはこの第45弾を持ちまして、辰巳満次郎先生ご多忙の為に、休刊となっております。
まだまだ、秘している花が沢山あるに違いないと確信しておりますが、ひとまず、このシリーズもこの記事で休止となります。

来年、辰巳満次郎先生にメルマガ再開してもらいたい、と思われる方は、どしどしコメントをお寄せ下さい!

それではみなさま、良い年をお迎えください。

kumiko

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