泣く泣くいわむら城址薪能に行くのを諦めましたが、
現地はナントカお天気が持って、天然の老松をバックに
薪能ができたようです。めでたいっ

これも「田村」を舞った満つぁま(辰巳満次郎様)

なんせ「田村」は清水寺の千手観音の功徳を称えるお能…。
観音経の文句が(概ね)そのまま(赤字の部分が)謡に採られておるのです。
呪詛諸毒薬 所欲害身者 念彼観音力 還著於本人
しゅそしょどくやく しょよくがいしんじゃ ねんぴかんのんりき げんじゃくおほんにん
ちなみに、今回のパターンは
雲雷鼓掣電 降雹濡大雨 念彼観音力 応時得消散
うんらいくせいでん ごうばくじゅだいう ねんぴかんのんりき おうじとくしょうさん
ってところでしょうかねぇ~?
で、今回は「田村」で千手観音のパワーを引き寄せた満つぁま(辰巳満次郎様)

まり子も、偶然この日がオフになったので、お出かけしてみました。

この日のプログラムは29名の、小1~中1のお子様方が参加

一番最初の女の子は多分早生まれなんじゃね?と想像できるぐらい、ちっちゃい!
しかも、悪びれずに謡いだしの途中でくるっと振り返って、満つぁま

以降、多分年齢順(その他の要素も若干ありそうですが)に番組が組まれています。
皆、一所懸命でカワイイですが、カワイイばかりでなく!
ちゃぁんと地謡を聞いて、どの子も舞っているのですヨ~!
大人だってできない人もいるのに、大したもんです!
特にまり子の印象に残ったのは、「胡蝶」を舞った女の子。

こんなイメージでさ、しっかりしててさ、おそるべし!でゴザイマシタ。
他にもいろいろ印象的なお子様達が次々登場。
けっこう難しい仕舞にチャレンジしてるのですよ~。
また、全員参加による「羽衣」の連吟もあり~の、
マジレポしたらチョ~長くなっちゃうぐらい、充実した内容でございました。
そう言えば去年、機関誌「宝生」で特集が組まれておりましたね。
http://ameblo.jp/manjirofanclub/entry-11271706181.html
満つぁま

修了式では校長先生?の満つぁま

一人ずつ名前が呼ばれて前に出て修了証を授かるのですが、
ちゃんと礼が出来てないと、すかさず満つぁま

今年初めて仕舞教室に参加した子は「第一期終了」
なんと「第七期終了」

なんでも、今年は定員オーバーの申込数があったとのことで、
心苦しくも何名かはお断りせざるを得なかったとか!
来年は定員を増やすかもしれませんね、素晴しいことです!
最後に舞台の皆さんで記念撮影。
見所では保護者の方々も、一斉にカメラを取り出します。

まり子も保護者ぶりっ子して、写メしちゃいました~。


どうか、この子達が(近い)将来、お能を観に来てくれますように。
正味2時間程の発表会が終わって外に出たら、土砂降りの痕跡…。
う~ん、熱演だったもんね~。
まり子のこの後、お散歩がてら謡本を買いに神保町まで。

雨上がりの神田川が妙に美しく清々しく見えましたよ。

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