春夏秋冬、2012年の「時の花」が揃いました♪♪♪ | 能楽師 辰巳満次郎様 ファンブログ

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こちらは、不休で普及に励む宝生流グレート能楽師の辰巳満次郎先生♥に「惚れてまったやないかぁ~!」なファン達が、辰巳満次郎先生♥と能楽の魅力をお伝えしたいな~、と休み休み、熱い思いをぶつけるブログです。

まり子です。

「時の花 秋」の公演が終わって、もう一週間…。
9月ももう終わり、2012年の4分の3が終わるということですね。
う~ん、月日は百代の過客、ってやつですかい? (←違うのでは?)

さて「時の花」公演は、シンプルに能一番、狂言一番を上演、演目に因んだ演出をロビー空間に展開する、という企画で、四季それぞれに趣の異なった意欲的な公演でございました。

がっ。

夏の公演と秋の公演、は前者が昨年の七宝会別会、後者が第3回「満次郎の会」の公演、と演目が非常に似ていたせいなのか(?)冬と春の意気込みがちょいと薄れてしまい、狂言は両方ともパスしてしまったという、テイタラクなまり子でだったのです。
(チケットは発売と同時にちゃんと買ってるんだよ~)
見所は、マンサイ効果か、カズフサ効果か、ほぼ満席です。

さて「紅葉狩」ですが、まり子的にはちょい重かったな~、という印象でした。
「紅葉狩」という曲は、能の中でもはっきりエンターテインメントだと思うのです。
だから、最初の美女四人の同吟はもっと軽やかで華やかでワクワクさせて欲しかったなぁ、と。
謡が重たいから、美しく装ったけれどマッチョがバレバレな女装子(ジョソコ)達が罠張って狙ってんだぞォ~、的なネタバレ導入に見えてしまって、仕方ありません。

シテの面が「泣増」で、マタこれが地味過ぎで「紅葉狩」らしく見えません…
(すごく良い面のようでしたけど…)
辰巳満次郎様ぐらい肉感的でフェロモン&色気むんむんなら「泣増」でもバランスが取れるけれど、やっぱり「紅葉狩」のシテは「万眉」をつけた方がもっと舞台映えしたと思うの~。
(後半も女の鬼「般若」だったしね~。)
あと、面がずっとクモリ気味だったので、なんだか時雨の紅葉狩のようで…

シテの装束はめちゃくちゃゴージャスな素晴しい唐織で、眼福でした。
(このカードの唐織は、第一の侍女が着けてました)
ただ、唐織が昔?の小さめサイズで裄が足らないからか、手首がにょっきりだったのが残念です。


あら、でもこのカードの写真も「泣増」みたい…

ワキの平維茂は、もしかしたら初役なの?という感じで、大上段に振りかぶった感じは否めないものの、初々しさ(唐突に寝たりしちゃってたけど…)が新鮮で~!
そして、シテの舞が美しく、急ノ舞から中入にかけてが本日のハイライト!
堪能よ~

ところで「杜若 沢辺之舞」についての感想を書いていませんでした。
「沢辺之舞」と言えば、烏帽子につけた白藤と、橋掛リを八つ橋に見立ててニノ松辺りで水辺を覗き込む型が見ドコロなんですが、この日は正面に陣取ったまり子の席からニノ松辺りが妙に遠くに感じられて、せっかくの、時が止まったようなあの瞬間を受け止め損ねてしまっていたのでした。
お恥ずかしゅうゴザイマス。

そして、個人情報?満載のカード裏面がこちら。


ふむふむ、好物がお寿司(大坪師)と、錦糸卵(お家元)

錦糸卵かぁ~。
何か、カワイイ~

それにしても、足袋サイズが個人情報として(?_?)採用されたのは、最後まで謎でデシタが…。
家元はB型かぁ~。(辰巳満次郎様と同じだぁ)
これで4枚揃ったので、まり子も、特典を享受致したいと思います。
心配していた「カードが回収されちゃうのではないか?」は、裏面に特典受領印が押されるので、回収されることは無いとのこと、安心いたしました。

来年も「時の花」は年4回の企画公演として催され、夏に、

辰巳満次郎様の「雷電

が予定されております。
宝生会のオフィシャル公演で、辰巳満次郎様のおシテが観られるのはこの公演だけ()ですので、どなた様もお見逃し無きよう、覚えておいてくださいねっ!
また当日は、かなりの確率で土砂降り(with )になることが予想されますので、
傘をお忘れ無きよう、お願い申し上げます。


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