『「佳名会・佳広会」は、まるでメダリストのエキシビション!?満次郎先生もご登場!!』 | 能楽師 辰巳満次郎様 ファンブログ

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こちらは、不休で普及に励む宝生流グレート能楽師の辰巳満次郎先生♥に「惚れてまったやないかぁ~!」なファン達が、辰巳満次郎先生♥と能楽の魅力をお伝えしたいな~、と休み休み、熱い思いをぶつけるブログです。


まる子でございますヒヨコ

毎日、暑いですね~。東京電力に協力してるわけじゃないのですが、
クーラー無しの部屋で・・・エコロジーに過ごしておりますあせる

さて。大鼓方(葛野流)の亀井忠雄師と亀井広忠師のお弟子様の発表会へ
行って参りました。

7月2日(土)「佳名会・佳広会」 国立能楽堂

お囃子の発表会は、笛の会へ一度行ってから、味をしめてしまいました。
サポートのプロの皆様が、あまりにもゴージャスなので驚きました。
そのときは、観世流、宝生流、喜多流の舞囃子「井筒」を一気に拝見しました。
ハラハラドキドキの笛だったりますが、舞うシテ方は一流の方ばかり。
しかも、同じ演目を違う流儀で次々と。なかなか無いことです。とても勉強に
なりました。

大鼓の会は、以前、柿原崇志師一門の会を拝見したので、今回が二度目です。
亀井忠雄師の古希記念、お祝いの会でしたから、ものすごい番数!賑やかでした。
可愛らしいお孫さんも加わっての親子三代(5人)による「鶴亀」の連調は、
インパクトありました。

それにしても、亀井広忠師は、若い女性ファンが多いですね。
「三響会」公演で熱烈なファンになった友人もいます。
※「三響会」亀井広忠師の兄弟、歌舞伎囃子方の田中傳左衛門、傳次郎の
 三人で結成された会

広忠師は、まる子もファンでございます。
あのストイックでシャープな雰囲気がよいのです恋の矢ウフフラブラブ音譜

さてさて。昼頃に国立能楽堂に到着すると・・・

な、なんと!!辰巳満次郎先生が舞囃子を舞っておられるではないですか~!!
キャイ~ン♪×キャイ~ン♪×10←興奮しすぎ

神出鬼没な満次郎先生!ってか・・・まる子も同類?(笑)

演目は「邯鄲」です。
“楽”なので拍子をたくさん踏みます。地鳴りのような拍子を連打!
まり子さんの記事にもありましたが、汗だくになって、怖いくらいの迫力!
ひょぇぇ~♪

次に「桜川」
”あたら桜の~♪” 響く朗々とした謡にウットリ。
去年の今ごろ、まる子が苦労してお稽古してた曲です。
あの時、観たかったな~(*_*)
網之段は難しかった。あんなに舞台を広々と使うなんて!豪快です。圧巻でした。

受付で番組表を入手すると、宝生流の先生方も、大御所の方々がずら~り!
宝生は午前中に集中してます。まり子さんはバッチリでしたね。
早起きすべきでした~。

観世流の出演者の方々も、ビックネームの列挙です!
観世清和師、梅若玄祥師、観世銕之丞師、片山九郎右衛門師、観世喜正師・・などなど。

主役はもちろん、大鼓を受け持つお弟子様ですが、サポートのお囃子方もこれまた、
スゴい方々が勢揃い。
幸清次郎師、大倉源次郎師(小鼓方)、観世元伯師(太鼓方)、松田弘之師(笛方)などなど。
鳥肌が立ちますでしょ?

オリンピックなどの競技会で、競技種目の終了後に行われる、
エキシビションみたい!?


メダリストたちが見せる、華麗な演技を彷彿とします。
前日の「古稀記念 亀井忠雄の会」を見逃してしまったけれど、こちらもあり得ない
贅沢さです。この顔ぶれで入場無料ですよ~~。
ミーハーのボルテージはいやおうがなく上昇アップ

こ、これは楽屋が凄いことになってる!?サイン色紙もらいに行ってこよう☆
チャ~ンス♪(冗談)

「文月能」に行くつもりが・・・まり子さんは、ちゃんと宝生能楽堂に移動して
おられましたが、結局、ラストまで見届けてしまいました。

まんまと撃沈!椅子から立ち上がれません!

宝生レディースの皆さまゴメンなさ~いガーン

約20番くらいの舞囃子を鑑賞しました。目習いの極みかも。
こんなに連続で観世流の舞囃子を拝見したのは初めて。
しかも、一流の方々ばかりで、重厚な演目のオンパレード!
高カロリー過ぎで、お腹いっぱい(笑)

観世流は、謡も舞も魅力的ですが、やはり宝生流の演目になると、ホッとしてしまいます。
高橋章先生の「鷺」を拝見出来て幸せでした。
舞囃子のはずが、お能を観たような感覚。装束が見えたのです。
素晴らしかった~♪

ちなみに。観世の坂口貴信師、若手の方ですが、キリリとした雰囲気の舞で
なかなかのイケメンです。
「松風」戯之舞と、大トリで「高砂」八段之舞を勤めておられました。
これは絶対に女性ファンがいそう!
広忠ファンの友人に聞いたら、「三響会」仲間なのだそうです。なるほど~~。
また一人、チェックしたくなる方を発見!(←ミーハー炸裂恋の矢)

しかし。つくづくお囃子の難しさを実感しました。

ときおり、お師匠様が心配そうに、後見しておられるのが微笑ましかったです。
背後からピッタリ寄り添うように耳元で囁いたり、背中を叩いてタイミングを教えたり、
二人羽織り(?)みたいな状態の方もいらっしゃいます。
←もちろん、師匠が打ってるわけじゃありませんよ。

広忠ファンは、ドキドキな光景かも。
小学生のボクちゃんも出演してました。しっかり声も出て、元気でリズミカル!
お見事でした。

皆様、本当にお上手で驚きました。
もの凄い方々をお相手に、日頃のお稽古の成果を発表されてました。
観世のお家元に舞って頂くとか…緊迫MAX!でしょうに。ご立派です。尊敬します。

お能の素晴らしいところは、このように素人も玄人と一緒に舞台に立てる点だと思います。
鑑賞するだけじゃなく、自ら参加できる。

憧れのプロとの夢の競演も可能なのです!すご~い♪(^O^)

アマチュアのお囃子の会は、流儀を越えたプロの方々の舞や謡を堪能できるので、
面白いです。
舞台を勤める先生方は、手抜きすることなく、素晴らしい至芸を披露してくださいます。
素人さまの微妙なお囃子に、気を配りながらも、涼しげな表情で舞うお姿も麗しい。
ちょっとマニアックかもしれませんが、いろいろな好奇心をそそる会です。

ご興味のある方は、ぜひ一度、ご覧になってみてください。

(感動のあまりついつい長くなってすみません…)


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