パンジーも背伸びする、結構なお日和ではありませんか。(v^-゜)
本日、5月度五雲会、がゴザイマス。
わ~いわ~い、2月以来の五雲会~♪
しっかり全部観るぞぉ~ (^o^)v
今日の演目は「嵐山」以外は初夏~夏のもの…。
散り遅れた桜の「嵐山」からいきなり夏日出現!なコンビネーションかなぁ。
実は「嵐山」の前半(の謡)をちゃんと?聴きたいと思っております。
「嵐山」は、生まれて初めての謡の発表会に、その他大勢の地謡で(一人だけ)参加した曲…。
(自分のお役は「岩船」のワキだったけど…)
自分の出る曲以外にも、勉強だから地謡には積極的に付きなさい、との事前指示を素直に信じたまり子でしたが、実は「岩船」しかおさらいしてなかった(っちゅうか「嵐山」までさらう余裕が無かった)のです。
しかも一緒に「岩船」に出た仲間はさっさと逃亡…、( ̄□ ̄;)!!
しかし地頭に付いて下さるのは辰巳満次郎様

ひゃ~。
腰が引けたまり子は思わず逃げ口上で「あーん、お稽古してないぃぃ…」とぶりっこ呟きしたところ、聞き逃さなかった満次郎様

「ナヌっ?」
きゃ~。
嬉し&オソロシ&恥ずかし、の三拍子揃った地謡(その他大勢)初体験の思い出@「嵐山」でした。
さて「雲雀山」ですが、まり子は過去2回程、拝見しております。
シテは中将姫の乳母!
継母の嘘八百のチクりを信じた右大臣(男ってバカね)は我が子中将姫を殺せと命じます。
乳母の侍従は必死に中将姫を守って雲雀山に匿い、花を摘んでは売りに行って、姫を養っています。
父の右大臣は、カッとして娘を殺せと言ったことを後悔して噂を頼りに雲雀山まで狩を口実?に捜しにやってきます。父娘は無事再開できるのでしょうか…。
(モチロンできますけど~)
中将姫は子方が務めますが、子方であっても女の子の扮装は大人と同じ…。
唐織を着附に着て鬘帯と鬘も付け、付けないのは面だけ…。
だから女の子の扮装の子方クンほどつらいお役はないだろうな~、と頑張っている幼い子方クン達を見てはいじらしさに胸きゅんのまり子でゴザイマス。
「雲雀山」は間狂言(鷹狩を見せる。和泉流は4人組だった)も面白いですのよ~、必見!
ほうほうっ
かげかげ
ほうとりほうとり
だったか、の掛け声を繰り返して楽しく鷹狩の光景を演じます。子方クンも興味深げに見てたりしますのよ~。
さて、見どころはやっぱりシテの乳母の中将姫の守り抜く一途な忠義の心でしょうか?
舞の中にもその気持ちが見えて、最後のハッピーエンドの場面では、ちょっともらい泣きしそうになります。
そしておシテをなさる方の個性で、この乳母の性格がくっきりと浮かびあがります。
まり子が拝見した中では、藪克徳師はひたすら優しく姫を母鳥のように守る乳母、金森秀祥師は「政岡」か「春日局」かと見紛うばかりの烈女ぶりが印象的でありました。
和久荘太郎師だったら、やっぱり熱血な乳母かな~。
楽しみです。
そして楽しみと言えば、澤田宏司師の披キ「石橋」でありましょう!
遅ればせながら今朝ポッドキャストを聴いたまり子です。
照れくさいのか、ぶっきらぼうな話振りがこれまた魅力的なおシテ様です。
ジャージを購入してお稽古に取り組んだ、と聴いて、能とは全然違って披キなんかじゃないけれど、まり子の「石橋」への取り組みはアマアマだったなぁ、と反省しきり…。
きっと素晴らしい「石橋」になるに違いありません!
辰巳満次郎様

さあさあ、魅力的な演目が揃った五雲会を観に、
宝生能楽堂にGoGo!
