また再びのご無沙汰、申し訳ございませぬ

月並能にも出掛けて、とりわけ辰巳満次郎様

「千手」を観たかったのにぃ~、行けませなんだ…。(ノ_・。)
ああ~ん、金井雄資師 vs 辰巳満次郎様の、
密度の濃ゆ~いプラトニック・ラブを堪能したかったっす…。
月並で「八島」と「千手」観てから、プレイバック記事を書こうと思ってたのにぃ~。
予定が狂っちまいました…。
(う~ん、脈絡なくやらねばならぬか…。)
そしてまる子も、月刊から隔月刊になったかのようで…。
まる子よぉ~、カムバァ~ック! (゚o゚)/
さて、まり子は発表会が終わってから、謡のお稽古に「通盛」をお願いしました。
さらに先月からは「通盛キリ」の仕舞も♪
五月の五雲会にあまりポピュラーではない演目の「通盛」が出るし、
こんな機会でもないと一生お稽古せずに終わるかもしれなかった「通盛」…。
(「通盛」については、次の記事に書きますわ~)
で、やっと一昨日、謡・仕舞とも上がった「通盛」のお稽古ですが、
なんと謡のテキストに「能登守教経」の名前がでてきたのです。
能「通盛」を観たことはあるけれど、全く気付きませんでしたよ。
何を隠そう、まり子は能登守教経さま

その原点は、NHK大河ドラマの「源義経」…、モチロン尾上菊之助(現尾上菊五郎)の、
でゴザイマス。
オマセだった幼きまり子は、既に義経@菊之助様(タッキーなんか、ふんっ)に夢中で、
日曜夜8時までに家に帰れないなら出掛けたくない、と駄々をこねたこともあった子供…。
しかし、壇ノ浦の合戦での能登守教経(つまり俳優山口崇)のカッコ良さにノックアウト



それ以来、義経よりも能登殿ファンなのであります。
(まり子の中では未だに、能登殿=山口崇

あああ~。
ついに明かしてしまいましたぜ。(誰も期待してはいない事実を…)
能「八島」は、
今日の修羅の敵は誰そ
なに能登守教経とや
の詞章の故(それだけじゃないけど)に、まり子の最も好きな曲でございます。
しかし、能「通盛」では、兄の通盛(教経は通盛の実弟)が小宰相の局との最後の別れを惜しんでいる時に「早く戦の支度をしろ」と急かす、人の心の機微を解さぬ男として描写されています。
確かに能登守教経さまは平家の公達というよりは武士、それも抜きん出て勇猛果敢な武将ですよ~。
お能になってる平家の公達はみな修羅道に堕ちた苦しみを訴えるんだけど、逆に能登守教経(義経もだぁ~!)は、修羅道でイキイキと戦い続けてるような気がするんです。
納得して修羅道にいる能登守教経が、幽霊になってまで出て来て弔ってくれなんて死んだって(死んでるけど)言わない気がしませんか?
で、コレだとお能にならないじゃあアリマセンか?
だから宝生にない(廃曲?の)お能「碇潜(イカリカヅキ)」は、前シテが能登守教経、そのツレ二人が教経に両脇に抱え込まれて「死出の旅の供」をさせられ沈んだ源氏の兵士二人なんて、設定に無理がありすぎですよ。
まり子が愛しの能登守教経さま

って、長くなるので止めときましょう。
写真は、雨に濡れたピラカンサスの花。
ピラカンサスとはギリシャ語で「炎の刺」だそうな。
鋭い刺があり秋に燃えるような赤い実を沢山つけることから、付いた名前らしい…。
別名トキワサンザシ。花言葉は「燃ゆる想い」。
見た目の地味さ?とは裏腹に激しいものを内に秘めております。
(そのあたり、能登守教経さま


ところで、まり子は辰巳満次郎様

どんな感じでございましょうかねぇ~。
