ちょいと、ご無沙汰してしまいました。
淋しかった


タイトルの和歌は、能「鞍馬天狗」の最初のほうに出てくる歌。
鞍馬山の西谷の僧が、
今日見ずは悔しからまし花盛り

咲きも残らず散りもはじめず
(今日が見頃だからおいで~)
と東谷の僧にお花見のご招待のお手紙をだしますの。
それを受けて、東谷の僧はおちびちゃん達をゾロゾロ連れて鞍馬山の西谷まで、
花見にまいります。
これは、まり子のウチの2Fのベランダからの風景。
なかなかのものデショ?
さて、この歌は古今和歌集に収められている在原業平の一首、
けふ来ずはあすは雪とぞ降りなまし
消えずはありと花と見ましや
を踏まえているとか。
今日の雨と地震とに「雪とぞ降りなまし」になってしまうのかしら…。
あの日から一ヶ月…。
帰ったら、まり子のウチの門の前には、薄紅の雪が積もっていました。
辰巳満次郎様


