まり子です。
実は、まり子は上方舞もお稽古しております。
キャリアは…、お能よりずうっと長いです。f(^m^;)
上方舞とは、そのものズバリ、上方の舞であります。
京都祇園甲部の井上流に限って京舞と呼び、また主に地唄に合わせて舞うので
地唄舞とも、また花街の座敷で舞うから座敷舞とも呼ばれます。
じゃ、地唄ってなによ、って話になると思いますが、三味線や琴に合わせて唄う
上方の(土)地の唄、と言うことらしいです。
だいたい江戸時代後期ぐらいのの成立とのこと。
谷崎潤一郎の「春琴抄」のヒロインが教えているのも、地唄であります。
地唄は、本行物・艶物・作物に大きく分類されます。
このうち本行物がお能を題材にした作品になります。
だから、まり子のお能入門は、上方舞からなんですね。
まり子が習っている流派では、「八島」「珠取海士」「葵上」「善知鳥」は
実際に舞手(立方という)が歌詞の一部を謡う、という振り付けになっています。
まり子が「八島」を舞台にかける時には、コリャホントに謡をちゃんと習った方が
いいなと思い、当時の職場近くの喜多六平太記念能楽堂の事務所に行って
相談したんだけど…。
結局、喜多流とはご縁がありませんでした。(-.-;)
しかし、まり子の上方舞のお師匠様の従兄弟の方が、なんと辰巳満次郎様の主催する
「あまねく会」の会員だった、という事実があったりして、宝生流とは深いご縁が
あったようです。
と、前フリが長くなりましたが、まり子は細々と舞台に立っております。
それで今週末、大阪谷町四丁目の山本能楽堂にて「あらたま会」という
有志の会に出演いたします。f(^_^;)
鬘や白塗りのお化粧、裾引きの衣裳など一切付けない、素の会です。
まり子は「紀伊の国・秋の夜」という、お能とはかけはなれた二曲にチャレンジ♪
本行物あり艶物ありの全六番、楽しい解説を挟んで、お届けいたします。
ご興味のある方はぜひ、お運びくださいませ。
また、ゼッタイ行きたい~、という方は、先着3名様まで、まり子が
ご招待申しあげますので、コメントにてお申し込みくださいませ。
当日の受付に、お申し込みのお名前(ハンドル名)で、チケットをお出しいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
まり子こと、吉村花謳より♪