
それでも、扇風機オンリーの部屋で熱帯夜を過ごしてる、まる子でございます

まり子サンの五雲会の感想、納得&思いだし笑いました~

今さらですが、私も書いてみたいと思います。
ただし、好き勝手な解釈と意味不明さで、脱力すると思われます。
さらりと読み流してくださいませ。
7月17日(土)
猛暑の中、薄物(安物)の着物で宝生能楽堂へ参りました。
やっぱり着物は暑~い(ひとり我慢大会)です。
しかし、予告通り能楽堂は、クーラーが効てるので着物でちょうどいい!
ところが、絽の帯は長時間背もたれに寄りかかると、
型崩れするのでいけませんね(反省)。
開演時間の正午ギリギリに到着して、今回は全てワキ正面で拝見しました。
『加茂』
いまの季節にぴったりの夏の曲で、好きな演目です。
前場は、蒸し暑い夏を思わせる風情。マッタリと叙情的でした。
一転して、凛々しく勝ち気そうな女神が登場!
雷鳴(お囃子の連打)とともに後シテの別雷神も現れて、
激しく拍子を踏みます。
「ほろほろ、ほろほろ。とどろとどろとどろと、踏みとどろかす」
詞のリズムと激しい拍子が楽しい♪
袖を返すとき勢い余って?ぐるぐるに腕に巻き付くのが印象的でした。
凄い気迫。
おシテは終わった後、汗だくだったのかな…。
なーんて、楽屋裏を想像しちゃいました(笑)。
『花月』
天狗にさらわれた花月少年は、清水寺門前でストリートパフォーマンスに
あけくれていた。
得意の羯鼓舞は、大人顔負けの凄腕である。
少年に似つかわしくない舞っぷりは、天狗から伝授された芸なのか?
すると、マジメそうな僧侶が現れ、花月少年を「我が息子」という。
えぇ~?マジ~!?
似ても似つかないふたり(笑)が、親子ですって!
「出家する前にもうけた子供だ」と語るナゾの僧侶は、
花月少年をどこかに連れ去ってしまった・・・。
今度は僧侶(自称)にさらわれたてしまったのか!?
花月少年の運命はいかに!
ウムムム…。親子の劇的な再会のはずが、まる子には、なぜか
サスペンスドラマ風な印象でした。
花月も僧侶も、あまりにも真剣な雰囲気だったから?
アイ狂言「清水寺門前の者」の存在感が素晴らしかったです。
それにしても、花月の面ってコミカルな顔立ちしてますよね。
『玉葛』
満次郎師が地謡をされていらっしゃいました~期待度MAX

ん?と思ったハプニングはまり子サンの感想をご参照下さい。
多くの男性に愛された玉葛は、たえず不本意な恋に悩み、
死後もその苦しみの中にいた。
「げに妄執の雲霧の~」妄執とは、玉葛を愛する男たちの強い執念。
モテモテゆえに、男たちの生霊に理不尽な仕打ちを受け、
神経衰弱→ノイローゼ→うつ病となった玉葛。
僧侶の弔いにより「長き夢路は覚めにけり」と、男たちの妄執も、
ようやく祓われたのだ・・・(まる子的超意訳)
やはり名曲ですね。演じる側や観る側の解釈で、
たくさんのストーリーが読み取れると(強引に)思うのでした。
いろんな想像を膨らませてくれる、
ピュアな癒し系美人の玉葛でした。
『項羽』
「史記」を題材とするメイド・イン・チャイナなお話です。
前場の船賃のやりとりは、まり子サンの感想にもありましたが、
ついツッコミを入れたくなります。
勇猛果敢な猛将が花を欲しがるというギャップ。
紙一重でコントになりますよね。
後場は、満次郎師のご子息の和磨クンが、ツレの虞美人で登場!!
無垢で可愛らしい雰囲気。まり子サンとふたりで喚声(小声)であげました。
ミーハー炸裂

満次郎師のご解説にもありましたが、みどころの後シテの槍の扱いに注目してました。
シテが一畳台に飛び乗り、槍の柄で入水した虞美人を探すリアルな型を見せる場面、
ワキ正面からは、肝心の槍さばきがよくわかりませんでした。残念!
槍をブンブン振り回し、舞台を駆け回る項羽。
でも、中華風の冠が“ミッキーマウスの帽子”に似てる?と思った瞬間から、
ディズニーランドのキャラクターのように思えて・・・・わははは

ところどころ能楽堂の睡魔クンにやられ、お舟を漕いでたまる子でした。
熱演されてた皆さま、ごめんなさい。
ゆるゆるな感想はこれにて終了!!
猛暑に免じて、お許しくださいませ。失礼しました~。
まる子
