辰巳満次郎師のファンの「まる子」でございます。
ボチボチお能を鑑賞しております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
6月の宝生月並能、拝見いたしました。
「誓願寺」は初見でした。
実は、ストーリーをあまり把握もせず不勉強なまま、
ひたすら満次郎師の熱演に期待しておりました。
(ミーハーですみません)。
そこへ「連日の誓願寺のシテ」という、緊急事態をオフィシャルブログ
にて知りました。
「これは応援しなければ~!」と、私なりの応援スタイル(笑)
和服で宝生能楽堂へ参りました。
幸いお天気も良く、爽やかな1日でした

お能の場合、歌舞伎やオペラなどと違い、同じ演目を連日公演することは
通常ありません。
毎回、違う演目を違うメンバーによって、一日限りの舞台が演じられます。
まさしく「一期一会」です。お能の魅力の一つだと思います。
同じ演目のシテを連日演ずるなんて、業界的にはレアケース(驚

東京と大阪を往復&もの凄いハードスケジュール。
プレッシャーも半端じゃないはず。
先月も代役を勤め、そして今月までも!
しかし、我らが満次郎師ならばクリーンヒット!

いや場外ホームランを叩き飛ばすに違いない(なんのこっちゃ)と信じてました。
そして、やはり期待に応えてくださいました\(~o~)/
またもや満次郎師のバイタリティーに脱帽いたしました。
とにかく「誓願寺」は長~い曲。
難解な仏教用語が飛び交い、ゆったり静かに進行していきます。
マニア好みの曲かもしれません。
演ずる側は、かなりの体力、精神力、集中力が要求され、技術も芸術面でも
難しい演目なのだろうと思いました。
観る側は、居眠りすればあっという間(笑)ですが。
「居眠り厳禁。しっかり応援しよう!」
2時間弱ひたすら、声援を送り続けました~



歌舞の菩薩としてあらわれた和泉式部は、豊かな教養を感じさせる気品が漂ってました。
朗々として凛とした謡と、美しい足運び。端正な舞姿にウットリ

和泉式部ご本人も、きっと喜んでいたに違いありません。
「素敵に演じて頂き光栄です(^∇^)」と


大阪も観に行きたかったなぁ~~

無事、大役を勤めを終えて、ホッとしておられるのでしょうか。
余韻に浸る間もなく、日々忙しくされてるようにも思います。
先生、本当にお疲れさまでした~






まる子