「緑内障を悪くしない7つの習慣」真鍋佑介 一部内容紹介(長文です) | 工夫しながら前進

工夫しながら前進

緑内障に負けずに人生を謳歌するブログ☆

2024年10月に刊行された「緑内障を悪くしない7つの習慣」(真鍋佑介)を読みました。

 

(クリックしてもリンクに飛びません)

真鍋先生は緑内障専門医です。

新たな気付きを音声入力で文字に起こしました。

長いので眼を休めながら読んでください。

 

興味のある方は購入してください(真鍋先生の回し者ではありません)。

誤字脱字がありましたらコメント欄で指摘してください🙇

 

 

・緑内障の治療を2年以上継続できている人はわずか60%しかいません。

治療を中断すると悪化します。

そして視野の欠けがだいぶ進んでから再び眼科を受診し、検査結果を見て落胆する患者さんが少なくありません。

 

・緑茶やチョコレート、赤ワインなどに含まれるポリフェノールは、抗酸化作用によって血管や神経を守ってくれ、痛んだ神経の再生や修復にも関与しています。

緑内障は視神経がダメージを受ける病気なので、ポリフェノールが良い影響及ぼすと考えられています。

 

万・チョコレート効果95は高いので先月でやめちゃいました💦

 

・1日に240mg以上の硝酸塩(ほうれん草60g)をとっていた人は、摂取量が少なかった人と比べると緑内障になるリスクが21%も低下していました。

また中心付近の視野の欠けが生じるリスクが48%も低下していました

 

・ルテインの1日の推奨摂取量は6mg以上とされていますが、日本人は平均して2mg程度しか取れていません。

ブロッコリーやほうれん草、ルッコラなどの緑黄色野菜をよく食べるようにしましょう。

ルテインは光の刺激による酸化のダメージから目を守る働きがあります

 

・魚介類に含まれるオメガ3脂肪酸には眼圧を下げる可能性があります。

2018年にオーストラリアで行われた研究で、積極的にオメガ3脂肪酸を取ると眼圧が8%下がったと報告されています。

魚をよく食べているとオメガ3脂肪酸の抗炎症作用で隅角の目詰まりが解消され、房水の流れが良くなることで眼圧が下がる可能性があるのではないかと考えられています。

D H AやEPAを特に豊富に含んでいるのは、鮭やマグロ、カツオ、さんま、サバ、イワシなどの魚です。

週に3回ほど魚を食べるようにすると、厚生労働省が定めた目標量に達します。

生で食べる場合の摂取量を100%とした場合、焼き魚や煮物で20%ほどの減少、揚げ物にすると50%も減少します。

 

・さらに視神経のミトコンドリアを増やす、という視点があります。

ミトコンドリアは細胞内でエネルギーを作り出す小器官で、緑内障の患者さんや高齢者の視神経では少なくなっています。

ミトコンドリアを元気付けるにはビタミンB1やビタミンB3などの摂取が必要です。

 

・ミトコンドリアが減少したり、小さくなったりしていることで、視神経がエネルギー不足の状態になり、外圧によるストレスに弱い状態になっていると考えられています。

ミトコンドリアの働きに関わっているのは、NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という物質です。

 

・NADの前駆物質(その物質の生成前の段階にある物質)であるビタミンB1とビタミンB3を投与する研究が2021年にアメリカで行われています。

1週目にはビタミンB1を1500mg、ビタミンB3を1000mg、2週目からはどちらも2000mgずつ、3週目はどちらも3000mg投与しました。

すると視野検査の結果が部分的に回復したと報告されています。

回復といっても視野の全く見えなくなった部分が見えるようになったわけではありません。

視野検査の結果はグレースケールで示されます。

黒くなっている部分は視神経が機能していない部位なので、ここが回復する事はありません。

 

万・そんなことは信じていません(^ ^)

 

 

 

(僕の左眼です)

 

グレーの部分はまだ完全に機能が失われていない部位で、この部位が投与前より明るいグレーになったという結果が報告されました

よっしゃー\(^ ~^)/

 

・ビタミンB1が豊富な食品としては豚肉がよく知られています。

脂身の少ないヒレやももが特におすすめです。

植物性の食品では、玄米や枝豆、ナッツなどに豊富です。

ビタミンB3を多く含んでいる食品は、カツオやマグロ、サバなどの魚、鶏肉、ナッツなどです。普段の食事に、なるべくこれらの食品を組み込むようにして、ビタミンB1やビタミンB 3をとれるようにしましょう。

 

・ミトコンドリアを活性化させるポイントとして

 

1.運動すること(激しい運動する必要はなく、ジョギングなどの有酸素運動や軽い筋トレが効果的)

2.規則正しい睡眠時間(睡眠はミトコンドリアに有害となる老廃物を処理する)

3.適度な日光浴(太陽を浴びるとビタミンDが生成される。ビタミンDはミトコンドリアを増やす作用がある)なども取り入れると良いでしょう。

 

・1678人の人を対象に緑内障の有病率を比較した研究の結果、カフェイン入りの温かい紅茶を毎日飲む人は、緑内障のリスクが74%低下したことが報告されました。

 

・きちんと点眼できていないことで、眼圧が目標値まで下がらない原因があります。

目薬を家族にさしてもらうよう指示したところ、眼圧はすぐに下がり始めました。

視野障害のために目薬の容器の先端がよく見えなくなっていて、目薬がきちんと目に入っていなかったのが、眼圧が下がらない原因でした。

家族に点眼してもらうようにしたことで手術を回避することができました。

 

・緑内障の人が筋力トレーニング行っても特に問題ありません。

ただし、筋力トレーニング行う際には呼吸に注意することが必要です。

力を発揮するときに息を止めてしまうと、眼圧が上昇してしまうからです。

力を発揮するときにフーッと息を吐くのが正しいやり方です。

例えば腕立て伏せであれば、曲げた腕を伸ばしていく局面で息を吐きます。

スクワットなら、曲げた膝を伸ばして立ち上がる局面で息を吐きます

ベンチプレスなら、バーベルを上げる局面で息を吐きます。

吐くべきところで息を止めて力んでしまうと眼圧が上がりますし、血圧も上がるので危険です。

 

・ストレスの加わった状態が続いていると、交感神経が優位になり、全身の血管が収縮します。

目の血管は全身の中でも特に細いので、交感神経優位の状態が続くことで、神経細胞の血流不足が起き、それにより血液循環が悪くなり、緑内障に悪影響及ぼすと考えられています。

ストレス解消のために適度な運動を行うことも良いですし、映画を見たりカラオケで歌ったりするのも良いでしょう。

緑内障だからといって、生活を制限する必要はありません。

 

・歯周病は緑内障にも影響を及ぼします。

歯肉の炎症部分で放出された炎症物質が血液中に入り、それが視神経に炎症を起こすのではないかと考えられています。

また房水の排出口である隅角の細かな構造に影響があるのではないかとも言われています。

緑内障の進行をなるべく抑えるために、通常のブラッシングに加え、歯間ブラシやフロスも使って口の中の衛生状態を良い状態に保つようにしましょう。

 

・緑内障の点眼薬の副作用には、色素沈着、まつげの異常な伸長、目の周りのくぼみなどといったものがあります。

副作用をできるだけ避けるために、お風呂に入る直前に目薬をして5分ほど経った後に入浴し洗顔する、皮膚についたらすぐにティッシュなどで目の周りを拭く、就寝前にさすならばワセリンなどの皮膚保護剤を塗るといった対策をすると良いでしょう。

 

・緑内障の人は眼圧を上げないためにネクタイをきつく締めすぎないようにしましょう。

ネクタイに限らず首を圧迫する衣類には注意してください。

ネクタイを締めることで頸静脈(頭部の血液を心臓に戻す血管)が圧迫され、内圧が高くなっているためだと考えられています。

 

万・タートルネックは大丈夫かな?

首周りのきついシャツは第一ボタンを外すようにしました。

マフラーもゆるっと巻いています。

 

・眼圧の日内変動にはパターンがあります。

最も多いのは夜間から朝にかけて高くなっていて、朝起きると徐々に下がり始め、夕方に最も低くなるパターンです。

ただし中には朝が低く夕方に高くなる人もいます。

眼科で眼圧測定をするのは月に1回程度かもしれません。

その眼圧の値は1日のうちで低い値なのか高い値なのかは分かりません。

視野欠損の進行が早い人ほど注意が必要で、いつも同じ時間に眼圧を測っているならば、他の時間に眼圧を測定するのも良いでしょう。

 

他にも「コーヒーは眼圧を下げる。ただしコーヒーを飲まない人が飲む必要はない」

「深煎りコーヒーはミトコンドリアを活性化する」

「球技系のスポーツをするときは、ゴーグルを着用するのが望ましい」

「エナジードリンク、清涼飲料水は避ける」

「目薬の保管方法に迷ったら冷蔵庫で保管する」

「グラジェノックス」というサプリ、「当帰芍薬散」という漢方について書かれていました。

 

下線部は特に気になった箇所です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

遠くをボーッと見て眼を休めてください。