自分でできる!人生が変わる緑内障の新常識 | 工夫しながら前進

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緑内障に負けずに人生を謳歌するブログ☆

2022年に刊行された眼科医・平松類さんの本を読みました。

 

(クリックしてもリンクに飛びません)

画像はAmazonのサンプルです。

心に留めたい言葉を要約して音声入力で残します。

 

・緑内障はきちんと治療を受けていれば、20年間で両眼を失明する人は1.4%しかいない。

 

・緑内障が治らないと言うのは「現在の医療では難しい」ということ。しかし、あなたが生きている間に絶対に治らないわけではない。

 

・タンパク質が不足すると、体を作る基本構造が脆くなるわけなので、視神経がダメージを受けやすくなるのではないかと推測される。タンパク質をきちんと摂る事は緑内障の進行抑制に良い影響もたらすと言える。

 

・砂糖や精製小麦粉などの食材は血糖値を上げやすく、血管にダメージを与え眼圧が高くなり緑内障に良くない。

 

・ルテインは目に集中して届く。ほうれん草2株程度(ルテイン6~10mg)を目安に摂取すると良い。

 

・ビタミンAは暗いところでものを見る際に重要になる。うなぎ、にんじん、ほうれん草などに豊富に含まれている。

 

・ビタミンCには抗酸化作用がある。レモン、ブロッコリー、ほうれん草などに含まれる。加熱すると壊れやすいので、生のまま食べるのがお勧め。

 

・枕の高さは寝やすさを重視すべきだが、角度が15度程度になるような枕を選んでみましょう。頭と体が水平になると2~4mHgは眼圧が上がると言われている。

 

・スマートフォンを寝ながら見ると、眼圧が上がる。暗いところでスマートフォンを見ると、眼圧がさらに上がるため注意が必要。

 

・トランペットなどの金管楽器は強く吹くことで圧力を与えるため注意が必要。一方で、ピアノやバイオリンなど目に圧力がかからない楽器はリラックス作用もあるのでお勧め。

 

・緑内障がかなり悪化すると、ロービジョン外来だけでは対応できなくなる。そういった場合は、リハビリテーションセンターなどで、目が見えなくなっても生活できるように指導を受ける方法がある。全国には国立のリハビリテーションセンターがあり、医師の紹介状あれば通うことができる。自分から医師に要求しない限り、リハビリテーションセンターを紹介してもらえないことがほとんどなので、覚えておくと良い。

 

・MD値は視野検査を受けた人の年齢の平均値と比べて、どれぐらい視野が悪化しているかを示す。視野に異常がない場合のMD値は0で、視野が狭くなるにつれて− 1、− 2、− 3と減少していって、− 30になると、ほとんど見えなくなることがある。

 

・VFIは何%視野が見ているかを示している。正常な場合は100%だが、視野欠損に伴って99、98と減っていき、0になると全く見えなくなることになる。

 

・緑内障を誰にどこまで打ち明ける?

企業によっては手厚いサポートを受けられる場合がある。ただし、そういった職場は比較的大きな企業のごく1部に限られる。中小企業の場合は、たとえ上司が好意的でも、同僚や部下があなたの仕事を「押し付けられた」ように感じてしまうこともある。本当に打ち明けるべきかどうかは検討した方が良いでしょう。

 

・目薬が効いているイメージを持って治療すると効果が高まるという研究がある。薬や病気のことを知って治療を受ける人は治療効果が高いことがわかっている。

 

・緑内障は現在治完治が難しい病気です。とは言え、将来的には完治できるように、医学は進歩していきます。

 

 

 

緑内障患者の不安を煽らず、(ここでは要約しましたが)優しい語り口で患者の気持ちに寄り添った良書です。

 

3月の視野検査で左眼のVFIは52%、MD値は-17.63でした。

まだ半分は見えています。

今から眼科に行ってきます。