こんばんは。

 

 

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

仲谷一祐(ナカヤ カズヒロ)と申します。

 

 

現在、大阪にて易占業を営みつつ、タオと陰陽五行の研究に親しんでおります。

 

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

今日は、老子の考え方が与えた影響についてお話しします。

 

 

 

 

老子の考え方は、道(タオ)に対する考え全般であり、中国をはじめ他国に与えた影響は、非常に大きいと言えます。

 『「老子」ってどんな人?』こんばんは。 当ブログにお越しいただきありがとうございます。 ナカヤ カズヒロと申します。 現在、大阪市にて易占業を営みつつ、タオと陰陽五行の研究に親しんでお…リンクameblo.jp

 

 

 

 

 

基本どの王様も、求めるものは不老不死や長生きです。

 

 

道(タオ)に沿ったら長生きが出来ると考えた王様が、不老不死の情報を求めたあげく騙される、という話はよくあります。

 

 

例えば、秦の始皇帝が、不老不死の実と言われる橘(みかん)を手に入れるために、部下である徐福(じょふく)を日本に派遣したというものや、

 

「東の国に、不老不死の実がなっている巨大な扶桑の木があるらしいので、探しに行くように」と命じた話などがあります。

 

 

ちなみに東の国とは、日本のことです(トラック会社の「ふそう」の名前は、ここから来ています)。

 

 

このように、王様が不老不死を求める時、ベースになるのが道教や道(タオ)に関するストーリーです。

 

 

長生きする仙人を頼りにするため、手品を見ても「こんなことが出来るのは仙人しかいない!」と思い込んでしまうために、あっさりと騙されてしまうこともあります。

 

 

 

ところで老子は、日本にも影響を与えています。

 

 

老子の書いた書物を読むと、彼が「陰陽五行」を理解していた様子が見て取れます。

 

 

物事を二つに分けてみるのが陰陽、そして五つに分けて見るのが五行です。

 

 

陰陽五行とは、この二つを合わせたものであり、自由になるための重要なツールになります。

 

 

 

特に日本の場合、中国大陸の隣ということもあり、民間の神道や風習、古墳の場所、密教も、陰陽五行の考えを取り入れていることが多いです。

 

 

 

例えば、神社に行くと、五行の色の旗が立ててあり、神道の儀式でも五行の数や色を使っています。

 

 

魚など水のものをお供えするときには、水の数をしっかり数えますし、柱を立てるときは木の数をしっかり数えます。

 

 

祝い事に紅白の色を使うことや、葬式に白黒の色を使うこともそうですし、家を建てたときに、お金や餅をまく風習もそうです。

 

 

 

他にも水引も呪術のひとつであり、陰陽五行に関わっています。

 

 

1回だけあれば良いこと、例えば結婚式や葬式のときは固結びをしますし、通常のお祝いのように何回もあっても良いことについては、蝶々結びをします。

 

 

 

あと、火打石も陰陽五行がもとにあります。

 

 

カチカチと二回打つのは、「二」は火の数だからです。

 

 

これは、「火剋金(かこくきん)」と言って、火の力で刃物や人傷沙汰などの金系の災いを打ち消すことを指します。

 

 

また、日本書紀の中にも、陰陽五行の影響を受けた話があります。

 

 

イザナギが死んだ奥さん(イザナミ)を蘇らせようとして、黄泉の国に行くという、かの有名な話です。

 

 

イザナギは、地上に出るまでは振り向かないというイザナミとの約束を破り、ゾンビ状態のイザナミに追いかけられますが、桃の実を三つ投げることによって、イザナミから逃げることが出来ました。

 

 

桃を三つ投げたのは、数字にも不思議な力があり、木(もく)をあらわす数のひとつが三だからです。

 

 

ゾンビは土の禍(つちのわざわい)です。これに対抗するために木の力を数字でパワーアップさせたのですね。

 

 

これは「木剋土(もっこくど)」と言って、木の力で土の災いをはらうことを指します。

 

 

このように、タオの考え方は、日本の神話、言い伝えにも大きな影響を与えているのですね。

 

 

 

ということで今日は老子の考え方が与えた影響についてお話ししました。

 

今日は、皆さんの耳慣れない言葉もたくさん出てきたかと思います。

 

とりあえずは、私たちの暮らしの中に陰陽五行の考え方が取り入れられている、ということを覚えておいていただけると幸いです。

 

 

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

また明日お会いしましょう。