あけましておめでとうございます。

 

私の2019年最後と新しい年の幕開けの場は、私の大好きな場所、
 

”ケララ” でした。

 

今回は1週間の休暇で、5日間をバルカラ、2日間コチ滞在で予定を組みました。

 

大晦日のお祭り騒ぎの翌朝、後ろ髪を引かれながらもバルカラを離れ、久しぶりに
列車に乗ってコチへ向かいました。
(最近インドでの列車の旅は4時間以内が限界・・・・)

 

コチはポルトガル、オランダ、イギリスの支配下に合った場所柄、西洋風な古い
建物や教会が多く、観光地・港街でありながら、ケララ唯一の株式市場でもある
主要都市です。

 

コチ自体はそんなに見所は無い街なのですが、程よくインド文化と西洋テイストの
交じり合った、緑の多いフォートコチを歩き回るのが好きで、何度も足を運んで
しまいます。

 

何より、お洒落なカフェやレストラン、本屋、ギャラリー、クラフトショップが多い
のが嬉しい。
 

 

毎回長居はしないのですが、何件か必ず立ち寄るお店があります。

その一つは、オーガニックスパイス屋さん。

 

最近はインドの何処でもオーガニックスパイスは手に入るのですが、とりあえず

ケララで有名な、ブラックペッパー、ロングペッパー、カルダモン、サンダルウッド
パウダーを購入。

 

その後、コーヒー豆(アラビカ)を炒って、その場で挽いてくれる小さなコーヒー屋さん
に立ち寄るつもりが、コチの一大行事(クリスマス)の最終日の次の日だったせいで
休みだったのか、見逃したのか、結局目当てのコーヒーを買うことが出来ませんでした。

 

その代わり、新しく出来たと思われる、”パフューム・ミュージアム”を見つけたので、
足を踏み入れてみました。

 

店内は、パフュームよりもケララで製造されている、インドならではの植物から抽出された
エッセンシャルオイルが沢山並べられていました。

 

このお店のコンセプトは、エッセンシャルオイルをアロマテラピー用というよりも、

”パフューム”として身に付ける、ことを前提にしているようでした。

 

とりあえず、一通り匂いを嗅ぎ、身に付け、気に入った2種類を購入。

 

珍しい、ユリの精油と、ケララの女性達がよく髪の毛に飾る花の精油を選びました。

 

今まで、”ユリ” を花としても香りもあまり好きだと思ったことは無かったのですが、

今回この精油自体の香りと、自分の肌につけたときの香りに何か感じるものがあり、

直感で選びました。ケララ・フラワーの方は花の匂いが好きだったので、即決。

 

珍しい蓮(白/ピンク)にも惹かれたのですが、今はきっと”ユリ”の持つ何かが
私に必要な気がするので、またの機会に。

オイルとは別に(むしろオイルよりも)私の心をつかんだのが、この入れ物。

 

キャメルの皮で作られた、ラジャスターン地方で古くから使われている、

オイルの保存ボトル。

 

前にパフューマーである友人の家で見せてもらって、”私も欲しいー!!”
と思っていた愛らしくも美しい工芸品。

 

もちろん買いました! (掌サイズ)

 

持ち歩きには不向きなので、自宅用に。

まだどのオイルを入れるか考え中です。

 

新しい香りとエネルギーを纏い、今年も一年励んで行きたいと思いますので、
何卒よろしくお願いいたします☆

 

 

 

 

(Hyattホテルにて)

 

インドでの生活が始まって、4回目のクリスマス。

 

ポルトガルに行った去年以外、年末年始をケララで過ごすのが
私の定番となっています。

 

今年も例外なく、明日からケララへ行きます。

 

 

さて、インドのクリスマスですが、ここインドでも宗教関係無く、
”クリスマス”=お祭り、として楽しみます。(地味ですが)

 

去年に引き続き、クリスマス・イヴは、フランス人の友達の家で
クリスマスパーティーをしました。

フランス、インド、アメリカ、ドイツ、そして日本(私)と国際色豊かな
楽しいひと時を過ごしました。

 

が、気が付けば私を除いてみんなカップル・・・・。

 

慣れっこですが。

 

クリスマス当日の25日は、家で一人静かに過ごしました。

 

2019年最後に、久しぶりにメヘンディを施す事に決め、

シャワー、着替え、、夕食、寝支度を夕方に終わらせ、作業開始。

 

まず左手の裏側から。単純すぎるデザインにしてしましい、ちょっと
後悔しましたが、とりあえず2時間近くかけて終了。

 

裏側だけのつもりだったのですが、勢いで掌にも施す事に。

 

こっちは1時間くらいで完了。

 

なんとなく乾いた頃に、レモン汁+砂糖でコーティングし、ゴム手袋を
して、就寝。

 

朝、メヘンディを剥がしてみると、まあまあそれなりな仕上がり。

 

 

 

数日たったら、落ち着いた濃い色になるはず。

 

今年最後の”手仕事”終了。

 

皆様、良いお年をお迎えください!

 

 

”ブロック・プリント”を自分でやってみよう、

と心に決めて、まずは選びに選び抜いて、木版をアマゾンで購入。
その次は、”やっぱり天然インク!” と、インターネットでブロック・
プリントのDIYのビデオや記事でいろいろ調べたものの、どれも
アクリルインクを使ったやり方ばかりだったのですが、どうしても
天然染料を使いたかったので、またアマゾンで探し求め、
”生地や紙に使える”、と説明のあったメーカーの製品を、試しに
3色買ってみました。


やっと、必要と思われた材料が揃ったのが2週間前。

 

その間、近所でブロック・プリントのワークショップや、経験者を探して
みたものの、なかなか見つからず、とりあえず、インターネットで検索
した記事やビデをを参考にして、まずは自分で一度試してみる事に。 

 

届いた染料の使用方の説明に従い、マリーゴールドと蘇芳(らしい色)の
2色を煮詰めてペーストにして、天然インクを準備。

ウキウキしながら、ブロックにインクをつけてみると、なんとブロックの
表面がインクをはじいて全然のらない・・・・。
 

がっかりしましたが、その日はとりあえず断念。
とりあえず木版に油を塗っておきました。

そして、”希釈やバインディングを混ぜる必要無し、人体と環境に無害”、

というインクを見つけたので、また試しに購入。

 

やっとインクが届き、全てが準備万端!となった、先週のある休日。

 

さっそくインクをブロックにのせてみると、今度は色がブロックに吸収
されてしまい、紙に写らない・・・。
説明に、”生地にそのまま使える” というだけあって、このインクも
ブロック・プリントには向かないことが判明・・・。

おとなしく、アクリル絵の具にしておいたらよかったのに、と後悔。

 

そこで、今度は前回封を開けなかった、インディゴの粉を使うことに。

ハーブの原型が混じった、荒い粉末の他の2色よりも、キメが細かい
インディゴの粉を、とりあえず試しに水で溶いてペーストにし、インディゴに

近い青のインクをブロックに馴染ませてから、インディゴのペーストを
スポンジを使ってのせてみると、

 

なんとか紙の封筒に押せました。

 

インクのせいなのか、ブロック自体のせいなのか、なかなか均等に

押せないのが悲しい。

 

 

でも、めげずにとにかく押しつづけました。

贅沢に”小津和紙”の紙を練習台ににして・・・。

綺麗に均等に押せたら、どんなに様になったか、と残念ではありますが、

これはこれで味があってまあいいか、初めてだし。

 

 

試しに布に押してみたら、こっちの方が模様がちゃんと出ました。

 

久しぶりに、子供の頃にやった木版画を思い出しました。

 

簡単な用で、ちゃんとしたインクの準備をしないと、なかなか思う

ようにいかない事がよくわかった、ブロック・プリント。

 

これにめげずに、これからも修行をしていきたいと思います。