ん~、疲れ過ぎかな、若干今日はうつうつしてます。
でも昼間にいったギャラリーでは、C姫ととつぜんセッションできて、嬉しかったっす。
その後ヴィオロンでライブ。
くら======いサバの曲を二曲歌う。
このせいか、うつ。

でも、ほんと、このサバ、いまの気分なのよ。

明日はアラブでサバの歌の中でも名曲の一曲を久々に踊りとやります@月の砂漠
たいことヴァイオリンと踊り、それぞれががっつりやるライブ、月の砂漠。
うつなんて言ってられん。
さ、あげてくぜー!
ライブは終わりましたが、
たった今はじまったばかり、
というような
今日のライブ直後の感覚を書き留めておこうかな、と
アドレナリン分泌止まぬ興奮し続ける頭で考える次第。

雨で寒いのに、イベント重なりまくりの三月なのに、
会場にイッパイの皆様。感謝感謝でございます。

★★★

第二章には昼と夜の物語というサブタイトルのついた「El Hykaya」公演、
踊りと生演奏のオリエンタルの世界をライブで追求して三年。

第一章は「物語はいつはじまったのか?」
という、アブデルハリム・ハフェズの歌った曲を、長尺でカバーするところから、
物語ははじまったのですよ(笑)
文字通り、最初はカバーで精一杯。
そこのなかに物語が生じてくるまで、我々一同、
飽くこと無くなんどもなんどもこの曲をやりました。
さらに、「アラビアのロレンス」というドラマティックな曲をやることで、
このユニットが「物語性のあるライブ」というテーマのもとにまとまってきた。
飽くこと無くなんどもなんどもやったからこそ、
自由垂れ流しのなかから、自ら「型」といえるものを生み出せたんですな。

「スピード化」「大量生産大量消費」も極まったり、の世の中にあって、
こんなチャレンジの仕方をするユニットであることに、
まず感謝でしょう。
そして昨年末あたりに来て、ああ、やってる我々みんな気持ちいい!
そして、「これ、いいでしょ!」と思いながら見てもらえてる!
とうっすら感じられるようになった。

ということなんですね、
ついに二章に我々が進むということは。

つーことで開かれたミーティングのなかで出てきたのは
なぜか「昼と夜」というキーワードと、
なぜかフーリア氏も私もそのとき「Leilet hob」が自分の中で「キてる」と思っていたこと、
Noel氏に至っては、これは思い出の舞台を踏んでからずっと暖めてきた曲だったこと、
そしてなぜか「たとえばこの曲を全曲演奏とかチャレンジしてみたい」とかいう、
バンドの声が出たこと。いや、皆さん、変わっておられますねー…(笑)
そこで出て来たのが、
「第二章 昼と夜の物語」として、Fi Youm Wi Leilaを取り入れること、そして、El Hykayaに代わる長尺の曲として「Leilet Hob」に決定。

そこからですぜ、オイラの頭が常に常に「あいのよるあいのよるあいのよるあいのよる」ってなるのは。(しかも途中に「だれっとえるあいやむだれっとえるあいやむ」もオーバーラップする。)

こんなユニットであるからには、私はなんとしても「踊りと音楽で物語を見せる」アレンジを降ろしたくて、平行して器楽演奏としてまとめた「Daret El Ayam」とはまたはっきりコンセプトを変えてアレンジを考え…

考え…

考えようにも、ですな。
まず曲自体一曲一時間あるわけよ。

つらっと聞くだけで、一時間よ、アナタ。

その曲の、まず全体像つかみ、そのなかのアレンジコンセプトにあう部分を選び、さらにどうつなぎあわせるかを(歌詞との整合性も吟味して)考え…

という作業は、嗚呼賽の河原のようであった。

しかも、演奏するだけじゃなくて、自分はよくわからない部分が多い「踊り」として表現するに足るものでなければならん。

踊るにも、演奏するにも、「あー!これいい!」と思えなければ、何も表現できないわけですじゃ。
アレンジというのは、ここと真っ向から向かい合うことでございました。
そんなこたぁ100も承知のつもりではございますが、
「楽譜かけましたー」「その通りに弾けましたー」「完成!」
というのは、何の表現でもないのね。
改めて、ホントにそういうことを、この二ヶ月で痛感しました。
踊りも同じでしょうが、「振り付けつきましたー」「その通り踊れましたー」「完成!」
じゃないのね、やはり。

そこに何を感じるか、が、まず在りき。
というからには、このアレンジを通じて、皆で「何か」を感じたい!

そんなような、私が向かいあっていたことが、今回は(言葉にせずとも)自然と皆でシェアできた、
ように思うんですわ。
皆がそれぞれに、その曲の面白さをびんびん感じて、こうアレンジしたからにはこう見せたい、なんてことも各々が盛り込み、それぞれのモティベーションを持ち寄って、もりもりに盛り上がってライブできました。

本当に気持ちよく第二章がスタートしたわ、と私は感じとります。
Leilet hob、愛の夜。
物語はまだはじまったばかりでございます。
曲の最後の部分で、垣間見える、楽園の扉。
あそこを、皆でががーっといつか開けるよ!

★★★

なんて思いのつまった今日のライブ、NYから来たラーレが客席に!
14日は彼女と、また別の音と舞を紡ぎます。ふへへへ、楽しみ。

★★★

しかし。
(2月末にHorus Ensembleで長尺演奏した)Daret el Ayamも、普通に一時間くらい。
Leilet Hobとあわせて一日四回ずつ聞いたらもう、日が暮れるわけよ。
ほんと、この二曲に取りかかりはじめた年末から今日まで、
月日が流れるのの早いこと早いこと…(笑)

いやほんと、早いよ…




書いた日記が消えたりしてます。
でもそれもいいかな、と。
しかし、告知は消えたらあかん、ので、告知のみ、再掲。

エルヒカヤという物語が、今年は次に進みます。
長い夜を越えて、朝を迎えるように、
長い冬を越えて、春を迎えるように…

1月2月とフル回転で頭をまわし続けて作った大曲(単純に長さだけでも長い、というか…)のアレンジ(アレンジしてもまだ長いというか…)、
第一回目にどんな風に花開くか、楽しみです。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

3/7(日)
EL HIKAYA 第二章
~Fi Yom Wi Leila 昼と夜の物語~
*EL HIKAYAは旗揚げして、お陰様で3年目を迎えました。
今年は物語が第二章に進みます。昼と夜の物語、どうぞお楽しみに。

場所:シルクロード舞踏館(横浜・中華街)
みなとみらい線元町・中華街駅徒歩5分
http://www.amina-co.jp/blog/silkroad/

時間:Open 16:30  Start17:00

チケット:前売¥.3.000 / 当日¥.3.500

出演:Noel、Huleya(ベリーダンス)
今井ドラゴン龍一(ウード)
及川景子(ヴァイオリン)
船原徹矢(レク)
伊藤アツ志(ダルブッカ)

ご予約: Eメール elhikaya1223@gmail.com
※メールにて、お名前・人数をお知らせ下さい。
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