昨夜小笠原さんという、次の舞台に出て頂く役者さんと吉祥寺にて酒を飲みました。
でもって話は当然演劇やら映画、僕の書く脚本などに及ぶ訳ですが、僕はよく役者に自虐的なセリフを書いたりすることが結構ありますし、ブログなどでも役者なんて社会の片隅で申し訳なさそうな顔してろ的なことも書いたりもするし、劇団なんてノルマあったらマルチと変わらんとか、もう言いたい放題。それはどういう意図で言う(書く)のかと質問されて、凄い芯がある人だなぁと思うと同時にちゃんと答えました。
役者なら役者ですと言わなきゃダメですよ。別に免許なんて要らないんだし、舞台に出たことも演技をしたことがなくても、もしも役者として生きていきたい、役者になりたいなら、さっそく今日から「役者です」と言いふらさないとダメなんだと思う。まだ売れてないんですが・・・という言葉はセットになりますが、そこは見栄張らずに堂々と言えば良い。
でもここで僕が書くようなことは当然言われるし思われる訳です。夢追って生きるなんざ実はラクな生き方だ、とか、所得税払ってから言いやがれ、とかね・・・。
そうやって思われるし、時には言われちゃう。でもそこも分かりつつ、それでも言わなきゃダメ。
役者です。
と。そういうお客さんに対する確信犯的な挑戦なんです。
それが僕の答えでした。
言いましょう。
私は役者です!
と。そして僕はそれを否定します。でも言いましょう。それで良いじゃないですか。
さようなら