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なすすべなき劇団「マニンゲンプロジェクト」のマニンゲンメンバーが綴るブログです

『哺乳類』
イヌ、ネコ、サル、ブタ、ウシ、ゾウ、そしてヒト。

哺乳類の定義とはなんぞや?
生物学的に言うと
1 四足歩行
2 全身を体毛に覆われている
ということになる。

それならヒトはこの定義と大きく外れていることになる。
二足歩行なのは他の四足歩行の哺乳類に比べ背骨が湾曲していないため。
体毛は極めて薄い。頭部以外は陰部、腋、その他に多少あるものの覆われているとは言い難い。
それでもヒトは哺乳類なのだ。

しかし、このヒトの生物的特徴が当てはまる哺乳類がいる。
そう、イルカやクジラなどの海洋性哺乳類だ。

イルカやクジラは哺乳類でありながら、背骨は真っ直ぐで体毛は皆無。
コレは魚類の特徴に近い。
泳ぐため水の抵抗を減らすように背骨は伸び、体毛が無くなるように進化したのだ。

では、何故ヒトは海洋性哺乳類のイルカやクジラの生物的特徴に酷似しているのだろうか?

ヒトの祖先はサル。
そこから進化し、ヒトに至ったというのが定説である。
現にヒトとチンパンジーのDNAは98%以上同じだという。
外見の特徴はチンパンジーとイルカを比べると、チンパンジーの方が遥かにヒトに似ているにも関わらず、生物的特徴はイルカの方が似ている。

一つの仮説が立てられる。

進化の過程が『サル→ヒト』ではなく、『サル→海に入る→ヒト』という仮説。

海に入りそのまま進化を続けたのがイルカやクジラの海洋性哺乳類で、そこから陸に上がり進化をしたのがヒトになった。

間に水陸を行き来していた時期もあっただろうと推測される。
体毛に覆われたままだと、海から陸に上がると、濡れたまま体毛が体力と体温を奪うし、泳ぐためには体毛と湾曲した背骨は邪魔になる。
つまり、哺乳類では水陸を行き来するに適した進化を遂げることは出来ないのだ。
その進化というのが泳ぐに邪魔な体毛は無くなり、湾曲した背骨は真っ直ぐへと変形する。
そうして海に適した進化を遂げたものだけが生き残る。

こうしてイルカやクジラの祖先へと進化を遂げる。

その後、陸に上がろうとしたものがいる。
この時すでに海の中で進化を遂げ、体毛は無くなり、背骨は真っ直ぐになっている。
サルであったときの名残は薄らいできた頃であろう。

真っ直ぐな背骨のため四足歩行するより、二足歩行に適している。
海中で鍛えられた後ろ足が自重を支えることを可能にした。
体毛はどうだろうか?
濡れた体毛は体力と体温を奪うが、保温性が高いそもそもの体毛を無くしたヒトの祖先はどうしただろうか?
二足歩行になったことにより、自由に使える前足。もはや手と言った方がいいだろう。
その手を使い、暖をとろうとし、辿り着いたのが火をおこすということである。
二足歩行と真っ直ぐな背骨が肥大していく脳を支えることを可能にし、その脳が火を扱うことを可能にしたのだ。

その後はヒトへと進化を遂げる。

では、海に残った方はどういう進化をしていくのだろうか?
イルカやクジラの祖先とはいえ、最初はサルに、ヒトに近いと考える。
そこからイルカに至る過程を考えてみよう。
より早く、より上手く泳ぐために必要な能力が備わるようになる。

それは、足である。
手が胸ビレのようになるより、足が尾ヒレのようになるのが先である。
足の方が筋力が発達しているため推進力は大きいし、現代でも足にフィンを着けるだけで相当早く泳げるようになる。

想像してもらいたい。
ヒトの祖先が海に入り、イルカに進化する過程で、足から先に尾ヒレに進化したところを。
上半身はヒト。
下半身はイルカ。
そう『人魚』である。

時として生き物は進化の過程で姿を留めてしまうことがある。
この『人魚』もまた…

ヒトが有史を持つ頃まで生き残り、上半身は人で下半身がイルカのような生き物を見たときに、人魚が歴史に登場し現代にまで伝説として残る人魚となる。


参考文献:『人魚録』







って感じの内容のレポートを大学の時に出しました。

でもってコレが全てパクリだというわけです。
レポートに困り苦し紛れに書いたというわけです。

『ウォーレスの人魚』(だったかな…)っていう小説に出てくる話を足したり、引いたりして作ったレポートです。

ところがどっこい、小説のストーリーとほとんど関係ない部分であって、ストーリーとかをあんまり覚えてないというね。

記憶には2つあって、と話すのは長くなるで止めといて、ストーリーとかそーゆーモノの覚え方が極めて苦手なんですが、こーゆーモノの覚え方は得意というわけです。

ちなみにコレで85点貰いました。
あと、7月24日にヘブンスドアで企画やります。
皆さんヨロシクです。