マニラではたらく社長のブログ -199ページ目

老人福祉について勉強した

老人ホームを運営する組織の方とお会いした。

社会福祉法人という形で、日本においてコンサル的に老人ホーム運営や事業企画に携わっている方だ。

もちろんフィリピン人介護士の派遣についての実地調査ということでマニラに来られていたわけだが、やはりその業界の活動がどんどん活発化している。

お年寄りがどんどん増え、それに比例して介護する方も必要なわけだから、確かに完全に人手不足・・・

数年以内にはより深刻化する問題だ。


ホスピタリティの高さ、家族思い、年寄りの方を敬う資質を持ち合わせているということで有名フィリピン人。人種的には、お年寄りの介護士にはこの上ないパートナーになるとは思う。

が、とはいっても、やはり外国人。言葉の違い、文化の違い、習慣の違いなどがあるわけだから、そうも簡単にはいかない。

日本政府としてその壁を薄くするための策を進めているようだが、果たして、どこまで進むか。注目されるところだ。体裁を重んじる政府であるが故に、かなりスローな進み方になってしまうのかな


しかし、「面白い」と言っては、大変失礼に当たるかもしれないが、老人ホームのノウハウや珍事を聞いているのは大変面白かった。

色恋沙汰、喧嘩、縄張り争い、色々な事があるものだ。


現在80歳代や90歳代の人達、つまり戦前世代の人達は、本当に義理堅く、情に厚い方々が多いらしい。お金を払っているいわばお客様に当たるはずなのに、「こんないい所に住まわしてもらって、その上介護までしてもらって有難う」といつも福祉事務所に人達に話しているらしい。

施設の評価アンケートなども、常に100点にしてしまう。悪い部分、嫌な部分を自分で知っていても、申し訳ないからといって、減点出来ないのだそうだ。

もう少し若い世代から戦後生まれ世代になると、一転してドライになるようだ。客として威張る人や踏ん反り返る人、がグンと多くなるらしい。

なんとなく分かる気がする・・・

80台や90台のお年寄りとなると、戦前の教育を受けてきて、滅私奉公の精神を国から詰め込まれ、敗戦後も厳しい占領下の日本から這い上がり、その後の激しく変貌する日本を生き抜いてきたわけだから、いわば、激動の時代を生き抜いてきた人たちの世代だ。

若い人たちは、ある意味、きちんと敬愛し、尊重し、そして恩返しをしていかなくてはいけない。


安部新首相が、「初めての戦後生まれの総理として・・・・」云々と常々発言しているが、「それが何なの?」という気がしなくもない。敬うべき戦前世代の方々の福祉の仕組みを、是非きちんと作ってもらいたいものだ。





フィリピン理数科教育事情

毎月会社に配布される、
フィリピン商工会議所の会報に何気に目を通したところ・・・


JICAの「海外青年協力隊」の活動内容が
紹介されていた。

国際数学・理科教育動向調査というのがあるらしく、
フィリピンの中学生の数学の結果は、45カ国中、
41位、理科は42位・・・あせる

そこでその授業の質に問題があるのでは?
という見解から、教育相とJICAが共同で、
教員研修会なるものを作って活動している
そうです。

素晴らしい取り組みでよね。


その海外専念協力隊の
活動報告書の一文をまた勝手に抜粋してしまうが
(ゴメンなさい・・・しょぼん


フィリピンで行われている理数科の授業を簡単に言うと、「知識偏重の詰め込み型」であると言えます。理科では観察や実験といったものが殆ど行われず、ひたすら言葉上の定義を覚えるという授業が行われています。

-中略ー

一方、算数・数学ではひたすら公式を覚え、それに当てはめるという授業が行われています。公式の意味を説明できる教員は少なく、何でも公式化してしまうため、子供が覚えなくてはいけない公式は莫大な数になってしまっています。その反面、応用問題は教員も含めて苦手です。つまり、授業の中で、自分で考えるトレーニングが行われていないため、せっかく覚えた公式をどう使うか分からないようです。数学に限らず、日常生活の中でも応用力のなさを感じることはあります。


うーん、考えさせられる文章です。

でもこれは事実。

宗教上、中絶が違法となっているので、
子供はどんどん増えていて、国公立の学校の数や、
教員の数が極端に足りないのが、フィリピンの問題。

従って、つきつめた教育レベル、特に理数系の教育は、
極めてレベルが低迷してしまっているのが現状だ。

なので、このような形で日本からの協力隊が調査し、
少しずつでも改善活動を行っていくことは、大変、
良い取り組みなのだろうと思う。


ただ、この報告書の最後の部分に、こんな文章で
締めくくられていた。


ダウン


このように問題山積みのフィリピンの理数系教育ですが、子供達は非常に楽しそうに学校に通っています。先生達は時に厳しいこともありますが、温かく子供達と接していて、授業中でも子供達の笑顔を見ることが出来ます。この子供達にさらに「学ぶことの楽しさ」を伝えてあげられたら、と思いながら日々活動に励んでいます。



確かに教育システムに問題はあっても、
この最後の一文はすごく大事だと思う。

そして、このナチュラルなホスピタリティが、
フィリピンの特徴。

そして、日本では失われつつあるもの・・・・


どちらが良いか悪いかなどと
述べるものでもないとは思うが。。。

日本とフィリピンを足して二で割るような仕組みが
作れないものかなぁかお


でも、さすがに、45中41位はまずいが・・・



とはいっても、日本も30位台らしい。

決して優れているとは言えない。


海外青年協力隊の皆様、本当にご苦労様ですビックリマーク

これからも頑張ってください!!









フィリピン人労働者に日本への道を!!



月も変わり、10月の初稼働日。

今日は、フィリピン人労働者の海外派遣の会社と業務委託契約を締結。

日本向けにフィリピン人の労働者を派遣していくのが当社の役目。

IT関連技術者が当面のカテゴリーだが、
今後需要が確実に大きくなるのは、
やはり介護士や看護師かな。

先月、小泉前首相とアロヨ大統領との間で、
両国間のEPA(日・比経済連携協定)が
正式に調印されたこともあり、今後はますます、
両国間の人材の交流は加速すると思われる。


フィリピンからの人材の派遣や斡旋という単語だけみると、
これまでの流れから想像されるのは、
エンターテイナーを中心とする女性の流れ。

なので、日本人の方にはあまりいいイメージではないのが実情・・・・

当社の場合は、IT技術者などの特殊技能技術者を中心に
日本の企業に紹介、派遣していく。

介護や看護師などの需要ももちろんこれから伸びるだろうが、
今、検討しているのは、幼稚園や小学校、または塾などへの
英語教師の派遣はどうだろうか?などと考えたりもする。

フィリピン人は往々にして子供の扱いには慣れているし、
人懐っこい性格で、可愛らしい人も多いから、
ある程度日本語も出来れば子供向けの英会話講師などには
最適なのではないか?という気がする。


先日のブログでも挙げたような、
競争するための、テストのための英語教師ではなく、
純粋に英会話を教える、ナチュラルに英語に慣れるための
英会話レッスンができるような講師をフィリピンから派遣できれば、
両国にとって大きなメリットがあるように思う。

少なくとも、今の小学校や中学校の教師に
たまぁに見受けられる無気力感や冷めた考え、
自信喪失などとは無縁の英語教育が出来るのではないだろうか・・・


思えば、当社が会社を起業したそもそもの目的は、

「優秀なフィリピン人を世界のひのき舞台に立たせること!」

この発想が発端になっていた。

前職の時代に関わった、フィリピン人のIT技術者が思ったより優秀で質が高かったことから、こういった人達を日本のような先進国に送り出せれば・・・、という部分で、IT技術者を育成し、日本の企業に紹介していくことを想定したビジネスモデルからスタートしたのが、今の会社のきっかけ。

それから色々と紆余曲折があったが、体制的にも法的にもようやく準備が整ってきたという感じだ。

日本の現場では、少子高齢化の影響もあり、今後益々の人材不足、労働者の供給不足が予想されている。特にIT技術者や看護師、介護士などの人手不足はかなり深刻。少なくともその二つの業種ではフィリピンの教育機関は優秀であり、若い人材がどんどん輩出されている。またフィリピン人看護婦のホスピタリティの高さも世界的に高い評価を受けている。従って、需要と供給のバランスがマッチするのではないかと思う。

外国人を受入れることに関しては、日本という国は世界の先進国の中でも、一番遅れている。小泉さんはまだ積極的に進めたほうだと思うが、他国と比較すると足元にも及ばないくらい遅れている。日本人の雇用喪失の妨げになるからとか、などという狭い観点でしか考えられないケースが多いからだ。

私的には、外国人をどんどん受入れたからといって、日本人の職を奪うことなどはあり得ないと思う。日本人には日本人の役目、日本人しか出来ない分野というのが必ず存在するはずなので、その部分の雇用オポチュニティをどんどん伸ばしていき、外国人に任せてもいい部分はどんどん任せていく。そういったきりわけをきちんと行っていけば、必ず双方にとってメリットがあるものになるはずなのだが・・・


またまた小生意気な記事になってしまいましたが・・・・

皆さんはどう思われますか??

台風の爪痕

木曜日にマニラを襲った台風(シャンセン)。

洒落た名前がつけられているが、

その爪痕は深いものになってしまっている。


小生の自宅も、
つい先程ようやく電気が復旧。

やっと生活パターンが正常化した。

というわけで、
近所のスーパーに買出しにでたところ、
居住しているビレッジの自慢の並木通りが、
完全に消滅・・・しょぼん




大木が文字通り、「根こそぎ」倒壊しているビックリマーク

ダウン ダウン 




いやいや凄まじかった。

ちなみに台風が直撃している間に、
自宅の窓からお隣さんの家を撮影したもの
ダウン







ここで揺れている木の殆どが、この10分後には
すっ飛んでしまっている。




ここ数年でフィリピンで経験した台風では
最大のものだった。


日系のメーカーさんの工場なども、
屋根がすっ飛んでしまい、大変な被害に遭った
会社もたくさんある。

そして電気が未だに止まったままの工業団地も
多いとの事。

天災で仕方ないとはいえ、生産にも大きく影響し、
大打撃だろう。


しかし、電気、水、エアコン、インターネット。

普段は当たり前のように身の回りにあるものが
止まった時の不自由さは、洒落にならない・・・

当たり前の生活に改めて感謝している
ひとときのブログでした・・・・お月様




あるブログ読者様からのメッセージ

小生のしがないブログを読んでくださっている、
ある読者さんから、Eメールでこんなメッセージを頂いた。

ある学生さんですが、教育実習の場所で体験したことらしい。


9月の始めに教育実習に一週間いってきました。授業中、教科書を開いていない子がいたので私は、「教科書を開いて、ノートに書かないといけないよ」と注意しました。授業後、先生にこのことをお話しすると、「ああ、いつものことだから」と軽く受け流されてしまいました。教育というものは、このようなものでしょうか。
 
教えるということは、簡単ではないことは重々承知しています。
膝を生徒と突き合わせて、正面から向かっていかないと生徒はこちらを向いてくれません。全力で向かわないと誠意が伝わらないのです。
 
学校という、大きな組織の中で教職員はマスで物事を見ているように思いました。機械的に授業をこなしているだけのように見受けられます。今回、免許更新制にしようという法改正が行われようとしています。私はこれに賛成です。もっと個人を見ることの出来る教育.透明性の有る教育界になってほしいなと思います。


また、私が愛読しているブログで現役の高校教師の方が
いらっしゃいますが、丁度今日の記事で、
似たような見解を述べられていました。

一部抜粋 (スイマセン、勝手に抜粋して・・・ガーン

私は、そういう冷めた教師、夢を語らない教師達に真っ向勝負をしています。

熱いハート大好き!悩む子どもほど強くなれる!嬉しいときはおもいっきり喜びを爆発し、悲しいときは心から泣く!人間はそういう風に「想い」をつないできました。

熱血教師は昔の遺物ではありません。まさに、これから必用な人材です。

私たち、大人が「熱く」生きましょう!大人が熱く、必死に生きている姿は必ず子供たちの心に届きます。

私も、子どもに「そんなに熱くならなくても」とか、なんとも不吉な笑いしかしない子どもに出会ったこともあります。でも、最終的にはその子供たちも「ありがとう」と言ってくれて卒業していきます。教育は熱意です。


座右の銘の一つ

『想いは伝わる、情熱は人の心を動かす、夢は諦めない限り必ず叶う!」


熱く生きましょう!私たち大人が・・・・・




全文はココに ダウン

http://ameblo.jp/international-tourism/entry-10017682899.html


両名のメッセージ本当に素晴らしいですよね。

思わず感動してしまいました。


私は教育者ではないし、自分は一生懸命勉強した方ではないので、
こういった方々の素晴らしいメッセージに対して、議論できる、
知識も見解も持ち合わせてはいません。

ただ、たまたま今の仕事柄、
フィリピンという日本とは違った世界の教育界というものを
見る機会を得ています。

どちらが良いなどというほどの見識は持ち合わせては
いません。


日本の教育制度はシステマティックで確かに
優れていると思いますし、それが今の強い日本を作る
原動力になっていると思います。

それは小さい頃からテスト→受験という習慣の中で
叩き込まれた、「競争心」というものが、潜在的に勝負強い日本、
経済競争力のある日本を作っているのだろうと思う。

ただ、その傍らで、どこかに歪みが生じてしまっている、
ドライになりすぎてしまっている部分がある。

競争に疲れた子供、競争に敗れた子供、
競争に心を壊された子供

イジメや、少年犯罪の引き金となってしまっている
のではないかと思ってしまう。

そして引きこもってしまった少年が大人になり、
また陰湿な犯罪者となってしまう。

今の日本の社会構造だとおそらくこの潜在的な
問題は絶対になくならないだろうと思う。


私に言わせれば、社会人になって最も役に立つもの、
最も企業が必要とするものは、学歴や資格などではない。

豊かな気持ちと心で人と接することの出来る人間性。

これ以上重要な要素はない。
営業でも、内勤でも、管理者でも、大事なのは「心」を
持ち合わせているかどうか、これが大変大事なのだ。

今の日本の教育構造が、果たして、この要素を
育成するような教育システムになっているか?

完全にはてなマークですよね。。。











マニラが大打撃!?

いやいや、昨日マニラを直撃した台風は凄かった台風

ダウン ダウン ダウン



フィリピン近郊は台風が発生する場所。

つまり、成長する前の台風の赤ちゃんみたいな
ものなので、通常は巨大な勢力にはならないのだが、
昨日のはあまりにもすごかった。

ここ数年で経験した中では最大の台風。


自宅の近辺は、中心部のマカティから少し離れた、
郊外なのだが、木で囲まれた自慢のビレッジが、
その緑の木々が、根っこから根こそぎ、倒壊状態で、
道を完全にふさいでしまっている。

また、自宅から会社までの道中では、
マニラの名物の巨大看板が、軒並み倒壊。




いやいや、自然災害とはいえ、台風の直撃は
怖いものだ・・・


しかし、生命力の強いフィリピン人達は、
復旧も早い。

つい数時間前までは、事務所に電気も通っていなかったが、
今では、ネット回線も電気も正常に動き出し、
何事もなかったように、会社が動き出している。

というわけで、24時間ぶりに電気・ネットも復旧し、
こうしてブログも何とかUPできた。



巨大な木や鉄塔の看板が吹っ飛ぶくらいだから、
相当なダメージだと思うが、今日は朝から、
トラックが走り回り、各所で復旧作業。


今後は留学生など一般の方々も受入れていくので、
会社としての危機管理・安全管理・災害対策なども
しっかりやっていかねくては・・・・




始動開始 !!

東京でのイベントを終えて、これからいよいよ、
本格的な営業活動・マーケティング活動を開始する!!

担当者と協議し、何に焦点を当てて、何を重視していくか、
というプライオリティを定義してみた。

小さな会社で限られた人的リソースしかないが、
それが故に、各人が最大限の能力を発揮し、
マキシマムの効用を生み出しながらの営業活動を
展開していかないとならない。

トップとしての私の役目は、少ない人員であっても、
少しでも無駄がないように、そして各人の長所や
適正が生かせる場所に、担当者を配置すること。

つまり的確に、適材適所をマネージすること。

アップこの部分が大変大事。
というよりも、それにかかっていると言える。


フィリピンという、いい意味での認知度が低い国、
さらにカマリネス州というマイナーな地域。船

こういった事業を広げていくわけだから、大事なのは、
1にも2にも、営業とマーケティングの活動だ。。パンチ!パンチ!


ビジネスパートナーさんとの協業体制の確立も大切。

そしてベンダーさんとの協業体制を充実させることも大切。

そして、カマリネス州政府、フィリピンの観光省らとの連携も大切。


ふぅ・・・
まだまだ、やること山積みあせる




曇り空の成田から・・

ふぅううしょぼん


今回はかなりボロボロに疲れたモード。


なんだか東京にいるだけで、5KGくらいやせるのではないか??


などと本気で思ってしまった。



後、10分で搭乗。


今日は天気も悪く、どんよりとしているので、

飛行機も揺れそう・・・飛行機


少ない滞在期間だったけど、

相変わらずバタバタした毎日だったけど、

今後の方向性を見据えるという意味では、

たいへん意義のある出張になった。


信頼のおけるパートナーさんにも巡り合えたし、


これから大きく発展しそうなビジネスモデルの

火種も起こすことができた。


これからは日本での活動が大変重要な

ステージに入ってくる。


もう少し頻繁に戻ってくることになるのかな。



寒くなってくるのが少し憂鬱。



それでは、お世話になった日本の皆さん、

これからもお世話になりそうな日本の皆さん、


BYE FOR NOWビックリマーク










中小企業のポリシー

昨日で、世界旅行博というイベントが終わった。

短期間の内に準備してきて、ドタバタ劇ではあったが、
スタッフの努力により無事に終えられたことをまずは感謝黄色い花

当社の新規事業(フィリピンにおける教育事業)を世間に
公開する第一歩となったわけだが、帰りの車中で、
事業を企画した当時のことをふと思い返したりしてみた。

立上げ当初は、我々はITの会社なので、
こと「教育」というものに関しては、ほぼど素人であったことから、
実は色々な方に相談したり、提携や協業を打診したものだ。

幸いにして、
マニラでは比較的大手の企業様にお取引頂いているので、
資金的なもの、キャパ的なもの、ノウハウという意味で、
それらの大手企業様にも打診したこともある。

その度に、「フィリピンに留学誘致?ダメダメ、そんなの、
ウチの会社ではとても動かないと思うよ」などと一蹴された。

自分でも正直、このビジネスはかなりニッチだと思っている。
欧米が主流で競争も激化している、留学ビジネスにおいて、
しかも「フィリピン」という知名度もマイナーで、むしろ悪いイメージを
持つ人が多い国を舞台にしたビジネスモデル。客観的に考えると、
マクロ的に考えると、確かに難しいのは百も承知だ。

某大手商社の人からは、
「ウチが動くのであれば、アジア全土を巻き込んで、
数千人、数万人という事業レベルで絵を描かないと

会社の予算が下りないよ」と言われたりした。

一瞬、「プチっ」と頭の回線のどこかが、音を立てたが、むかっ
大手商社さんの事業企画としては確かにそうかもしれない。
マクロ的な視点で明らかにいけそうなものでしか、
事業企画を進めることが出来ないわけだ。

それに関しては、私的には思うところは多々あるが、
大手企業のサラリーマンとして、ノルマや売上をコミットしながら、
社員間で競争せざるを得ない担当者の人にしてみれば、
マクロだけで判断せざるを得ないのは仕方ないのだろう。

ただ、生みの苦しみを経てようやく成長したものを、
第3者の金を使って、ノウハウがありもしないのに、さくっと
買い取るような企業ゲームはやめてもらいたいものだが・・・


話が逸れたが、
会社の金を使って事業を作る、この大手的な考え方だけだと、
マクロの世界の中に見え隠れしているミクロの世界を発見する
ことは永久にできない。

「悪い」というイメージが専攻するフィリピンにおいて、
その部分だけをとりあげて、「良い」部分を見ようとしなければ、
何もできない。

であれば、我々中小企業が、少ないながらも自分達の金と
ノウハウでその部分を切り開いていくしかないですよね。

これまでの日本経済の中では、
製造業で成長してきた国家なので、「中小企業は大企業の下請け」
というイメージが強かったが、これからは決してそんな時代ではない。

大手ができないこと、大手が気づかない原石を拾い上げて、
揺るぎない信念を持って成長させていく。

それが微力ながらも社会や国家に貢献し、少ない人数で
ありながらも、誰かに喜ばれ、そして、事業としても収益に
つながるのであれば、それはこの上ない喜び。

これが中小企業のポリシーであり、生きる道なのだと思う。

その為には、財力もバックボーンも知名度もない中小企業の
唯一の資産である「人」、そしてその「人」と「人」とのつながり。

これは大事にしていかないといけない。







トラベルカフェフィリピン

今年の世界旅行博。

フィリピンブースは「トラベルカフェフィリピン」さんが
設営された。




場所もよく、シンプルでなかなか良かったと思う。

コーヒーの無料配布も大人気で、長蛇の列だった・・・


本日で最終日。

トラベルカフェの責任者の後藤副社長と
お話させて頂いた。

「カラオケ」
「安かろう・悪かろう」
「汚い」
「危険」

こんなフィリピンのイメージを少しでも改善していけるような、
活動の基点になれるようなカフェにしていきたいという、
ポリシーを熱く語ってくれた。

毎週木曜日にテーマを決めて、イベントを開いたりする企画が
あるようで、フィリピンに日本人の方を誘致する、当社の事業
については、どんどん利用して欲しいということ。

立地もいいので、セミナーや説明会の会場などとしても
十分利用できそうである。

というわけで、世界旅行博のイベントも皆の協力の甲斐あって、
無事終了。
感触としては、いま一つかな?という感じがするが、
事業の最初の一歩としてはまずまずだろうと思う。

ビールを飲みながらの総括ミーティングでは、
今後の方向性について、ある程度、皆で共通の
認識を持てたと思う。

パートナーさんとして活躍頂けそうな会社さんとの
出会いもあり、色々な方ともお話しすることができたので、
そういった意味では大きな収穫となったチョキ



「ブログをいつも拝見していますよー」

などといって、
訪ねてくれた方もたくさんいたのに少し驚きあせる


なにはともあれ、皆さんお疲れ様でした!