ミネルバ大学という少し変わった大学があることを知り驚きました。
しかもその大学が超難関大学で世界のエリート養成学校というのですから尚更です。
何が変わっているかと言えばキャンパスを持ってないのです。
その上に学生は二年次から世界の6都市を半年ごとに転々として過ごすというのですから驚きです。
ですから今まで知らなかったのも不思議ではないと思います。
授業も全てオンラインで行い、授業の内容も前もって与えられた資料に対しての討論が主なのです。
これなら確かにキャンパスは必要ないですが。
ではなぜ世界の6都市に行くかと言えば、その都市で地域ごとの各問題の解決に取り組むというのです。
これを額面通りに受け取れば確かに世界のエリートを養成するという名目通りの学校です。
それが出来ればの話です。
最初から実際の問題に取り組むという学習法は有りと言えば有りですが、それでどの程度の教育の質が得られるのかはまた別の話になるのです。
地域の課題に取り組むと言っても、誰も解決出来てない問題を優秀な学生だからといって半年で解決出来るほど物事は簡単ではないはずです。
それで解決出来るのであれば、それは既に社会問題として存在してないと考えます。
解決出来ない問題に取り組んで何が得られるのでしょうか。
それって自己満足でしかないと思うのですが。