dr.head.jr -1586ページ目

ANITA BAKERと松原みき

8歳位年上の知り合いからアニタ・ベイカーのCDを借りた。
1986年発売の「Rapture」

86年と言えば毎夜毎夜朝まで遊びまくっていたので
どこかしらで耳にしたであろう音のはずで、
その事はこのアルバムをさらりと通して聴いた際に
甘美な郷愁が舞い降りた事にも由来する。

最近やけに凝っている赤ワインを呑みながら
改めて腰を据え環境を整えじっくりと聴いてみると、
この手の音が久しかったのもありやけに新鮮で、すごくいい。
当時、こういうタイプではシャーデーをよく聴いたが、
シャーデーよりもさらっとしてますね。

シャーデーはシャーデーで、あの深く艶美で妖艶な世界が最高ですが。
シャーデーの場合は色々な経験を積んできた大人の世界で、
アニタ・ベイカーの場合はエンターテイナー性が強く、
比較的聴きやすい音になっている気がします。

最近の夢見る若者が好むR&Bのハシリの音かな、
そんな事を追求すれば70年代の甘いSOULまでいくかな、
80年代前後のニュー・ソウルっぽい音もそうかな、
クロスオーバーにだってそういうのもあるな、
80年代前後のシティ・ポップだってそうかな、
そう考えると、結局、いつの時代でも好まれる世界かな、
などとあれこれ想い巡ったが、
今夜の僕にはピッタリくるアニタ・ベイカー。
いいですねぇ。

やっぱり、一人でどこまでもしっとりと聴き入りたい世界ですね。
一人でね。




caught up in the rapture



been so long

いつかUPしたいなとずーっと思い続けていて、
今夜何か感じるものがあって。
小学生の頃ヒットしてその頃からとても大好きな曲で、
レコードを持っていて時々聴いてはいたんだけれど、
こんなに綺麗な人だったんですね。
もっと長く聴きたい曲ですね。
色々と残念です。



真夜中のドア-松原みき

PLASTICS

さて、久し振りにプラスティクスを聴いている。
秋の深夜に聴く類のものではないかも知れないが、
色々めんどうな事が重なり、かる~く行きたかったので。

レコードだとピコピコで、それはそれでいいんだけど、
ライヴだとパンク色やロック色が強く、男っぽい音になる。

トシの声と顔とチープなギター・サウンドとファッションが魅力。
中学時代からずっと好き。
メロンはレコード持ってるけど、どうもダメ。
タイクーン・トッシュは割と好き。
ハジメのソロは全部持っている。
屋敷豪太はSOUL II SOULとSOMEDAY。
10代の頃はチカブランドの洋服や小物を好んだ。
ビビアンは高くて買えなかった。
リカラで買ったトランクを愛用し続けた。
こんな感じ。

今年の春だったかな、
恵比寿のリキッドでプラスティックスの再結成ライヴを観た。
ゲストが小山田という、とっても贅沢なライヴ。
プラスティックスが大好きで小山田も大好きでという
僕のような人には、たまらないものがあったのでしょうね。
僕はたまらなくたまらなかったから。

両方とも創世記からずっと追いかけてきて、
お互いが一緒にやるなど想像すらした事もなかったので、
非常に感慨深く、とても複雑な心境であった。
小山田と坂本龍一がやった時も驚いたが、それ以上であった。
小山田が最後、なんかの楽器みたいなやつで
プラスティックスの曲流していた時は、感極まり震えるものがあった。
多分彼は軽い気持ちでやっていたんだろうけどね。

その後登場したトシはさすがに若くはなく少し悲しいものがあったが
声は変わってなくってすごく嬉しかった。
衣装はどうかと思ったがガーゼシャツは良かった。
T.REXのカバーも良かった。
テレグラム・サムだったかな。
小山田ギターのT.REXって初めて観たのもあって。
ハジメは時々見かけていたので、それ程違和感は無かったが。
そういうや小林径のバースデーパーティーをゴールドでやった時、
別々だったけどハジメと小山田がDJやってたね、1992年だったかな。
ハジメはライブやったんだかな。
でもやっぱ、チカがいなくて寂しかったね。
彼女がいてのって感じだし。

それでもなんだかんだ言っても、
最後のトップ・シークレット・マンでは
周囲のオッサン達にまじって大合唱してしまったんけどね。




copy



pate



good



top secret man

TOM WAITS

ここ数日、なんの因果かボブ・ディランばかり聴く日々だったが、
ボブ・ディランを聴いているとトム・ウエイツが同系譜に思えてならず、
久し振りに「MULE」を聴いてみたらこれがすごく良かった。
今年の5月後半に再燃、かなり熱を上げたが、また再燃。

この人の強烈な毒素は、一部の特殊な人種に向けられたもののように
思われがちのような気がするが、実はそうではなく、
万人の心のどこかにあるものを表現しているだけなのかなと思った。

噂や偏見、常識と勘違いしたものなどで心のフィルターが曇り、
それに気付かず、視界が屈折している事が正常と勘違いしたまま
日常を送る事の愚かさをさりげなく唄っているのではないか、
と、ふとふと思った。
そう思いながらも、何が正しいか、何が間違いかなんて、
俺には分からないな、とも、思うけど。

トム・ウエイツ聴くならジャック・ダニエル呑みたいな、と、
あちこちの酒屋行くが行動遅し、どこも閉店ガラガラ、
部屋にあるターキー8年の呑み残しは濃すぎて体質に合わず、
仕方なく深夜までやっているとこで赤ワインを買ってきて呑んでいる。
ワインごときでは酔わぬわ、と思いつつ、一本空く頃になり、
ABCD、E気持ち。

そんなこんなでずっと聴き進んでいるが、
トム・ウエイツの根底にあるのはブルースなんだなと思った。
浪花節だよ、人生は。
表現はスタイルなので、スタイルの好みで千差万別であると。
人はスタイルに反応し、それが正しいと思って行動する。
それは、若さなのでしょう。
70過ぎてもスタイルにこだわって生きる。
それは若さだと思う。

さて、ワインもそろそろ2本目が空く頃になってきたが、
やはりトム・ウエイツ、好きである。
顔や風貌や声と、彼の弾く繊細で優しい淡いピアノの音とのギャップ、
こういうところも魅力ですね。
男の世界だなと、つくづく思う。

トム・ウエイツ好きの女の子もいるんだろうけど、知り合った事はない。
あまり知り合いたいとも思わないけど。
男でもあまり知り合いたくもないし。
やっぱり、トム・ウエイツが好き、という事は、
各個人の胸にそっと秘めておくべきものなのかなと、
さんざん書いておきながら、今更思った。
深夜に一人、深くしっとりと聴き入りたい世界ですね。



christmas card from a hooker




table top joe




crazy bout my baby




russian dance




innocent when you dream




on the nickel




hold on