数日前に読み終えたのに、書き忘れていました。
西日本新聞に掲載されていたという甲斐さんのエッセイ集。
挿絵が新聞では萩尾望都様だったそうなのに、文庫には使用されず。
著作権の関係なのでしょうか?とても残念。
内容は若き日の甲斐さんの「荒馬のように」とかなりの部分が重なっていたけれど
「荒馬」では書かれていなかった、実父との葛藤が今回は新たに。
あの時書かなかったのは、まだお元気だったお母様を気遣ってかもしれないし
甲斐さんがお父様の年齢に近く(あるいは年齢を越えた?)なったことで
ふっきれたからなのかもしれない。
その理由はわからないけれど、年月は流れたのだな、と。
同様に私と甲斐バンドとの年月も流れました。
なんとなく私の中では、サーカス&サーカスを見た思い出のサンプラで
再び甲斐さんと会うことの出来たこの2月で、抜けていた歳月の埋め合わせには
一区切りついた感があります。
なかなかこれは誰かと共有できる感覚ではないなとも思い
YOUTUBEも一部を除いて消してしまった。
それぞれ距離のとり方が異なるように、私なりの距離感もあって
それを大事にしていきたいと思ってます。抽象的だけど。
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