「ガラスの仮面」 49  美内すずえ | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.


仕事帰りに携帯に入ったミッションに従い、買ってまいりました。
待ちに待った49巻です。

とはいえ、あいも変わらず堂々巡りでまたもやほとんど進展なし。
3歩進んで4歩下がる状態が続いている。

紫織さんはますます狂乱し、もはや八百屋お七状態。
真澄の責任を問う、鷹宮一族もなんだかねえ・・・。
こんな状態で結婚したところで、幸せになんかなれっこないって。
それより回復願うならまずは専門医なのではないかと。
とにかく彼女を何とかしてあげてください。

いや、まじめに考えたって仕方ないんだけど・・・なにしろ
この作品昭和50年開始だそうで、そのころからのつきあいの
私としては、やはり思いいれもあるのです。

真澄は仕事以外、マヤは演技以外ではどちらも全く未完成。
その気がないのに、誤解を招くような言動で結局人を傷つける。
純というよりも愚鈍にみえるし、そういう点ではふたりとも良く似ている。
このごろは何かあるごとに女優の仮面がかぶれなくなるマヤだけど
もって生まれた資質だけではもう、ストイックに役柄を追い求める
孤高の努力人・亜弓さんに敵わないかも。

そして相手の実力を全く理解できないままいまだにマヤたちを
見くびった言動を取っている小野寺・赤目も本当に才能があるのだろうか?
こんなのと組まされる亜弓さんはただただお気の毒としか言いようがない。

今回光っていたのは、聖さんのファインプレイと月影先生の
「魂のかたわれ」についてのお言葉。
でも、ここまで誰をもぼろぼろになるまで追い詰めてしまった
「紅天女」の存在価値に私は今や疑問すら感じております。
これも月影先生の怨念というか執念ゆえなわけだけど、
もうちょっと冷静になってくださいな。

ああイヤ・・・マジになってはいけないのだわ。
私も冷静にならなくては・・・でもこんなに入り込んでしまうのも
やはりすんごい作品だからなのかも。

試演ができるまでには少なくともあと5年はかかると見た。


驚いたことにこんなものが一緒に発売されていた。
白水社って本当にヘン・・・だけど勤務してみたい。

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