甲斐よしひろの好きな100冊の本の1冊でもあります。
少し前に読んだ「1973年のピン・ボール」で、ようやく村上春樹の描くものは
「小説なんだ!」と理解できたワタクシでした。
そんなことに加え、とりあえず順番に読もうと初期の三部作から順に読んできた
こともあってか、この作品は最初からすんなりと実に楽しく読むことができました。
ミステリーのようなSFファンタジーのような味わいもありますね。
新宿に東京駅があったら、それは何駅?というのと似たようなことは
私が昔から(そして今でも)考えること・・・こういうベースがあるから
やはり私は村上春樹を読むのだろうと思います。
羊男は、多分人気キャラクターだと思うし嫌いではありませんが
私はどうもこの作品には出てきて欲しくない気がします。
SFもファンタジーも好きでよく読む私だから、異形の動物(人を含め)には
違和感を持つことはないのですが、被り物がダメなのかな・・・。
また名前を持たない女の子が出てきた。なぜなんだろう?
俄然読む気がわいてきて2冊を数時間で読んでしまった。
まだまだこれからです。
羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)/村上 春樹

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