
双子・・・うらやましいです。
私も双子に生まれたかったし、結婚してからは双子が欲しかった。
男双子、女双子、男女双子の3種6人というのはどうでしょうか?
でももう遅いので、孫に期待。
双子を扱った小説や漫画もたくさんあるって、前にも書いたけど
村上春樹作品にも出てきましたよね。
そういうわけで以前一度読んだ本の再読です。
クリスマス前だし・・なんて思いまして。
これを最初に読んだ当時はまだ「ノルウェイの森」、エッセイ、
翻訳物程度しか村上作品は読んでいなかったので、ここでの登場人物の
誰のこともわからなかった。
というか・・・他の作品とかかわりがあるなんて思いもよらなかったのが
正直なところ。
でも実はあったんですね~。初期の3部作から先ほど書いた
「羊をめぐる冒険」あたりまで登場してきた人たちがオールスター?の
ごとく出演していました。
そしてあの名前のない双子もここに!
でも、洋服には208と209という数字が書いてある。
そうすると、以前読んだ村上氏の理想の双子姉妹との交際は
やはり難しいのではないかと思ってしまいました。
それぞれの個性が際立ってはいけないというようなことを
エッセイで書いていらした。
となると・・・208と209という番号では、偶数が好きか
奇数が好きかですでに「特別感」は出てしまうと思うし、
右と左にしたって、利き腕次第ではやはり特別感が出てしまうと思う。
それに共にいるうちに、やはり二人の個性の差にも気づくでしょう。
だから、双子ではなくクローンでないと多分村上春樹の理想には
届かないのではないか・・・なあんて思いました。
村上春樹がどうでも良いことにこだわるように、私もささいなことに
引っかかってしまうのでした。本筋とは別物でしたね。
熱烈ファンにはなれないけど、お話自体は悪くはないと思います。
こんな感じで出てくる羊男なら「羊をめぐる冒険」においての
それよりもずっと私は好きですね。
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