こんばんは。今日もさわやかな1日でしたね!
さて、そろそろブログにも慣れてきたような
気がするので、私の愛する者たちをご紹介
して参りたいと思います。
まずは何といっても唐辛子です。
職業にしちゃうくらいですから
相当愛してます。
今日は一躍有名になった「Habanero」から。
普通に、ローマ字読みをしてハバネロと
呼ばれていますが、ラテン系の言語を
学んだ方ならご存知のとおり、「H」は
発音しないのが、現地流。
「アバネロ」・・・・これです!
私がネットショップで取り扱ってからしばらくして
「暴君ハバネロ」が登場し、一気にその名が
知られるところになりました。
日本人はすぐに熱くなりますからね。
ブームの恐ろしさを身をもって知りました。
私は、辛いものが大好きですが、辛いだけじゃ
ダメ!おいしさも楽しまなくてはイケナイと
思っています。
最初にアバネロを知ったのは、いまはもう
輸入されていない、メヒコ(メキシコですね)の
サルサからでした。↓この子たちです!
ものすごーくおいしくて辛いのに本当に残念。
これがもう信じられない辛さ・・・なのに
超美味で感動したのです。
これだ!と思ってすぐに輸入商社にコンタクトし
ネットショップでの販売を開始したわけです。
その後、知り合ったのが、日本でも1、2を
争う唐辛子の専門家オクユキさんでした。
彼女は国際的に活躍するお忙しい方なのですが
オフのときは、農家の方も驚くくらいの手間暇を
かけて唐辛子を育てています。
彼女が、私のHPをたまたまご覧になり、
「私と同じ思いの人がいる」と、電話をくださったのが
おつきあいの始まりでした。
やりとりが続くうちに、ふたりの思いを商品に
しようということになり、唐辛子お楽しみパックなる
ものに挑戦しました。
それに加えて、アバネロだけに特化したパックも。
その時扱っていたのが、以下のアバネロ君たちです。
たとえばこれは「カリビアンレッドアバネロ」
スコヴィル値 550000です!すごいでしょ?
(タバスコが2500スコヴィル程度。想像を絶しますね!)
カリブ海沿岸で育った種で通常のアバネロよりも辛いです。
こちらは「カリビアンオレンジアバネロ」
スコヴィル値は500000だそう。
オクユキさんからとうがらし君たちが届くと
軍手をはめて仕分けしましたが、それでも
軍手を通してひりひりと手が痛みます。
その手で目なんかさわろうものなら、もう大変。
本当に凶器になりかねない、唐辛子くんなのです。
でも姿かたちはかわいらしくて、つやつや輝く
アバネロには本当に癒されましたね~。大好き♪
アバネロは香水のような香りがするといわれて
いますが、確かにそうでした。
これでますます唐辛子熱が高まっていった私
なのですが、もう0時過ぎちゃったので続きはまた・・。
でもせっかくなのでTIPSとしてアバネロのレシピを
ひとつご紹介しますね。
これはお客様に教えていただいたものなのですが
大変に簡単でおいしいのでぜひおためしください。
もしアバネロが入手できなかったら、他のトウガラシで
試してみてもいいかもしれません。
乾燥しやすいタイプよりも、肉厚の水分たっぷりの
タイプのトウガラシのほうが向くと思います。
ご本人のご留学当時の風が吹き込んでくるような
素敵な文章ですので、皆さんにも楽しんでいただくため、
当時のメールをそのまま掲載させていただきます。
(ご本人了承済みです)
『調理時、刻むときは、扱い馴れたアフリカンやカリビアンの
女性でもほとんどの人が手袋をするようです。
ぼくは面倒なので、ジュースが手に付かないように慎重に
刻みますが、それでもそのあとトイレに行く前には洗剤と
お湯でよく手を洗います(笑)。
刻んだ後のまな板にお湯を掛けると、その湯気で思いっきり
むせてしまいます。
パリのアフリカ料理屋では、刻んだ唐辛子をサラダオイル漬けの
コンフィにしたものの瓶がテーブルに置いてあります。
ちょっと高級な店になると、全ての料理に赤く熟した唐辛子が
一個丸まんま、軽く茹でて柔らかくし、ナイフで細かく
切りやすくしたものが載ってきたりもします。
いずれにしても、これがないとアフリカ人は食事をした
気にはならないはずです。
友人のアフリカ人たちの家庭に遊びに行って、いろいろと
加工法を見てみると、最も多いのは、唐辛子1個につき小さな
タマネギ1/4個くらいを、一緒にザク切り~荒みじんにして
小さな器に入れ、上から軽く塩をふり、浸透圧で両方の
ジュースがしみ出てきたらフォークの背でよくつぶし、
サラダオイルを少量かけて混ぜたものをそのまま食卓に置く、
というやり方です。
これだと食べ残しても冷蔵庫でしばらく持ちますし、
オイルのコーティングによって、辛みも香りも逃げないのです。
数日たった方が余計に辛いくらいです。
ぼくも、いつもそのように加工します。』
私はこのサラダオイルの部分を、チポトレとにんにくを
漬込んだエクストラバージンのオリーブオイルで代用しました。
出来上がったこのコンフィ、美味ですが大変に辛いので
使用量に 注意して下さい。
パスタにちょろっと混ぜてみましたが、新陳代謝の悪い
ワタクシも大汗かきました。一瞬甘いような気がした後に
どどーっと押し寄せる辛さの快感。お試しくださいね。
特に酢漬けがあまり好みでない方には酸っぱさもなく
本当においしくいただけます。
ご自身の辛さ耐久度に合わせて唐辛子の種類をお選びください。
尚、生唐辛子、特にハバネロ系は本当に危険です。
文中にもありますが、使い慣れた現地の人も手袋を利用しています。
目などこすったら大変なことになりますので
くれぐれもご注意くださいね。
アバネロは熱を加えると、測定不能の辛さになりますので、
生か半生で 召し上がるのが一番。
ドレッシングなどに刻み込んでいれると眼にも鮮やかで
お楽しみいただけます。
*「コンフィ」とは、油や酢、砂糖に漬けた食べ物のことだそうです。
to be continued・・・