先日、大変お世話になった伯母が亡くなって最後のお別れをしてきたのですが、生きているうちに（自分も相手も）会いたい人には会っておかないと後悔するね。
伯母はいい家に嫁ぎ、厳しかったが、反面、少なくとも俺には慈悲深く、どれだけお世話になったかわからない。俺が子供の頃に学んだ作法とかの半分以上は伯母に仕込まれていると思う。甥として、これ以上ないくらい本当に可愛がってもらった。
親戚の訃報に接して泣いたのは初めてかも知れない。俺は父親が死んだ時も泣いてないから。ま、俺も年齢的に涙腺が緩くなってるだけかも知れないけどね。
大人になってからは、伯母に会う機会もほぼなくなり、それでも近年体調を崩して施設に入院してるのを知って会いたいとは思っていたけど、そこでコロナですよ。結局は会わずにお別れを迎えました。
そして、また別な叔母が国指定の難病で入院してるんだけど、甥の立場だと今なお面会が叶いません。この冬はインフルとコロナが流行ったせいで親族でもダメだったって。
こちらの叔母にも散々可愛がってもらったのでやはり会っておきたいが、残念ながらもう病気が進行して寝たきり。話すことも何もできない状態だと。恐らく会うことは叶わないだろう。
もちろん、会いたいのは親戚だけではない。むしろ親戚より、友達や先輩後輩などの他人の方が会いたい人は多い。俺だけじゃなくみんなそうじゃないかと思う。
自分は今のところ健康だけど、年齢的に人生の最終コーナーあたりを走ってるとは思うので、自分が会いたいと思う人には会っておきたいし、会いたいと言ってくれる人には喜んで会いたい。
合わせる顔がない、バツが悪いということもあるだろう。でも自分がオファーを受ける側なら全てを水に流して会いたいと思える年齢になったようだ。躊躇する理由にはならない。
現段階で連絡の取れるリアルな友人知人はまだチャンスはある。でも、会いたくてももう連絡先すらわからない人も少なくないし、Twitterやアメブロでやり取りしてるだけの人だって会いたい人はいるし、まあ色んな人に会っておきたいものですね。
同時に、行きたい場所、やりたい事にも意識を向けたい。残されたわずかな時間をどう使う？仮に命だけは長生きしたとしても、身体を動かせるのはいつまでなんだ？
最近、メルカリでドラムを買った。Rolandの電子ドラム。家で叩きたいから。うちは一般的な75平米タイプの3LDKのマンションなんだけど、まあ狭い。なので、差し当たって俺の寝る場所を削ってドラムを置いた。毎日叩けて本当に楽しい。あ、俺はリビングに寝てるよw
会いたい人に会う、行きたいところに行く、やりたい事をやる。その全てにおいて、やらない後悔だけは避けたいと強く思った次第。そう、もう本当に時間が無い気がしてならない。